暮らしに
養生を。
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「養」う、「生」きる、と書いて
養生(ようじょう)。
養生する、とか、ご養生ください、とか。
ときおり耳にしたり目にするこの言葉には、
どんな意味があるのでしょう。
病気やケガを治すために
体を休める、もちろん、それも養生ですが、
例えば、よく眠る、ほどほどに食べる、
気持ちよく体を動かす。
毎日しているそんなことも、
立派な養生です。
疲れたときのビタミンや、気分をかえるスパイスのよう。
つまり養生とは、生体リズムを整えて自己回復力を
充実させる気配り、心づかい。
毎日ちょっぴり取り入れて、
暮らしを愉しくいきいきはずませましょう!
夏の季節って?
夏は暑さや日差しが厳しくなり、体のほてりや汗が生じやすくなる季節です。1年のなかで最も身体が活動的になる期間とされていますが、ムリをすると夏バテや食欲不振の原因にも。この時季は体にこもった熱を冷ましたり、発散したりしながら、快適に過ごしましょう。夏バテに備えて疲れを解消することも大切です。
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旬を迎えた野菜や果物には、自然から授かった栄養と生気が満ち溢れています。その時季特有のダメージに負けない力を与えてくれたり、不調を緩和してくれる働きを持つものも数多くあります。
体を冷やしたり、温めたり。水分代謝を促すものや、滞りがちな血流をなめらかにするなど、食材の持つ働きを知っておくと、その時季の体調に合わせた食養生が、手軽に美味しく愉しめます。
食べ過ぎは不調や病気を呼び寄せる原因の一つ。もうちょっと食べたい…そんな八分目程度を心がければ、胃腸に負担をかけず、毎食美味しく食べられます。
1日のうち、どこでなにを食べるかも大切。朝は活動のスイッチONのために、きちんと食べる。夜はそれをOFFにして休息するため、夕食から朝食までの間を9時間開ける。これも立派な養生です。
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疲れたら湯ぶねにつかる。寒暖に応じた服装で過ごす―気遣いしながら、ちょっとていねいに暮らすと、心も体も必ず応えてくれます。運動も、今の体調に合わせて、生活の動きに気をつけたり、ちょっと負荷を上げるだけでも効果的。適度な休息をとることもお忘れなく。
運動し過ぎると、疲れが溜まったり、体を痛めたり。逆に動かず休み過ぎても、いざというとき動けない体になってしまいます。自分の体の状態を知って、ほどほどを心がけることが大切です。
朝は太陽の光を浴びてスイッチON。筋トレは筋肉が活性化している日中に。体をほぐすマッサージは夜ゆっくり…。生体リズムのサイクルに合わせて、動く・休むを効率的に組み合わせましょう。
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いつも一本調子では疲れてしまいます。仕事やスポーツの前に、気分が上がる音楽を聴いたり。お休みは、寛げる所へ行ったり、映画を観たり。上手にメリハリをつけて、リズミカルに暮らしましょう。
人の心には喜怒哀楽だけでなく、憂いや驚きなど様々な感情が沸き上がります。喜びや楽しみはもちろんですが、時には悲しみを自然に受け入れ涙することも、心をいきいきさせることにつながります。
日中に活動して、夜間に休息するのが、生体リズムを乱さない暮らし方。あまり長い昼寝をしたり、夜遅くまで動き回ると、生体リズムが乱れて、心のバランスまで崩してしまう原因になります。
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朝、日が昇ったら活動し、夜はゆっくり休息する―
私たちは自然のめぐりに寄り添った
生体リズムに乗って生きています。
加齢や環境の影響で乱れがちな
生体リズムを整えると、
体に自己回復力が満ち溢れ、
ダメージに負けない強さが宿ります。
養生は暮らしをはずませる、いわばビタミン&スパイス。
上手に活かして、もっと愉しく、ずっといきいき!