蜜香紅茶に抗炎症効果が
あることを発見
2020.12.01
研究
再春館製薬所 研究開発部は、紅茶の一種である「蜜香紅茶」に抗炎症効果があることを発見しました。
蜜香紅茶は日本ではあまり馴染みがありませんが、台湾では高級茶として知られており、同じ茶葉で約8回煎じることが出来きる程の濃厚さを持っています。「ウンカ」という小さな虫が茶葉を噛むことで、身を守るために抗酸化力の高い防御成分をつくりだし、この防御成分が紅茶を作る際の発酵工程によって蜜の香りへと変化します。
この蜜香紅茶の茶葉を再春館製薬所独自の評価法である「SAS system」で評価したところ、抗炎症効果があることがわかりました。
年齢肌を再現した再春館独自の
評価法、SAS systemとは
植物エキスの効能効果は『細胞』を用いて評価するのが一般的です。しかし試験で使用する細胞は基本的に生まれたての細胞であるため、実際に製品などで使用される方の肌年齢に沿っているわけではなりません。
再春館製薬所では『年齢肌』に効果があるかを追求しています。今回、年齢肌を模した、老化した細胞を樹立し、独自の評価システム『SAS system(SAISHUNKAN Aging selection system)』を確立しました(図.1)。このシステムを用いて原料評価を行うことで、年齢肌に効果のある原料の選定が可能になります。

年齢とともに増える炎症物質を
抑える蜜香紅茶
SAS systemで蜜香紅茶を評価したところ、紫外線を浴びると赤くなるような一時的に現われる増える炎症物質ではなく、年齢とともに増え続ける炎症物質を抑制する力が高いことがわかりました(図. 2)。蜜香紅茶はまさに、年齢肌専用の植物エキスであることが今回の試験で明らかになりました。

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