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フレイルチェックリストとは?5つのチェック法でフレイル対策をしよう!

「自分はフレイルかもしれない」「フレイルチェックする方法が知りたい」とお考えの方はいませんか? フレイルは「加齢によって心身が衰えている状態」のことで、進行を防ぐためには早期的な予防が大切です。 その予防策として「フレイルチェックリスト」があります。 本記事ではフレイルチェックリストについて、厚生労働省が作成したチェックリストを含めた5つのチェック方法を解説します。

漢方の製薬会社「再春館製薬所」発|「歩みのゼリー」

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。

フレイルチェックリストとは?

フレイルチェックリストとは、フレイルの可能性をチェックするリストです。

フレイルによって生じる症状を感じている方はもちろん、フレイルを未然に防ぐためにも有効で、チェックリストはインターネット上からも確認することができます。

フレイルの評価基準「日本版CHS基準」

まずはフレイルの評価基準となる「日本版CHS基準」を確認してみます。

項目 基準

体重減少

6か月で、2kg以上の(意図しない)体重減少

筋力低下

握力:男性は28kg未満、女性は18kg未満

疲労感

(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

歩行速度

通常歩行速度1.0m/秒未満

身体活動

  1. 軽い運動・体操をしていますか?
  2. 定期的な運動・スポーツをしていますか?

上記の2つのいずれも「週に1回もしていない」と回答

上に記載した5つの評価基準のうち、3項目以上が該当する場合は「フレイル」1項目または2項目に該当する場合は「プレフレイル」と評価されます。

また、いずれも該当しない場合は「健常」です。

「最近痩せたかもしれない」「運動量も少ないし、何もしてないのに疲れる」など、気になる点があればこれから紹介するフレイルチェックリストでセルフチェックしてみましょう。

5つのフレイルチェックリストでフレイル対策をしよう!

フレイルのチェックにはチェックリストを用いてチェックする方法や、測定機器を用いてチェックする方法の5つがあります。

ここでは5つのフレイルチェックリストを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

1.フレイル基本チェックリスト25項目

1つ目のフレイルチェックリストは「フレイル基本チェックリスト25項目」です。

こちらのチェックリストは、65歳以上の高齢者がご自身の生活や健康状態を振り返り、心身の機能に衰えがないかを25個の項目でチェックできます。

  1. バスや電車で、一人で外出していますか
  2. 日用品の買い物をしていますか
  3. 預貯金の出し入れをしていますか
  4. 友人の家を訪ねていますか
  5. 家族や友人の相談にのっていますか
  6. 階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか
  7. 椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか
  8. 15分位続けて歩いていますか
  9. この1年間に転んだことがありますか
  10. 転倒に対する不安は大きいですか
  11. 6ヶ月間で2kgから3kg以上の体重減少がありましたか
  12. 身長(cm)と体重(kg)およびBMI
    ※BMI=体重(kg)÷身長(m)が18.5未満の場合に該当とする
  13. 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか
  14. お茶や汁物等でむせることがありますか
  15. 口の渇きが気になりますか
  16. 週に1回以上は外出していますか
  17. 昨年と比べて外出の回数が減っていますか
  18. 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか
  19. 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか
  20. 今日が何月何日かわからない時がありますか
  21. (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
  22. (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  23. (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる
  24. (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
  25. (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

基本チェックリストの判定方法と結果は次のとおりです。

下記の7つの項目に対し、それぞれ判定方法に記載されたチェックリストに該当する数でフレイルの可能性をチェックします。

項目 チェックリスト 判定方法

1

1〜5:日常生活関連動作について

-

2

6〜10:運動器の機能について

6〜10までの5項目のうち3項目以上に該当
(運動機能の低下)

3

11.12:低栄養状態かどうか

11.12の2項目すべてに該当
(低栄養状態)

4

13〜15:口腔機能について

13〜15までの3項目のうち、2項目以上に該当
(口腔機能の低下)

5

16.17:閉じこもりについて

16.17の2項目のうち、No,16に該当
(閉じこもり)

6

18〜20:認知機能認知症について

18〜20までの3項目のうち、いずれか1項目以上に該当
(認知機能の低下)

7

21〜25:うつについて

21〜25までの5項目のうち、2項目以上に該当
(うつ病の可能性)

