再春館製薬所 研究開発部

南部伝承複合エキス

最高品質の「大和物」が肌の弾力を改善

起源
トウキ・シャクヤク・タチバナ
原産地
日本 (奈良県)
役割
  • エラスチンの合成促進
  • コラゲナーゼ活性の抑制

南部伝承複合エキスとは

南部伝承複合エキスは、再春館製薬所が相乗効果を発揮する原料の組み合わせを研究し、見出したエキスです。
奈良県で作られる品質の高い生薬、通称「大和物(やまともの)」を使用したものであり、慢性炎症(SASP因子)による老化スパイラル現象に対して高い効果を持ちます。

※老化スパイラル現象:老化した細胞が、他の正常な細胞の老化を促進することで、コラーゲンの分解促進・メラノサイトの増加(シミ発生)等の、老化を促進させてしまう現象のこと

3種の大和物

南部伝承複合エキスに使われる
「大和物」とは

「大和物」とは、大和国(やまとのくに)、現在の奈良県で生産された、特に品質が優れた生薬を指す総称です。
奈良(大和)は飛鳥・奈良時代から日本の中心であり、薬の歴史も古く、薬草の栽培に適した気候・風土に恵まれていました。こうした環境と、先人たちが培ってきた伝統的な栽培技術によって、他の産地のものとは一線を画す、有効成分が豊富で質の高い生薬が育てられてきました。
そのため「大和物」は「奈良県産」という意味ではなく、長い歴史と伝統に裏打ちされた「最高品質の証」として、漢方の世界で非常に高く評価されているブランドなのです。

大和

南部伝承複合エキスで使用している
3種の大和物

無農薬かつ手作業で育てられる
「大和当帰(やまととうき)」

当帰は、セリ科の植物「トウキ」の根を乾燥させた生薬です。日本の漢方において頻繁に使用される生薬の一つで、特に女性の健康をサポートする処方には欠かせないことから「女性のための聖薬」とも呼ばれています。
大和当帰はトウキの中でも最高品質のブランド品で、血管拡張、鎮痛や抗炎症に高い薬理効果を示します。
大和当帰は根に栄養を蓄える栽培方法で、約2年半ほどの時間をかけて無農薬かつ手作業で育てられています。飛鳥時代から変わらない栽培方法が、最高級の品質を支えています。

トウキ

現代まで語り継がれる伝統の生薬
「大和芍薬(やまとしゃくやく)」

芍薬は、ボタン科の植物「シャクヤク」の根を乾燥させた生薬です。 「立てば芍薬、座れば牡丹…」と美しい女性の姿に例えられる、華やかな花を咲かせる植物として有名ですが、その根は漢方の世界で非常に重要な役割を果たします。
大和芍薬は大和当帰と同じく最高品質のブランド品で、筋肉の緊張を和らげ、痛みを鎮める作用に優れていることで知られています。
大和芍薬は4〜5年という長い年月をかけて栽培されます。また品質を保つために「株分け」という、根が付いたまま複数の株に分けて増殖させています。
大和芍薬は、古くより受け継がれてきたDNAが、現代に渡って栽培されている植物なのです。

シャクヤク

日本神話にも繋がる幻の果実
「大和橘(やまとたちばな)」

橘は日本に古来から自生する、日本固有の柑橘類の一種です。果実は小さく、みかんのように生で食べる果物ではなく、強い酸味と皮の豊かな香りが特徴で、主に香りづけや加工品に利用されてきました。
大和橘は「日本書紀」や「古事記」に登場し、「万葉集」で歌われ、さらに日本の文化の発展に大きく貢献した人に贈られる、最高位の勲章である「文化勲章」のデザインにもなっている、日本の神話や文化の象徴とも言えます。
そんな大和橘は準絶滅危惧種に指定されていますが、2010年ごろから接ぎ木によってその数を増やし、現在に至ります。
大和橘はメチル化フラボノイドが他の柑橘類よりも多く含まれており、発がん抑制や抗アレルギー活性など、健康増進に高い効果を持っています。

タチバナ

真皮ケア(※)に高い効果を持つ、
南部伝承複合エキス

※ 真皮ケア
肌の深層部である真皮層の健康を維持し、肌のハリや弾力を保つためのケアのこと。
真皮層は、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力成分を多く含んでおり、肌の老化や様々な肌トラブルに深く関わっている。

肌のハリや弾力を改善する、エラスチン合成亢進

大和当帰・大和芍薬・大和橘の組み合わせにより、線維芽細胞のエラスチン合成を亢進する効果が確認されました。
元々、I型コラーゲンの発現を促進するなどコラーゲンケアに寄与できる効果が確認されていましたが、加えて真皮エラスチンケアにも寄与できることが確認されました。大和当帰・大和芍薬・大和橘は真皮ECMをケアし、ハリ弾力改善に寄与できることが示唆されました。

エラスチン合成亢進グラフ

コラーゲンを破壊する、
コラゲナーゼの活性を抑制

大和当帰、大和芍薬、大和橘と、三種を統合したものでI型コラゲナーゼの活性を測定しました。
大和橘はI型コラゲナーゼに対して有意ではありませんでしたが、抑制傾向を示しました。大和当帰、大和芍薬はそれぞれ有意な抑制効果を示しました。
三種を統合したものは、本試験の中で最も強いI型コラゲナーゼ活性抑制効果を示しました。各エキスの抑制率の合計よりも高い抑制率を示しており、三種合わせることで相乗的な効果を示したと考えられます。

コラゲナーゼ活性 グラフ

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