再春館製薬所の
「コラーゲン」へのこだわり

再春館製薬所では、40年以上コラーゲンの研究を続けてきました。
長年研究を進めていく中で、「質の良いコラーゲンを自ら作る力を維持・向上する」ことに着目しました。
そのため、再春館製薬所は、コラーゲンに対して独自のこだわりがあります。

今回は、再春館製薬所が大事にしている質の良いコラーゲンを不足させないための4つのこだわりを詳しくご紹介します。

質の良いコラーゲンを
不足させないための
こだわり

1.吸収しやすい方法を追及する

コラーゲンは、皮膚や食べ物を通じて摂ることができますが、原料や形によって吸収されやすいコラーゲン、吸収されにくいコラーゲンがあります。
コラーゲンの原料として、再春館製薬所が着目したのが「マリンコラーゲン」です。
魚のウロコや皮を原料にした「マリンコラーゲン」は、牛・豚・鳥を原料にした「動物性コラーゲン」に比べて、体に吸収されやすいとされています。(1)

さらに、再春館製薬所では、原産国・魚の種類・使う部位にもこだわりがあります。

再春館製薬所がマリンコラーゲンとして選んだのは、南国で有名なタイのアンダマン海で捕れるハモのコラーゲンです。(詳しくは原料図鑑へ
ハモの皮は弾力が高く、質の良いコラーゲンを抽出することができます。
また、背中側の皮はメラ二ンが多く含まれているため、腹側の白い皮のみを使っています。
また、コラーゲンは、熱によって変性(=形が崩れて性質が変わること)してしまいます。
しかし、暖かい海で泳ぐハモのコラーゲンは、熱による変性が起こりにくい性質もあります。

2.希少なⅤ型コラーゲンを
しっかり摂取できるようにする

実は、コラーゲンは、働きや構造によって複数の種類があります。その中でも、希少とされているのが「Ⅴ型コラーゲン」です。
Ⅴ型コラーゲンは、皮膚に多く存在しているⅠ型コラーゲンや、柔軟性を与えるⅢ型コラーゲンの弾力を保つ働きがあります。
しかし、普段の食事から摂ることが難しいコラーゲンのため、Ⅴ型コラーゲンをしっかり摂取するためには工夫が必要です。

そこで、再春館製薬所では、Ⅴ型コラーゲンを抽出するため、イカの軟骨を原料として選びました。
実は、イカの軟骨は、魚の皮に比べてⅤ型コラーゲンが豊富に含まれています。
さらに、抽出したⅤ型コラーゲンを、しっかり摂取できるようにすることも着目しています。

3.コラーゲンを
吸収した後の仕組みにも着目する

コラーゲンは「アミノ酸まで細かく分解しなければ吸収されない」と言われてきました。
しかし、近年では、少しだけ大きい状態(ペプチド)であれば吸収されることが分かってきました。(2)
ペプチドとして吸収された後、体のあらゆる細胞に届けられ、細胞の中でコラーゲンとして再び合成されます。

その時、ペプチド以外に必要なものがあります。
それは、「ビタミンC」と「鉄」です。(3)(4)
コラーゲンだけ摂るのではなく、ビタミンCや鉄も一緒に摂ると、効率的にコラーゲンを吸収することができます。
特に女性は鉄が不足しやすいので、意識して摂るようにしましょう。

4.質の良いコラーゲンを
生み出すことができるようにする

再春館製薬所では、コラーゲンに対して良い働きをする原料や体の仕組みについても研究しました。
これまでの成果はこちらのページから→(研究成果原料図鑑

コラーゲンに対して良い働きをする原料はたくさんありますが、その中でも「桜酵母」「パール柑」という2つの原料に着目しました。

「桜酵母」は、実は、再春館製薬所の敷地内にある桜の木から得ることができた酵母です。
たくさんある桜の木から少しずつ花を摘んでサンプルを1000個作り、その中からひとつだけ見つけた貴重な酵母です。

「パール柑」は、熊本県特産のブランド柑橘です。真珠色に輝く果肉とさわやかな香りがあり、甘酸っぱい味が特徴。
再春館製薬所は、熊本県水俣市の農家さんが40年以上「農薬不使用」にこだわって育てているパール柑を選んでいます。
パール柑が持つ効果だけではなく、地産地消の原料を使うということにも着目し研究を進めました。

「桜酵母」と「パール柑」の詳しい研究成果は、原料図鑑でご紹介しています。


質の良いコラーゲンで
キレイで健康な
体作りをしよう

再春館製薬所が大事にしているコラーゲンに対するこだわりについて、お分かりいただけたでしょうか?
質の良いコラーゲンを自ら作る力を維持・向上させることは、キレイで健康な体作りに繋がります。

長年コラーゲンの研究を行っている再春館製薬所では、質の良いコラーゲンを不足させないためのこだわりがたくさんあります。


【参照】
(1)山田 志津香ら:日本歯科保存学雑誌 2016 Vo.59 No.5(425-431)
(2)重村 泰毅ら:日本調理科学会誌 2021 Vo.54 No.3(166-168)
(3)西川 善之:ビタミン 1991 Vo.65 No.7 (359-363)
(4)新納 英夫:日本農芸化学会誌 1962 Vo.36 No.1 (59-63)


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