コラーゲンをつくる HSP47
第1話 肌のハリを保つ HSP47
(ヒートショックプロテイン47)


重要なのはコラーゲンの
質と量

肌の土台である真皮は、約70%がコラーゲン繊維で占められており、ハリや弾力を保っています。
コラーゲンはタンパク質の一つ。合成と分解が常に繰り返されており、このバランスを保ちながらコラーゲンが新しく入れ替わっています。
しかし、年齢を重ねると、新しくつくられるコラーゲンの量が少なくなるのです。
さらにコラーゲンがつくられても、正しく働くように質を高めないと、肌を支えきれずシワやたるみの原因になります。
肌にはコラーゲンの量を増やすだけでなく、正しく働けるように質を高めることも必要なのです。
コラーゲンの介添え人

コラーゲンをはじめとするタンパク質が、機能を発揮するためには、正しい構造にならなければなりません。その正しい構造になるために導くものが分子シャペロン※です。
コラーゲンをつくる過程で働く分子シャペロンはHSP47(ヒートショックプロテイン47)と呼ばれます。コラーゲンの介添え人として、正しい構造になるよう手助けをするのです。
コラーゲンの質を保つにはHSP47が必要不可欠です。
※分子シャペロンの語源
若い女性が社交界に通用する貴婦人になれるように介添えをする後見人(婦人)のことをシャペロンという。タンパク質の介添え役の意味で、分子シャペロンと名付けられた。
コラーゲンができるまで

こちらのアニメーションをご覧ください。

このようにHSP47が働くことで正しい構造のコラーゲン、つまり質の良いコラーゲンがつくられるのです。

