坂本 彩香 監修
ブロバスケットボールチーム 熊本ヴォルターズ トレーナー
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校アスレティックトレーニング専攻 学士を卒業。
「BOC-ATC (米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)」という、
アメリカでは准医療従事者として認定され国家資格の立ち位置にあり、日本国内での保有者はわずかしかいない資格を取得。
現在は熊本ヴォルターズのトレーナーとして、選手のサポートに従事。
「筋力が低下するのは病気?」「その原因や、種類が知りたい」とお考えの方へ。近年、動画サイトなどで筋力が低下する病気について解説しているものもあり、興味をお持ちの方やいるかもしれません。本記事では、筋力の低下の原因や、筋力低下を伴う病気の種類、症状を解説します。
歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。
再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。
さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。
おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。
筋力の低下と聞くと「何かの病気かな?」と感じますが、実は病気以外でも起こります。
ここでは、病気以外で筋力の低下が起こる原因について解説します。
それぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
筋力低下の原因として大きいものは「加齢」です。
私たち人間の筋肉量は、20歳頃から徐々に減少し、50代から筋肉量の減少が加速していくと考えられています。
また高齢になると「運動をする気になれない」「億劫だ」と運動不足になる方も多いです。
このような状態と加齢を原因として筋肉量の減少による筋力低下が起こりやすくなります。
運動不足になると、体力や全身の持久力が低下して活動量が減少します。
活動量の減少は更なる体力や全身の持久力、そして筋力低下も招きやすくなるのです。
高齢になると食事量が減少したり、栄養に偏りが出たりすることもあります。
例えば「運動をしていないので食欲がわかない」「お肉などは好まず、そうめんなどサッパリしたものを食べる」など、筋肉を構成するタンパク質をはじめとした栄養が不足すると低栄養の状態を引き起こし、筋肉量の減少や筋力低下を引き起こす恐れがあります。
また、上記の状態が長期間繰り返されると更に筋肉量の減少や筋力が低下し「転倒や骨折をしてしまう」「慢性疾患が悪化して入院」などのリスクも高まるのです。
次は、筋力が低下する病気の種類と症状について解説します。
解説する病気はあくまで症例です。
それぞれ見ていきましょう。
サルコペニアとは加齢に伴って筋肉量が減少し、筋力が低下する現象です。
発症する原因は「一次性」「二次性」で異なります。
サルコペニア |
概要 |
---|---|
一次性 |
「加齢」が原因となって起こる筋肉量の減少や筋力低下現象 |
二次性 |
「活動」「栄養」「疾病」のいずれか、またはすべてを満たして起こる筋肉量の減少や筋力の低下現象 |
サルコペニアの症状は次のとおりです。
加齢などさまざまな要因によって筋肉量が減少し、筋力が低下すると「歩く速度が遅くなる」「ちょっとしたところでつまずく」などの症状があらわれます。
他にも「ペットボトルのフタが開けにくい」「体力がなくなる」なども挙げられます。
フレイルとは「Frailty(フレイルティ)」が語源で日本語に訳すと「虚弱」「老衰」「脆弱」を意味する状態です。
発症する原因は「身体的」「精神・心理的」「社会的」の3つで異なります。
フレイルの種類 |
概要 |
---|---|
身体的フレイル |
運動器の障害によって移動機能が低下した状態 |
精神・心理的フレイル |
高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態 |
社会的フレイル |
加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで生じる、独居や経済的困窮の状態 |
フレイルの症状は次のとおりです。
これらは3つのフレイルに共通した症状で、他にも「うつ状態や軽度の認知症の状態」や「社会とのつながりが希薄化した状態になりやすい」という点も挙げられます。
重症筋無力症とは筋肉の力が弱くなる病気です。
厚生労働省の特定疾患(難病)にも指定されており、自己免疫異常が原因となります。
重症筋無力症の症状は次のとおりです。
あらわれる症状は筋肉の部位や程度によって異なりますが「夕方に強く症状が出やすい」「同じ筋肉を何回も動かしていると力が出なくなってくる」などが挙げられます。
筋ジストロフィーは「身体の筋肉が壊れやすい」「再生されにくい」などの症状を持つ沢山の疾患を総称したものです。
指定難病の1つで、いずれの疾患も筋肉の機能に不可欠なタンパク質の設計図となる遺伝子への変異が原因で起こると考えられています。
筋ジストロフィーの症状は次のとおりです。