また上記に記載した「それぞれに該当する項目の数でチェックする方法」以外にも、1〜20のうち10項目以上に該当する場合もフレイルの可能性が疑われる、としています。

2.フレイル関連 12項目

2つ目のフレイルチェックリストは「後期高齢者の質問票(15項目)」に含まれる「フレイル関連 12項目」で、下の表にある黄色の項目です。

「フレイル関連 12項目」に該当する質問について、灰色の回答項目数(点数)を12点満点で計算し、健康リスクのある回答が4点以上ある場合、フレイルの可能性があると判断されます。

項目 回答(灰色1点)

1.あなたの健康状態はいかがですか

  • よい
  • まあよい
  • ふつう
  • あまりよくない
  • よくない

2.毎日の生活に満足していますか

  • 満足
  • やや満足
  • やや不満
  • 不満

3.1日3食きちんと食べていますか

  • はい
  • いいえ

4.半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

  • いいえ
  • はい

5.お茶や汁物等でむせることがありますか

  • いいえ
  • はい

6.6カ月間で2〜3kgの体重減少がありましたか

  • いいえ
  • はい

7.以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか

  • いいえ
  • はい

8.この1年間に転んだことがありますか

  • いいえ
  • はい

9.ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか

  • はい
  • いいえ

10.周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか

  • いいえ
  • はい

11.今日が何月何日かわからない時がありますか

  • いいえ
  • はい

12.あなたはたばこを吸いますか

  • 吸っていない
  • やめた
  • 吸っている

13.週に1回以上は外出していますか

  • はい
  • いいえ

14.ふだんから家族や友人と付き合いがありますか

  • はい
  • いいえ

15.体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか

  • はい
  • いいえ

3.簡単チェック法 (指輪っかテスト+イレブンチェック)

3つ目のフレイルチェックリストは「簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)」です。

こちらのチェック法とチェックリストにはそれぞれ以下の目的があります。

  • 指輪っかテスト:筋肉量の減少と筋力の低下から身体的フレイルが進行しているか
  • イレブンチェック:11の質問に回答し「栄養」「口腔」「運動」「社会性・こころ」の面からフレイル度を総合的に評価する

指輪っかテストの「筋肉量の減少と筋力の低下」はサルコペニアを指し、加齢に伴って起こる上記の症状を原因にして身体的フレイルが進行しているかをチェックする方法です。

※サルコペニアに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

次のイレブンチェックは、11の質問・チェックリストに回答してフレイルの可能性を総合的に評価するものです。

【指輪っかテスト】

  1. 両手の親指と人差し指で輪っかを作る
  2. 利き足ではないふくらはぎの最も太い部分を輪っかで軽く囲む

輪っかでふくらはぎの最も太い部分が囲める、または隙間ができるという場合、サルコペニアが進行し、身体的フレイルを発症する可能性が考えられます。

【イレブンチェックリスト】

次はイレブンチェックリストです。

項目 回答

1.ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか

  • はい
  • いいえ

2.野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか

  • はい
  • いいえ

3.「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛みきれますか

  • はい
  • いいえ

4.お茶や汁物でむせることがありますか

  • はい
  • いいえ

5.1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施していますか

  • はい
  • いいえ

6.日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上、実施していますか

  • はい
  • いいえ

7.ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか

  • はい
  • いいえ

8.昨年と比べて外出の回数が減っていますか

  • はい
  • いいえ

9.1日1回以上は誰かと一緒に食事をしますか

  • はい
  • いいえ

10.自分が活気に溢れていると思いますか

  • はい
  • いいえ

11.何よりもまず、物忘れが気になりますか

  • はい
  • いいえ

チェックリストにある灰色の項目が一つでも該当する場合は、フレイルの可能性や、今後フレイルを発症する可能性があるため、要注意です。

4.栄養チェック7項目

4つ目のフレイルチェックリストは「栄養チェック7項目」です。

フレイルは高齢者の方に多い「食が細くなってあまりご飯が食べられない」「サッパリしたものだけを好んで食べる」など栄養バランスの偏りや低栄養でも発症します。

こちらのチェックリストでは7つの項目から低栄養状態についてチェックします。

  1. BMIが20以下
  2. 欠食することがある
  3. 好きなものばかり食べている
  4. アルブミンの数値が4.0g/dL未満
  5. 半年以内に3kg以上の体重減
  6. 肉はほとんど食べない
  7. 顔色が悪くなったといわれる

