原料の力を引き出す
漢方の知恵

第2話 修治を活かした原料開発
長白紅参エキス

修治を活かした
原料開発

第1話では、漢方の知恵として、生薬の力を引き出す「修治」について紹介しましたが、お分かりいただけたでしょうか?
私たちは、様々な修治を施しながら原料の開発に取り組んでいます。特に、貴重な原料においては、隠れた力がまだあるのでは?と考え、たくさんの修治を試しています。
今回は、様々な試行錯誤を繰り返した結果、「修治」によって新たな働きが見つかった「長白紅参エキス」について紹介します。


“蒸す”ことによる
長白参の進化

細胞を守る働きのグラフ

「長白紅参エキス」は、長白参をまず蒸した後に水抽出したエキスです。 この“蒸す”という修治を加えることで、普通に水で抽出したエキスには見られなかった「肌を守る働き」を引き出すことができたのです。

こちらのグラフをご覧ください。何も添加していない細胞では、紫外線によってダメージを受けてしまいます。 しかし、あらかじめ長白紅参エキスを添加した細胞では、紫外線によるダメージが非常に低いことが分かりました。

私たちの肌は、細胞一つ一つが元気に働くことで美しい肌を保っています。 しかし、常に紫外線などのストレスに曝されているため、細胞にはダメージが蓄積し、肌の美しさも失われてしまうのです。

今回の結果から、長白紅参エキスは細胞を守ることで、肌が本来持つ美しさを保ってくれることが期待できます。

新たに見つかった働き

グラフ@

肌を守る働きが明らかになった長白紅参エキスですが、まだまだ隠れた効果があるのでは?と考え、さらなる研究を重ねてきました。 その結果、「メラニンの生成を抑制する」効果があることも、新たに分かりました。

こちらのグラフをご覧ください。メラニンを増加させる薬剤を用いて細胞実験を行ったところ、長白紅参エキスを添加した細胞では、 無添加の細胞に比べて、メラニンの量が少ないことが分かりました。

通常、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されます。しかし、メラニンがつくられすぎたり、ターンオーバーのサイクルが遅くなると、 メラニンが肌に過剰に蓄積され、シミやくすみにつながってしまいます。

今回の結果から、長白紅参エキスが、メラニンの生成を抑えることで、シミやくすみを防ぐ可能性が考えられます。

研究成果一覧へ TOPページへ