症状が出始める年齢や、出やすい場所は疾患によって異なります。
「呼吸や飲み込みへの障害」や「身体を動かすことが難しくなる」なども挙げられます。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は「手足」「のど」「舌」の筋肉や、呼吸をする際に必要となる筋肉が段々痩せて力がなくなる病気です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因は、十分に解明されていません。
しかし、可能性の1つとして、「筋肉そのものに原因があるわけではなく、筋肉を動かしたり、運動を司っている神経が障害を受けることで起こる」と考えられています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状は次のとおりです。
初期症状は筋力の低下を感じるものではなく「手が痺れる」「人と話す時にろれつが回りにくいと感じる」などが多いようです。
徐々に症状が進行すると筋力低下を原因として様々な症状があらわれます。
次は、筋力の低下を予防するための方法を3つ解説します。
「もしかして年齢のせいで筋力が低下しているのかな?」「定期的に運動をしているのだけれど、なぜだろ?」とお考えの方はぜひ参考にしてください。
筋力の低下を予防するためにはまず、筋肉に欠かせないタンパク質や、筋肉の維持・強化をサポートする成分を含む栄養バランスを意識した食事が大切です。
高齢になると「食欲がわかない」「サッパリしたものだけ食べている」など、筋肉に必要な栄養が不足しやすくなります。
中には「そんなに沢山色々な食材は食べられないよ」という方もいるでしょう。
栄養バランスの良い食事とは多くの食材をたっぷり食べるのではなくて「味噌汁の具材にタンパク質が含まれる豆腐をちょい足し」「お肉料理にサラダをちょい足し」など、いつもの食事にちょっと足すだけでもOKです。
1日3食、バランス良く栄養を摂取することが筋力の低下予防に役立ちます。
筋力の低下予防には、筋力トレーニングなどの運動も必要です。
例えば、筋力トレーニングは筋肉へ刺激を与えることで筋繊維を傷つける運動ですが、修復される過程を繰り返すことによって筋肉を太く強く成長させます。
また、今回は筋力の低下を予防する運動について解説していますが、生活習慣病などの予防には筋トレを行った後に有酸素運動を取り入れると脂肪燃焼効果が期待できます。
運動は健康を維持するだけでなく、筋力の低下を予防することにもつながるのです。
筋力が低下する原因は様々です。
加齢によるものか、何らかの病気によるものなのかは医師による診察が必要となります。
また病気であった場合、早期の治療が非常に重要です。
「あれ?」と思ったらなるべく早く病院を受診しましょう。
次は、筋力の低下が気になった時に何科を受診するべきかを解説します。
受診目安もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
筋力低下の原因がわからない、という場合はまず脳神経内科の受診をおすすめします。
筋力の低下だけでなく、感覚障害なども生じている場合も同様です。
ただし、本記事で解説した「サルコペニア」や「フレイル」は専門のサルコペニア外来やフレイル外来などがある病院もあります。
そのため「何が原因なのだろう」とお悩みの場合は、サルコペニアやフレイルに関する情報をチェックしたり、かかりつけの病院で何科を受診するべきか医師に相談してみましょう。
サルコペニアとは?原因・症状・予防法やフレイルとの違いを解説
病院の受診目安は次のとおりです。
他にも「最近何だか変だな」など気になる点があれば病院受診を検討しましょう。
歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。
再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。
さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。
おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。
本記事では、筋力が低下する原因や、筋力が低下する病気の種類・症状を解説しました。
私たち人間は加齢によって誰しも筋力の低下が起こるため、筋力がないと感じ始めたら必ず病気である、とは限らないのです。
ただし、日々セルフチェックや、筋力の低下を予防する対策を講じることは大切です。
何歳になっても健康な身体を維持できるよう、できることから始めましょう。
坂本 彩香 監修
ブロバスケットボールチーム 熊本ヴォルターズ トレーナー
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校アスレティックトレーニング専攻 学士を卒業。
「BOC-ATC (米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)」という、
アメリカでは准医療従事者として認定され国家資格の立ち位置にあり、日本国内での保有者はわずかしかいない資格を取得。
現在は熊本ヴォルターズのトレーナーとして、選手のサポートに従事。