高齢者のふらつきの原因とは?改善・予防の方法も紹介!
「高齢者の方のふらつきが気になる」「最近ふらつくことが増えた」などに心当たりはありませんか?高齢者の方のふらつきには、病気が原因の可能性もあります。当記事では、高齢者の方のふらつきの原因や改善方法について解説します。
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高齢者のふらつきの原因
高齢者の方がふらつきを感じる原因はさまざまです。
- 平衡機能の低下
- 筋力の低下
- 病気
ここでは原因についてそれぞれ解説します。
平衡機能の低下
私たちの身体を平衡に保つためには3つの情報が必要です。
- 目から入ってくる情報
- 重力や加速、回転などを感知した耳からの情報
- 自分の身体がどのように動いているのかを感知する足の裏の感覚
このとき、耳からの情報に問題が生じるとめまいを感じてふらつく場合があります。
特に、年齢を重ねると耳や目の働きが衰えるため、平衡機能が低下します。
筋力の低下
加齢になると筋力が衰えて、身体を支え切れずにふらつくケースも考えられるでしょう。
例えば、立ち上がるために必要な大臀筋(お尻の筋肉)や、足を踏ん張るときに必要な大腿四頭筋(太ももの筋肉)は身体の中で最も早く衰え始めるとされています。
そのため、筋力の低下によって「立つ」「座る」「歩く」などの日常生活動作へ影響が出やすくなるのです。
病気
ふらつきやめまいなどを感じる原因には何らかの病気が関連しているケースもあります。
病気の場合、高齢者だけに限らず、幅広い年齢層で発症することもあります。
「急にふらつくことが増えた」「めまいや耳鳴りがする」などの症状や「しびれ」「嘔吐」「激しい頭痛」が起こった場合はなるべく早く病院を受診してください。
ふらつき・めまいの原因となる7つの病気
次は、ふらつきやめまいの原因となる病気を7つ解説します。
- メニエール病
- 突発性難聴
- 良性発作性頭位めまい症
- 前庭神経炎
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- 椎骨脳底動脈循環不全
- 聴神経腫瘍
これらの病気はあくまで症例です。
情報を参考にし、めまいやふらつきの正しい原因は病院を受診しましょう。
メニエール病
メニエール病は、突然激しい回転性のめまいが起こる病気です。
めまい以外にも耳鳴りや難聴、耳が詰まった感覚が症状として起こる場合があります。
メニエール病の原因は、ストレスや睡眠不足、疲労や気圧の変化などさまざまです。
症状が進行すると日常生活に支障をきたすケースも多く「布団に寝ていないとつらい」「家事や仕事をすることができない」という方も多いです。
突発性難聴
突発性難聴は、突発的な難聴や耳鳴り、めまい、吐き気が起こる病気です。
突然発症する感音難聴※でもあり、左右どちらか一方の耳に対して前触れがない状態で聞こえなくなったり、朝目が覚めて耳が聞こえないことに気づくというケースもあります。
突発性難聴の原因は明らかにされていませんが、音の振動を電気信号に変換して脳に伝える役割を持つ有毛細胞が何らかの原因によって傷つくことで起こると考えられています。
突発性難聴は早く治療をしないと耳の症状が残りやすくなることや、高齢者は重症化しやすい傾向にあるため「あれ?」と感じたらなるべく早く病院を受診してください。
※感音難聴:内耳から脳に音がうまく伝わらない状態
良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症は、起き上がったり寝返りを打ったりなど、頭を特定の位置に動かしたときに回転性のめまいや動揺性のめまい※が起こる病気です。
良性発作性頭位めまい症の原因は、身体の傾きを伝える「耳石」が加齢とともに剥がれて半規管(内耳にある平衡感覚器の一部)と呼ばれる場所へ入り込むことが挙げられます。
めまいは数分でおさまりますが、頭を動かす動きをすると繰り返し起こります。
※動揺性のめまい:身体が浮いたような、宙を歩いているような感覚に陥るめまい
前庭神経炎
前庭神経炎は、突然激しい回転性のめまいと吐き気、嘔吐が起こる病気です。
耳鳴りや難聴などの症状はありませんが、1度だけ大きな発作が起こります。
前庭神経炎の原因は、平衡感覚をつかさどる「前庭(ぜんてい)」神経に炎症が起きて障害されることだと考えられています。
