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皮膚を守りながら美白する 理想的な美白剤を

第2話 理想的な原料との出会い

探索スタート

研究開発部 永田秀尚
研究開発部 永田秀尚

理想的な美白剤として、皮膚を守りながらメラニンを減らす「自己回復タンパク質(HSP70)」を増やす原料が有望であることを第1話でお伝えしました。

そこで私たちは、自己回復タンパク質を誘導する原料を求め、熊本大学の研究グループと共同で探索をスタートしました。約600種類の天然原料を調査した結果、安全性と自己回復タンパク質を誘導する働きを兼ね備えたキク科の植物「ルーマニアアルニカ」にたどり着きました。

今回は、理想的な美白効果が期待できるルーマニアアルニカについて紹介します。

自己回復タンパク質を増やす

ヨーロッパに咲く、アルニカの花
自己回復タンパク質(HSP70)を増やす

アルニカは、ヨーロッパ山岳地帯の牧草地に生息する多年草で、右の写真のように、黄色のかわいい花を咲かせます。ヨーロッパでは、古くから外用薬として、打ち身や切り傷などに使用されてきた植物です。

ヨーロッパの中でも、ルーマニアのカルパチア山脈で生育するアルニカ(ルーアニアアルニカ)に注目して研究開発を行ってきた私たち。まずは、花から抽出したエキスを用いて、自己回復タンパク質を増やす力を確かめました。

右の図に示す通り、細胞に抽出エキスを処理したところ、自己回復タンパク質がとても増える事が分かりました。

お肌を守る自己回復タンパク質は、残念ながら年齢とともに減少してしまいます。今回の研究からルーマニアアルニカは、私たちが本来持つ「お肌を守る力」を補ってくれることが期待できます。

ルーマニアアルニカの美白作用

メラニン量を減らす力

自己回復タンパク質を増やす力が確認できたルーマニアアルニカ。次は、美白効果を調べるため実験を重ねました。

シミの原因は、メラノサイトという細胞が作り出すメラニンです。そのため、原因となるメラニン量を減らすことができれば、お肌において美白効果が期待できます。

それでは、右のグラフをご覧ください。抽出エキスを添加した細胞では、無添加の細胞に比べ、つくられるメラニン量が半分以下になることが分かりました。

この結果から、ルーマニアアルニカは美白作用を持つことがわかりました。

理想を目指した研究

自己回復タンパク質を増やすルーマニアアルニカ

第1話で説明した通り、メラニン量を減らすだけでは、お肌が無防備になることが危惧されます。しかし、ルーマニアアルニカは、自己回復タンパク質を増やすことで、「お肌を守る力」と「メラニンを減らす力」を併せ持つことが分かりました。

理想的な美白原料にたどり着いた私たち。しかしながら、原料を見つけただけでは、商品にはなりません。 有効濃度・安全性・安定性の確認など、お肌で安全かつ有効に働くための研究が必要でした。 さらに、他の原料との相性を確認する研究を重ね、気付けば原料の探索から、数年の歳月が。

自己回復タンパク質と、健やかな肌の関係も同時に明らかにしてく中で、ルーマニアアルニカが非常に有力な素材であることは間違いありません。この植物の効果を最大限に引き出すために、有効成分の特定など、様々な共同研究はまさに今も続いています。

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