再春館製薬所 研究開発部

再春館のコラーゲンへの
こだわり

Saishunkan's commitment to collagen

吸収方法の追及

コラーゲンは、皮膚や食べ物を通じて摂ることができますが、原料や形によって吸収されやすいコラーゲン、吸収されにくいコラーゲンがあります。コラーゲンの原料として、再春館製薬所が着目したのが「マリンコラーゲン」です。 魚のウロコや皮を原料にした「マリンコラーゲン」は、牛・豚・鳥を原料にした「動物性コラーゲン」に比べて、体に吸収されやすいとされています。

コラーゲンのピラミッド表

さらに、再春館製薬所では、原産国・魚の種類・使う部位にもこだわりがあります。
再春館製薬所がマリンコラーゲンとして選んだのは、南国で有名なタイのアンダマン海で捕れるハモのコラーゲンです。ハモの皮は弾力が高く、質の良いコラーゲンを抽出することができます。ただし、背中側の皮はメラ二ンが多く含まれているため、腹側の白い皮のみを使っています。また、コラーゲンは、熱によって変性(=形が崩れて性質が変わること)してしまいます。しかし、暖かい海で泳ぐハモのコラーゲンは、熱による変性が起こりにくい性質もあります。

鱧(ハモ)

希少なX型コラーゲンの
確実な摂取

実は、コラーゲンは、働きや構造によって複数の種類があります。その中でも、希少とされているのが「X型コラーゲン」です。X型コラーゲンは、皮膚に多く存在しているT型コラーゲンや、柔軟性を与えるV型コラーゲンの弾力を保つ働きがあります。しかし、普段の食事から摂ることが難しいコラーゲンのため、X型コラーゲンをしっかり摂取するためには工夫が必要です。
そこで、再春館製薬所では、X型コラーゲンを抽出するため、イカの軟骨を原料として選びました。 実は、イカの軟骨は、魚の皮に比べてX型コラーゲンが豊富に含まれています。さらに、抽出したX型コラーゲンを、しっかり摂取できるようにすることも着目しています。

イカ

コラーゲン吸収後の
仕組みにも着目

コラーゲンは「アミノ酸まで細かく分解しなければ吸収されない」と言われてきました。 しかし、近年では、少しだけ大きい状態(ペプチド)であれば吸収されることが分かってきました。ペプチドとして吸収された後、体のあらゆる細胞に届けられ、細胞の中でコラーゲンとして再び合成されます。
その時、ペプチド以外に必要なものがあります。 それは、「ビタミンC」と「鉄」です。コラーゲンだけ摂るのではなく、ビタミンCや鉄も一緒に摂ると、効率的にコラーゲンを吸収することができます。 特に女性は鉄が不足しやすいので、意識して摂るようにしましょう。

コラーゲン吸収後の仕組みイメージ

質の良いコラーゲンを生む

再春館製薬所では、コラーゲンに対して良い働きをする原料や体の仕組みについても研究しました。コラーゲンに対して良い働きをする原料はたくさんありますが、その中でも「桜酵母」「パール柑」という2つの原料に着目しました。

「桜酵母」は、再春館製薬所の敷地内にある桜の木から得ることができた酵母です。 たくさんある桜の木から少しずつ花を摘んでサンプルを1000個作り、その中からひとつだけ見つけた貴重な酵母です。
「パール柑」は、熊本県特産のブランド柑橘です。真珠色に輝く果肉とさわやかな香りがあり、甘酸っぱい味が特徴。 再春館製薬所は、熊本県水俣市の農家さんが40年以上「農薬不使用」にこだわって育てているパール柑を選んでいます。 パール柑が持つ効果だけではなく、地産地消の原料を使うということにも着目し研究を進めました。
「桜酵母」と「パール柑」の詳しい研究成果は、原料図鑑でご紹介しています。

原料図鑑:桜酵母

原料図鑑:パール柑

桜酵母・パール柑