7つの項目に関して、2つ以上該当する場合は低栄養の可能性があります。

またアルブミンの数値に関しては病院での血液検査が必要です。

「もしかして低栄養かな?」と気になっている方は、一度病院を受診してみましょう。

5.オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)

5つ目のフレイルチェックリストは「オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)」です。

こちらのフレイルチェックリストは「口の機能低下」「食べる機能の低下」など口腔機能からオーラルフレイルの可能性をチェックします。

項目 回答(はい2点・いいえ1点)

半年前と比べて硬いものが食べにくくなった

  • はい
  • いいえ

お茶や汁物でむせることがある

  • はい
  • いいえ

義歯を入れている
※口の乾きが気になる

  • はい
  • いいえ

半年前と比べて、外出が少なくなった

  • はい
  • いいえ

「さきイカ」「たくあん」くらいの硬さの食べ物を噛むことができる

  • はい
  • いいえ

1日に2回以上、歯を磨く

  • はい
  • いいえ

1年に1回以上、歯医者に行く

  • はい
  • いいえ

チェック結果は次のとおりです。

合計点数 結果

合計点数が0〜2点

オーラルフレイルの危険性は低い

合計点数が3点

オーラルフレイルの危険性あり

合計点数4点以上

オーラルフレイルの危険性が高い

オーラルフレイルチェックリストには、他のフレイルチェックリストに記載されていた項目も含まれています。

食事をする際に「物が噛みづらくなった」「お茶や汁物でむせることがある」という項目に該当する場合は、フレイルの可能性が考えられます。

他のチェックリスト結果とあわせてかかりつけの病院にて相談してみましょう。

「自分・家族がフレイルかな?」と感じたら

今回、フレイルチェックリストを試した結果「もしかして私はフレイル?」「家族がフレイルかもしれない」と感じた場合、専門家への相談や病院での診察が大切です。

フレイルに関して相談したい・病院で診察を受けたいという方は、下に紹介する場所や病院で相談・受診を受けましょう。

  • 地域包括支援センターに相談してみる
  • 老年内科や老年病科を受診してみる
  • フレイル外来を受診してみる

それぞれ見ていきます。

地域包括支援センターに相談してみる

地域包括支援センターとは、高齢者の健康面や生活全般に関する相談全般を受け付けている総合相談窓口です。

各地域にある市町村が主体となって「保健師」「社会福祉士」「主任介護支援専門員」などを配置し、高齢者の福祉に対する支援を目的としています。

地域包括支援センターではフレイルに関する相談に専門家が対応してくれることや、フレイル予防体操教室など、フレイルを予防するために様々なサービスを展開しています。

地域包括支援センターはすべての市町村に設置されているため、お住まいの地域ではどこにあるのか、市役所への問い合わせや病院での相談で調べてみると良いでしょう。

老年内科や老年病科を受診してみる

老年内科・老年病科とは、どちらも高齢者特有の病気を扱っている診療科です。

病気の診療以外にも、健康のなやみや介護上の問題など幅広く診察・相談できるため、フレイルに悩む高齢者の方や、そのご家族まで利用できます。

ただし、通常の内科と比べると専門医や診療科の数も少ないため「近くの病院には老年内科も老年病科もない」という場合は、上で解説した地域包括支援センターを活用しましょう。

フレイル外来を受診してみる

フレイル外来とは「歩く速度が遅くなった」などの症状があるフレイルの方を対象に、身体機能や認知機能の検査を行ったり、フレイルの原因や原因になり得る病気を明らかにしたりして、今後の対策を立てる内科外来の1つです。

ただし、上で解説した老年内科や老年病科と同じく、通常の内科と比べて診療科数もそこまで多くないことが予想されます。

そのため地域包括支援センターへの相談や、ご家族がインターネットでフレイル外来について検索してみることをおすすめします。

まとめ

本記事では5つのフレイルチェックリストについて解説しました。

フレイルチェックリストを受ける順番はありませんので「今日はこのチェックリストを試してみようかな」などご自分のタイミングでチェックしてみてください。

またフレイルチェックリストには共通する項目もあり、そちらの項目に該当する場合はフレイルの可能性が高いと考えられます。

もし、5つのフレイルチェックリストで該当する項目が多い場合は、本記事で紹介した地域包括支援センターや診療科への相談・受診をおすすめします。

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。

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DOMO COLUMN 年齢と共に輝き続けるひとのためのコラム

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