原料の力を引き出す
漢方の知恵
第4話 ビタミンCとの相乗効果


漢方の理念を科学する
〜相乗効果〜

老化研究所の研究には漢方の理念と力がしっかりと息づいています。
そもそも漢方薬は長い歴史の中でつくられた複数の原料の最良の組み合わせです。それぞれの原料・成分が単独では発揮できない力を生み出すことが漢方薬の特徴なのです。
このような“相乗効果”の研究も私たちは行っています。
その成果の一部を順に見てみることにしましょう。
ビタミンCがもたらす
肌への効果

まず皆さんにご覧いただきたいのが、ビタミンCの肌への働きです。
ビタミンCには、黒色メラニンから無色の還元型メラニンへと変化させてシミを目立たなくする作用があります。
肌の老化やくすみの原因となる活性酸素の除去を助ける働きもあります。
そして、意外に知られていないのがコラーゲンの生成と保持に欠かせないのもビタミンCだということです。
しかし、私たちはこれで満足することはありません。もっとこの効果を上げる方法―、そのひとつが“相乗効果”なのです。
相乗効果がもたらす
肌のコラーゲンづくり

数々の実験よりたどり着いたすばらしい“相乗効果”をご覧いただける実験結果があります。
長白参発酵エキスは単独ではコラーゲン効果をあまり発揮していませんが、ビタミンCを組み合わせることで、無添加と比べてコラーゲン生成量が約2倍になることが確認できました。
ひとつの原料で得られる効果以上のものを発揮することができるのが“漢方の知恵”=“相乗効果”です。
もともと、長白参は「五臓を補い、精神を安じ、動悸を鎮める」と伝えられてきたそうです。
しかし、ビタミンCと組み合わせると、コラーゲンの合成を促進させる相乗効果をもたらしてくれるのです。

