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- 皮膚を守りながら美白する 理想的な美白剤を 〜第1話 理想的な美白剤を目指して〜
皮膚を守りながら美白する 理想的な美白剤を
第1話 理想的な美白剤を目指して

お肌に紫外線があたると、どうして黒くなってしまうのでしょうか?それは、紫外線からお肌を守るためにメラニンが増えるからなのです。

右図のように、メラニンは紫外線を遮断する働きがあり、お肌を守ってくれています。そのため、メラニンを減らす美白をしてしまうと、本来遮断できた紫外線によるダメージ(炎症やDNAの傷)が増えてしまい、しみや病気になる可能性が増えるのです。
白い肌には憧れるけど、紫外線は怖い。それでは、この美白にまつわるジレンマをどうしたらよいのでしょうか?

メラニンを減らすだけの美白ではなく、「お肌を自分の力で守りながら美白すること」が重要なのです。
以前私たちは、自己回復タンパク質(HSP70)が紫外線ダメージからお肌を守ることを明らかにしました。(詳細は「厳選された素材 野馬追(ヤバツイ)」もしくは、こちらのサイトをご参照ください。)
もし、この自己回復タンパク質が美白作用を兼ね備えていたら、「皮膚を守りながら美白する」という自己回復力を活かした理想的な美白が可能になります。熊本大学と再春館製薬所の共同での探求が始まりました。
研究は3年に及び、メラニンを産生する細胞の中で自己回復タンパクが増えることで、メラニンの過剰な産生を抑えることがついに実証されました。(右図)さらに、様々な実験から自己回復タンパク質がメラニンを減らすメカニズムまで明らかにし、国際誌に論文を発表しました。
ここまでの研究成果から、自己回復タンパク質には、大きく分けて2つの働きがあることがわかりました。それは、(1)紫外線のダメージを減らす働きと(2)メラニンを減らす働きです。
この2つの働きをもつ、自己回復タンパク質を増やすことができれば、肌への負担も少なく、自然で理想的な美白が実現できると考えられます。

理想的な美白を実現するため、熊本大学と再春館製薬所では、自己回復タンパク質を増やす天然原料の探索を行いました。
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