震災の第一報を聞いた後、
まずは不足するであろう物資をお送りしようと準備にかかりました。
しかし、震災後、輸送が大混乱し運ぶ手立てがつかず、
焦りばかりが募りました。
そんなとき、「手紙ならなんとか」という知らせを受け、
この状況の中、無事届けることができるだろうか…
そう思いながらも届くことを信じて、
社員総出でお見舞いの手紙にタオルや使いきりの保湿液を詰め、
お送りしました。
できる限りのことを…
そう思い探し続けましたが、できないことがあまりにも多く、
今回の被害がいかに甚大かを思い知らされました。
社内では、社員たちが募金をはじめました。
義援金も赤十字に託しました。
お客様といっしょにできることを・・・
そう考えて、応援メッセージと募金をお願いしました。
先にお見舞いを送った被災地のお客様から
無事の連絡やお礼が届くようになりました。
しかし同じ頃、
「言われなくても他で募金してます!人にお願いする前に、
再春館はいったい何をしてるの?」
「義援金詐欺が横行しているというのに、
不用意じゃないのか!」などのお声もいただきました。
何かできることをと気持ちばかり先走り、
十分なご説明や配慮を欠いていたことに対する、
お叱りの声でした。
あらためてご不快な思いをさせてしまったことに
こころよりお詫び申し上げます。
私たちは、社員も会社も工場も無事でした。
おかげで今日までできることを見つけ、
取り組みつづけることができました。
そんな私たちが今からすべきことは、
確かな製品をつくり、まちがいなくお届けし、
一人でも多くのお客様にお肌と心でご満足いただくこと。
復興への長い道のりを、ともに歩みつづけることだと信じています。
これまでの仕事を、これまで以上に頑張りぬいて、
微力ながら復旧の糧となりつづけるよう努力してまいります。