不知火菊
不知火地方の気候で育つ幻の菊
- 起源
- 不知火菊の地上部
- 原産地
- 日本(熊本県不知火地方)
- 役割
-
- Angptl2産生抑制
- 抗炎症
- メラニン合成阻害
不知火菊とは
不知火菊(しらぬいぎく)とは、熊本県の不知火(しらぬい)地方(現在の宇城市周辺)にのみ自生・栽培されるキク科の植物です。地元では古くから「お茶にして飲むと健康に良い」という言い伝えとともに、農家の間でひっそりと飲み継がれており、不知火地方のみで栽培されていたことから“幻の菊”とも呼ばれています。
不知火地方でしか生息できず、当時は学名すら持たないまま伝承されてきたこの菊は希少な植物であり、非常にデリケートな性質を持っています。土壌の栄養を多く吸収するため、同じ畑で毎年栽培することができないなど、栽培には多大な手間がかかります。

不知火菊の効能
不知火菊の持つ効果で最も注目されているのが、老化を促進するタンパク質「Angptl2(アンジオポエチン様因子2)」の働きを抑制する効果です。
そのため、肌のハリを保ち、メラニンの生成を抑えるという美容・エイジングケアへの効果を持っています。
また、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防や、筋力低下の抑制といった、健康に対して多岐にわたる効果を持っています。

Angptl2の抑制に高い効果
不知火菊は年齢を重ねると増加する、Angptl2の量を抑えることが研究で分かっています。Angptl2の増加がシワやシミの原因になることは、私たちが熊本大学との共同研究で、世界で初めて発見しました。このAngptl2を抑制する力を見つけるために国内外から400を超える植物を調べ、中でも不知火菊は、 Angptl2の量を約80%も抑えました。

不知火菊の育つ場所
熊本県中部にある、
宇城市不知火町(うきししらぬいまち)
不知火菊は、熊本県の宇城市不知火町(うきし・しらぬいまち)という海沿いの町で育てられています。
不知火町は八代海(やつしろかい)、通称・不知火海に面しており、温暖な気候の町です。「不知火」という名前は、古くから不知火海で見られる蜃気楼の一種「不知火(しらぬい)」に由来しています。
不知火町は温暖な気候を活かした農業、特に柑橘類の栽培が盛んで、柑橘の王様「デコポン」発祥の地でもあります。

不知火菊は元々、農家の方たちが自分たちで煎じて飲む分だけを育てており、デコポンの木の間でひっそりと栽培されている花でした。
そのため、地域の皆さんと一緒になって試験栽培をすることにしました。どのような方法で栽培すれば、必要な量を安定して育てられるか。そして、どれくらい作れば地域の産業として成立するのか。地域の自然や地域で暮らす皆さんの生活や雇用のことも考えつつ、双方にとって無理のない栽培方法を研究し、サステナブルな生産体制を整えていくことを目指しました。
現在は、農家の庭や畑の片隅でひっそり咲くだけだったこの花が、一面真っ白な花畑を作れるほどの量を栽培できるようになりました。

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