時間(とき)と自然と人が育てる 長白参

第2話 抽出法で変わる長白参の働き

原料の力を
さらに引き出す研究

研究

私たちの原料研究は、肌への効果を求めて新たな原料の探索を行うだけではありません。 他の効果はないのか、より効果を高める方法はないのか、と効果がすでに明らかになった原料を深める研究も行っています。
今回は、自然の栄養を豊富に蓄えた長白参の抽出方法を変えたことで、新たな働きが見つかった「油溶性長白参エキス」について紹介します。

抽出方法で
働きが変わる?

エキス

“ゆでるとビタミンCが流れ出るから蒸した方がいい” “ビタミンAは油と一緒にとるといい”といった話を聞いたことはありませんか? 植物等に含まれる成分には、水に溶けやすいものと、油に溶けやすいものがあり、水に溶けやすい性質を「水溶性」、油に溶けやすい性質を「油溶性」と言います。

生薬の多くは煎じたものを服用し、生薬そのものはあまり食べることはありません。 しかし、長白参は長白参そのものも食べられていることから、煎じて出てくる水溶性の成分以外にも、効果のある成分が含まれているのではないかと考えました。 そこで、油を使って成分の抽出をしたところ、水で抽出した長白参エキスとは異なる働きが見出されたのです。

肌の弾力を保つ
油溶性長白参エキス

グラフA

右のグラフをご覧ください。紫外線を照射すると、何も添加していない細胞は、コラーゲンの分解が進んでしまいます。 しかし、あらかじめ油溶性長白参エキスを添加した細胞では、無添加の細胞に比べて、コラーゲンの分解を防ぐことが分かりました。
さらに研究を進めると、油溶性長白参エキスにはコラーゲンをつくる力を高める効果も確認されました。
コラーゲンをつくり出し、分解を防ぐことで、肌の弾力を保ってくれることが期待できます。

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