再春館製薬所 研究開発部

1年間にわたる長期社内モニター試験による、
スキンケアがもたらす肌への影響についての検証結果

〜再春館製薬所のスキンケア製品がもたらす「守る力」と「攻める力」〜

2026.09.17

研究

背景と課題:肌を健やかに導く「上流」へのアプローチ

再春館製薬所では、スキンケア製品の開発において、目に見える肌悩みへの対処にとどまらず、いかに肌を根本的に健やかな状態へと導くかを重要な研究テーマとしています。

今回、効果検証を行った製剤(以下、該当製剤)のポイントは、「肌体力の底上げ」と「炎症の抑制」に着目している点です。

細胞レベルへのアプローチを通じて、「ダメージをため込まない肌」をつくることを目指して開発されました。

研究アプローチ:実際の使用環境に近づけた、
人の肌での長期検証

上記のアプローチが実際の肌にどのような変化をもたらすのかを明らかにするためには、人工的な皮膚モデルを用いた短期間のテストだけでは、日々の積み重ねによる細やかな変化を追うことは困難です。

私たちは、実際の人の肌でのモニター試験を実施し、専門の機器を用いた客観的なデータに基づく検証を重視しています。

毎日のスキンケアによって肌がどう変化していくのかを客観的に把握するため、社内での長期モニター試験を実施しました。

期間:2025年5月〜2026年5月の1年間
対象者:30代以上の社員 23名
条件:該当製剤を毎日、朝晩、規定量で継続して使用

研究の成果:1年間の継続使用による3つの検証結果

モニター対象者に1年間ご使用いただいた結果、該当製剤の継続使用において以下の変化が示唆されました。

① 過酷な環境に負けない「守る力」

肌内部で起きている「微弱な炎症」は、赤みにとどまらず、乾燥やシミ、シワ、たるみといったあらゆる「肌の不調(エイジングサイン)」を引き起こす一因と考えられています。

今回の試験では、この不調の指標となる赤みの低下が確認されました。

画像解析においても炎症の広がりが抑えられている傾向が見られ、「上流での炎症抑制」への寄与が示唆されています。

図1:モニター開始時とモニター終了時のa値の比較(*p<0.05)

図2:モニター開始時とモニター終了時の赤みの比較(ANTERA 3D)

② 今ある状態からの「攻める力」

再春館製薬所の社員はすでにスキンケア習慣があり、肌状態が比較的良好な方が多く、今回のモニター協力者も同様の傾向にありました。

しかし、そのような対象者であっても、該当製剤の継続使用によってコラーゲンの増加傾向が確認されました。

さらに、中にはエコー画像において、コラーゲンが増加している様子が視覚的にもはっきりと確認できた方もいました。

図3:モニター開始時とモニター終了時のコラーゲン密度(Intensity Score)の比較(†p<0.1)

図4:モニター開始時とモニター終了時のコラーゲン密度の比較(Derma Lab)

さらに、1年間の使用でフェイスラインの角度に変化が見られ、たるみに対する良いアプローチとなっていることが確認されています。

図5:モニター開始時とモニター終了時のフェイスラインのたるみの比較(VECTRA)

③ 若々しい肌状態の「持続力」

肌画像解析装置(VISIA)を用いた結果、1年が経過して実年齢を1歳重ねても、肌年齢は実年齢マイナス5歳を維持する傾向が見られました。

図6:モニター開始時とモニター終了時の実年齢と肌年齢の比較(VISIA)

特にエイジングサインが現れやすい実年齢40歳以上の対象者に絞った解析においては、1年後に実年齢を1歳重ねても、肌年齢は維持されることが確認されています。

図7:実年齢40歳以上の対象者におけるモニター開始時とモニター終了時の実年齢と肌年齢の比較(VISIA)

まとめ

本研究の結果、該当製剤を毎日、朝晩、規定量で継続使用する習慣は、トラブルの要因となる微弱炎症を抑える「守る力」、コラーゲン密度の向上やたるみへアプローチする「攻める力」、そして良好な肌状態を維持する「持続力」に寄与する可能性が示唆されました。

本知見は、お客様の肌本来の力を引き出す製品設計や、より適したお手入れ方法の提案に、今後も活かされていきます。

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