再春館製薬所 研究開発部

コラーゲンを維持するには

How to maintain collagen

失われたコラーゲンを取り戻し、健やかな状態を維持するためには、「守る」ケアと「育む」ケアを組み合わせることが重要です。
すなわち、外側からのケアと内側からの補給という、総合的なアプローチが鍵となります。

コラーゲンサイクル

コラーゲンを「守る」

どんなに良いケアをしても、紫外線を浴びていてはコラーゲンは破壊され続けます。

日焼け止めの徹底
季節や天候を問わず、毎日日焼け止めを使用する習慣をつけましょう。室内でも窓からの紫外線の影響はあります。
物理的な防御
物理的な防御: 帽子、日傘、サングラスなども活用し、紫外線を直接浴びない工夫をしましょう。

コラーゲンを守るイメージ

コラーゲンを「育む」

コラーゲンは体内で作られます。その材料を食事からしっかり補給することが大切です。

コラーゲンの材料を摂る
タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質がアミノ酸となり、コラーゲンの材料になります。
コラーゲンが豊富な食品
手羽先、牛すじ、豚足、魚の皮なども有効ですが、脂質が多い場合もあるためバランスが重要です。
コラーゲンの生成を助ける栄養素
ビタミンC(必須)
アミノ酸からコラーゲンを合成する際に不可欠です。(例:パプリカ、ブロッコリー、キウイ、柑橘類)
鉄分(必須)
同じくコラーゲン合成に必要です。特に女性は不足しがちです。(例:赤身肉、レバー、あさり、小松菜)
亜鉛
新陳代謝を助けます。(例:牡蠣、牛肉、ナッツ類)

糖化を防ぐため、食べる順番を工夫したり、低GI食品を食べたり、調理法を工夫したり、間食をしないというような食生活の工夫も行うようにしましょう。

コラーゲンを育む食事

適度な運動
血行を促進し、肌の隅々まで栄養を届ける助けになります。また、食後30分〜1時間後の軽い運動(ウォーキングなど)は、血糖値の上昇を抑えるのに非常に効果的です。
質の良い睡眠
睡眠不足は血糖値をコントロールするホルモンのバランスを乱します。肌のターンオーバーと修復が行われる睡眠時間を十分に確保しましょう。
ストレス管理
過度なストレスは活性酸素を増やし、コラーゲンにダメージを与えます。また、ストレスは血糖値を上げる原因になり、糖化の促進につながってしまいます。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

コラーゲンを育む運動

スキンケアによる
トータルアプローチ

日常生活でさまざまなことを心掛けることで、コラーゲンは維持できるようになります。
しかし、加齢による細胞の質や量の減少や体そのものの 免疫力低下、環境変化によるストレスの増加など、私たちを取り巻く環境は変化していきます。特にみなさんが気にされるのは、見た目に直結する肌ではないでしょうか。

そこで必要になるのがスキンケアです。
それも「コラーゲンを作り出す」だけでは不十分で、「与え」「守り」「作り」「循環させる」という、肌の土台となる力そのものを強化することで、良質なコラーゲンを維持することができます。

スキンケア

適切なコラーゲンケアで、
健やかな肌を維持

コラーゲンを維持するには、「守り」「育む」、総合ケアが重要です。
外側からは、日焼け止めや物理的な防御で紫外線ダメージから徹底的に守ります。
内側からは、タンパク質や生成を助ける栄養素を食事で補給し、運動や質の良い睡眠で身体を整えます。
さらに、スキンケアによって「作る」だけでなく、「与え」「守り」「循環させる」ことで、肌の土台を強化します。

適切なコラーゲンケアによって、良質なコラーゲンを維持し、理想的な肌を目指していきましょう。

コラーゲンサイクルケア