再春館製薬所 研究開発部

再春館のコラーゲン研究

Saishunkan's collagen research

日本で初めてコラーゲンを基礎化粧品に配合した、
パイオニアとしての研究成果

再春館製薬所は、1974年に日本で初めてコラーゲンを基礎化粧品に配合し、それ以来50年以上コラーゲンの研究を続けています。

ここでは、再春館製薬所のコラーゲン研究の歴史をお伝えします。

1974年 日本で初めて化粧品に
コラーゲンを配合

コラーゲンは西ドイツのとある会社が長年の研究実験によって完成させた、タンパク質の天然エキスです。コラーゲンは保湿効果を持つことが確認できていましたが、当時はやけどなどの傷を治すことが主な用途でした。
私たちはこのコラーゲンの可能性にいち早く目を付け、化粧品への配合を試みました。
そして1974年、再春館製薬所研究開発陣は全ての化粧品メーカーに先駆け、日本で初めて化粧品へのコラーゲン配合に成功しました。

コラーゲンイメージ

1992年 コラーゲンを"作り出す"
アプローチに着目

1992年の時点では、「コラーゲンは外部から与えるもの」でした。
そこで私たちは、コラーゲンを体内で作り出すアプローチに着目。原料を探し求め、辿り着いたのが乳清エキスでした。
主成分のラクトフェリンは線維芽細胞の働きを助け、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促します。
これによりコラーゲンを与えるだけではなく、自ら作り出す機能を商品に持たせることが可能になりました。

乳清エキス

1997年 独自原料
「長白参」との出会い

乳清エキスを配合したあとも、より効果の高い原料が無いか、私たちは探求を続けていました。
そんな中で合ったのが、細胞を増やす働きを持つ長白参です。
コラーゲンを作り出す働きを持つ線維芽細胞に長白参エキスを添加したところ、細胞を守る働きとともに、細胞が増えることが確認できました。

長白参

2000年 低分子コラーゲンの採用

1999年まで、再春館製薬所では牛由来のコラーゲンを使用していました。
肌への浸透性にこだわって研究を続けた結果、通常のコラーゲンを1/1000サイズに低分子化したコラーゲンペプチドの採用を決定しました。このときから豚由来のコラーゲンを使用するようになりました。

豚

2003年 動物性コラーゲンから
海洋性コラーゲンへ転換

原料を豚に変更してからも、効果・安全性を追求した結果、2003年から海洋性コラーゲンを使用することを決定しました。
海洋性コラーゲンは動物性と比べ人間の体内に吸収されやすい、という特徴を持っているためです。また、魚の皮や鱗などの利用しきれていない部分を活用するため、環境にも優しいコラーゲンでした。

最初に採用した海洋性コラーゲンは、宇和島沖で獲れる「真鯛の鱗」から抽出したコラーゲンでした。

真鯛

2007年 優れた海洋性コラーゲン、鱧(ハモ)コラーゲン

海洋性コラーゲンの研究を重ね、辿り着いたのは鱧コラーゲンでした。
鱧の皮は脂質が少なく、純度の高いコラーゲンを備えており、他の海洋性コラーゲンと比べひときわ高い保湿力を持っていました。
2006年に鱧コラーゲンの実用化に成功し、2007年より商品への組み込みを行いました。

鱧(ハモ)

2009年 コラーゲンを正しく作る
アプローチの追加

2009年、再春館製薬所は紫外線ダメージからの回復を助ける熱ショックタンパク質「HSP70」の効果を国際会議で発表しました。
HSPがコラーゲンを正しく編み込み、コラーゲン生成を促進することがわかったため、これらを含む原料を選定し、商品への組み込みを行いました。

コラーゲン生成イメージ

2011年 コラーゲンの弾力に関わる
アプローチの追加

より効果の高いコラーゲンにするためには何が必要か?を考え、次に着目したのはコラーゲンの弾力、すなわち「肌のハリ」へのアプローチでした。
肌のハリを出すためには、コラーゲンが細胞内で収縮している状態、すなわち引っ張られている状態を作り出すことで実現できる、と私たちは考えました。
コラーゲンゲル収縮試験を行い、さまざまな素材で研究を行った結果、蜂屋柿エキスが最も引っ張り力が高く、かつ他の原料とも調和していました。
これにより、私たちのコラーゲンはさらに効果を増しました。

蜂屋柿

2015年 コラーゲンをしっかり束ね、丈夫に作るアプローチの追加

2015年は「不知火菊」という独自原料を発見した年です。
不知火菊は老化促進因子である「ANL」を抑制する効果を持っていました。
正しくコラーゲンを生成する「HSP」と、不知火菊によるANL抑制の組み合わせによって恒常的に肌細胞バランスを保つことで、丈夫なコラーゲンがしっかりと束ねられケアされた、肌が健全な状態を保つことが可能になりました。

不知火菊

2019年 コラーゲンサイクルケアの研究

細胞は外部刺激により壊れるものであり、コラーゲンも紫外線などの外部刺激によって壊れてしまいます。
しかし、私たちの身体は壊されたコラーゲンを回収・修復し、新しいコラーゲンを合成する機能を持っているのです。
私たちは、コラーゲンを回収するEndo180というタンパク質に着目しました。Endo180の産生を高めることで、コラーゲンのリサイクルケアを活性化させることができ、肌の質をよりよく保つことができます。
これにより、正常かつ良質なコラーゲンを体内で循環させることが可能になりました。

コラーゲンサイクル

2024年 新たなコラーゲン
「発酵マルチプルコラーゲン」

2007年に鱧コラーゲンに辿り着いてからも、私たちはコラーゲンの探究を続けていました。課題となっていたのは、コラーゲンを抽出した後に残る鱧皮で、これを余すところなく使用してより良質なコラーゲンを作れないか?と考えていました。
そこで着目したのが、海の微生物「ラビリンチュラ」です。
研究を重ね、607種類のラビリンチュラの中の1種類が、鱧皮までを分解することを突き止め、さらにそれまでのコラーゲンよりも浸透力が高いことが確認されました。
私たちはこのコラーゲンに「発酵マルチプルコラーゲン」と名前をつけ、商品に組み込んでいます。

発酵マルチプルコラーゲン

私たちはコラーゲンの
パイオニアとして、
質の高いコラーゲンを
追究し続けます。

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