不知火菊(しらぬいぎく)から老化のアクセルタンパクを抑える成分を発見!


Angptl2(アンジオポエチン様因子2)は老化のアクセル
Angptl2(アンジオポエチン様因子2)は、過剰に増加することで炎症をひき起こしたり、コラーゲンの分解を促進するなど、「老化のアクセル」と言えるタンパク質です。
老化研究所では、これを抑制することが「年齢による悩みを深く刻ませない、肌体力を備えた肌」を目指せる方法だと考え研究を続けています。
不知火菊から見つけた
“特定成分”
私たちは、Angptl2抑制効果のある生薬や植物の探索を続け、熊本・不知火地方にのみ栽培され「お茶として飲むと病気が治る」と、ひっそりと民間伝承されてきた、「不知火菊(しらぬいぎく)」という植物にAngptl2を抑制する力があることを発見しました(不知火菊の詳しい紹介はこちら)。
その後、研究を重ね、今回ついにAngptl2発現を抑制する特定成分A、Bの2種類を不知火菊から発見しました(図1,2)。(特許出願中)

まだまだ続く
不知火菊研究
不知火菊の更なる効果として着目している「不知火菊のメラニン抑制作用」について、より詳細なメカニズムの研究を進め、広島市にて開催された学会「日本生薬学会第65回年会」では、不知火菊に関して3題の研究発表を行いました。不知火菊はまだまだたくさんの魅力と可能性を秘めた植物です。
今回の特定成分の発見により、有効成分を多く含む部位 (花、つぼみ、葉、茎など)の特定、収穫時期やタイミングによる差異など、より効果のある原料に仕上げるための詳細な研究に着手しています。


