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自己回復タンパクの新しい力 自己回復力でシワを防ぐ

第2話 自己回復タンパクでシワ予防

注目の自己回復タンパク

研究開発部 永田秀尚
研究開発部 永田秀尚

第1話では、コラーゲンの「生産と分解のバランス」が崩れることでシワができることを説明しましたが、理解していただけたでしょうか?

今回は、シワ研究における最新の結果、「自己回復タンパク(ヒートショックプロテイン)によるシワ予防」について説明します。

シワを増やさないように、日頃からケアをしている方や、実際の年齢よりも若く見られたい方は、ぜひ今回の内容を参考にして、日々のお肌ケアに活かしていただければと思います。

線維芽細胞を守る自己回復タンパク

自己回復タンパクは、別名「HSP70:熱ショックタンパク質」と呼ばれ、「自らの力で」私たちのお肌を守ってくれるタンパク質です。(詳しくは「お肌を守る HSP70」をご覧ください。)

私たちは、このような働きを持つ自己回復タンパクが「シワ」を防いでくれるのではと期待し、慶應大学との共同研究を行ってきました。そこで、第1話で紹介したコラーゲンの生産と分解に対する自己回復タンパクの働きを調べてみました。

まず、コラーゲンの生産工場である線維芽細胞を自己回復タンパクが保護するか実験しました。その結果、右のグラフのように、紫外線によって増える線維芽細胞の細胞死が、自己回復タンパクを増やした細胞では、あまり起こらないことがわかりました。この結果から自己回復タンパクは「線維芽細胞を守ること」でコラーゲンを生産する力を維持することが分かりました。

コラーゲンを守る自己回復タンパク

次に、自己回復タンパクがコラーゲンの「分解」に影響をあたえるか検討しました。

お肌を支えるコラーゲンやエラスチンは、コラゲナーゼやエラスターゼなどの分解酵素によって壊されてしまいます。そこでこれらの分解酵素に対する自己回復タンパクの効果を調べてみると、自己回復タンパクを増やした細胞では、代表的な分解酵素であるMMP2の量が約半分に減ることが分かりました。

また、紫外線によって増えるMMP9やエラスターゼなどの分解酵素も自己回復タンパクによって減少することも明らかになりました。

これらの結果から、自己回復タンパクは分解酵素を減らすことでコラーゲンの生産と分解のバランスを整え、お肌のコラーゲンを守ってくれることが分かりました。このような働きから、自己回復タンパクはお肌のハリを保ってくれることが期待できます。

シワを防ぐことが期待される自己回復タンパクの働き

自己回復タンパクを増やしてシワ対策

今回の研究から、自己回復タンパクを増やすことでシワを防いでいく仕組みが明らかになりました。それではいったい、どのようにして自己回復タンパクを増やせば良いのでしょうか?

最も効果的な方法として、お肌を温めることが考えられます。
自己回復タンパクは、別名「熱ショックタンパク質」と呼ばれる通り、お肌を温めることで増えることが知られています。

そのため、お風呂や蒸しタオルなどでお肌を温めることでシワができにくい健康的な肌になることが期待できるのです。
もしかすると日本人にお肌がきれいな人が多いのも、お風呂に浸かる習慣があるからかもしれませんね。

また、これまでに我々は自己回復タンパクを増やす原料の探索を行ってきました。(詳しくは「厳選された素材 野馬追(ヤバツイ)」をご覧ください。)
今回の研究から、これらの原料にはシワを防ぐ働きが秘められている可能性があります。

これから、ぜひ皆さんも自己回復タンパクに注目したシワ対策ケアを試してみてはいかがでしょうか?

様々な名前で呼ばれる自己回復タンパク

自己回復タンパクは、「熱ショックタンパク質」「HSP70」「ヒートショックプロテイン」など様々な呼び方で表現されます。

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