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時間(とき)と自然と人が育てる 長白参

第2話 長白参の秘めた力

新しい力を引き出す“発酵”に迫る

基礎研究グループ 野口雅彦
基礎研究グループ 野口雅彦
新しい力を引き出す“発酵”に迫る

私たちの何気ない日常において、お肌にダメージを与えるものはたくさんあります。わかりやすいものを挙げれば、ホコリやゴミ。春先には花粉の刺激に悩む方も多くいらっしゃいます。

ここでは、健やかなお肌のために有効な長白参の「発酵」についてお話をしていきます。その前に、健やかなお肌づくりの仕組みをみてみましょう。

健やかなお肌を守っているのは?

角質層

お肌の一番表面にあたる層のことを角質層と言います。
わずか0.02mmのこの層は、実は死んでしまった細胞が集まったもので、硬いタンパク質で覆われ、外部の刺激を跳ね返す壁のような役割をします。
ここで外部の攻撃を阻止することが、健やかなお肌を保ち続けるための第一条件と考えていいでしょう。

また、肌内部の水分が蒸発して乾燥しないように、肌表面に分泌されるのが天然のクリームといわれる皮脂膜です。皮脂膜は汗と皮脂でできており、角質層が剥がれるのを防ぐ重要な働きをもっています。

角質層では角質細胞がブロックのように重なっています。この細胞の隙間を埋めるために細胞は細胞間脂質という成分を作ります。その主成分がセラミドと呼ばれています。

セラミドによる保湿とバリア機能の維持

油に近い性質であるセラミドは角質層の水分を維持する役割をしています。また外部の刺激から守る働きも果たしています。加齢などが理由でバリア機能が低下すると乾燥を引き起こすだけでなく、お肌の中へ刺激物質の侵入を許し、肌荒れを起こしてしまうことになります。
つまり、セラミド不足はお肌のトラブルを引き起こす原因になるのです。

セラミドの役割

“発酵”による長白参の進化

これまでに、セラミドを作る働きを高める植物として、クリスマムマリチマムという植物を見出しました。

しかし、さらに原料を探索していく中で、非常に興味深い成果を得ることができました。それは長白参エキスの素材研究から生まれました。

そこで効果が見出されたのが、長白参を発酵させたエキスです。自然現象の発酵により原料の持つ成分が変化し、新しい生理活性をもった物質が生成されることがありますが、これにヒントを得て長白参エキスを発酵することを試みました。条件の検討などを繰り返し、さまざまな試験を行った結果、セラミド量を増加させる働きが見出されたのです。

納豆
発酵させた味噌や納豆が健康づくりに有効なのと同じように、植物の力を引き出すためには素材に加え、抽出方法なども大切な条件なのです。

セラミドを増やす長白参の新たな力

セラミド生成の促進効果

右のグラフのとおり、セラミドを増加させる働きがみられました。その他にも長白参発酵エキスにはメラニン合成を抑える働きもあることがわかりました。生理活性効果の高い長白参を発酵という方法によって、また新しい力を引き出すことができました。
これは、自然の力を余すことなく引き出したいという考えで研究を進めたひとつの成果です。長白参発酵エキスの製品化に向けては、安全性と安定性の確保、においや使い心地の改善などの課題をクリアし、実用化されました。

基礎研究グループ 野口雅彦

同じ素材でも、手を加えることで効果を引き出すことや、高めることができます。自然素材の奥深さと可能性の広さを改めて感じる研究でした。

時間(とき)と自然と人が育てる 長白参