また、発作後の回復には時間がかかり、めまいがおさまった後もしばらくの間はふらつきが続くため「もしかして大きな病気かな」と不安になる方も多いようです。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)
脳卒中(脳梗塞・脳出血)は、めまいや手足・顔のしびれ、麻痺、舌のもつれや激しい頭痛などが起こる緊急性の高い状態です。
脳卒中は、脳に血液が流れなくなるために、脳の神経細胞がダメージを受ける病気全般を指す言葉で、原因によって「脳梗塞」「脳出血」などに分類されています。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)の原因はそれぞれ次のとおりです。
- 脳梗塞:脳血管の詰まり、閉塞によって脳への血流量が減少し、細胞が障害される
- 脳出血:脳の血管が破れて脳内で出血することで細胞が障害される
それぞれの詳しい原因は多岐にわたりますが、主に「高血圧」などが挙げられます。
脳卒中は命に関わるため、すぐに救急車を呼び治療を開始することが重要です。
椎骨(ついこつ)脳底動脈循環不全
椎骨(ついこつ)脳底動脈循環不全は、一時的なめまいや吐き気などが起こる病気です。
手や腕のしびれ、物が二重に見えるという症状が起こる場合もあります。
椎骨(ついこつ)脳底動脈循環不全の原因は、脳幹※や、小脳へ血流を送る「椎骨動脈」「脳底動脈」が動脈硬化による血管の狭窄を起こしたり、加齢・外傷によって頚椎(首の骨)が変形を起こしたりすることが挙げられます。
主に血液の流れが悪くなりやすい高血圧や、高脂血症、糖尿病を持病に持つ方が発症しやすい傾向にあると考えられるでしょう。
※脳幹:中枢神経系を構成する部位が集まっている器官
聴神経腫瘍
聴神経腫瘍は、軽いめまいや徐々に進行する難聴、耳鳴りなどの症状が起こる腫瘍です。
腫瘍のほとんどは良性で、命に関わる腫瘍ではありませんが、サイズが大きくなると顔に麻痺が残る「顔面神経麻痺」などの症状が起こる場合もあります。
聴神経腫瘍の原因ははっきりと解明されていませんが、遺伝子異常が関与している可能性が高いと考えられています。
状態を放置すると、歩行障害や嚥下障害などの症状をきたす場合もあるため、なるべく早く病院を受診して医師の診察を受けることが大切です。
高齢者がふらつきやすい場所
次は、高齢者がふらつきやすい場所を表で解説します。
ふらつきやすい場所 |
原因 |
---|---|
浴室や脱衣所 |
濡れた床で滑ったり、ヒートショック※に陥ったりすることでふらつく ※気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こること |
庭や駐車場 |
・庭作業などで脚立を使用する際に、バランスを崩してふらつく ・老眼などで足元が見えにくくなり、車止めにつまずいたりしてふらつく |
階段 |
・筋力低下や背中が曲がるなどの理由で重心が後方に傾くことでふらつく ・サイズの合わないスリッパによって、ふらつく |
他にも、夜間の就寝時に寝ぼけた状態でトイレなどへ行こうとしたとき、ふらついて転倒してしまう可能性も挙げられるでしょう。
筋肉や骨が衰えやすい高齢者の方は、ふらついて転倒することによってケガをしやすく、一定期間の安静や入院による寝たきり状態のリスクが高まるため、注意が必要です。
高齢者のふらつきを改善する平衡訓練
高齢者のふらつきは平衡感覚を鍛える訓練で改善しましょう。
ここでは高齢の方も簡単に行える2つの平衡訓練を解説します。
2つの平衡訓練は座っても行えるため、ぜひチャレンジしてみてください。
小脳の平衡訓練
1つ目の平衡訓練は「小脳を鍛える訓練」です。
- 右利きの人は右手を前にしっかり伸ばし、親指を立てる
- 左手の人差し指は顎に当て、頭を動かさないようにする
- その状態で伸ばした右手を左右に30度ずつ動かし、目は右手親指の爪を追いかける
三半規管(耳)の平衡訓練
2つ目の平衡訓練は「三半規管(耳)の訓練」です。
- 右利きの人は右手を前に伸ばし、親指を立てる
- 首を左右に30度ずつ振りながら、右手の親指の爪から目を離さないようにする
2つの平衡訓練を行うとき、スピードをつけて手や首を左右に動かすとめまいや吐き気を催す場合もあるため、自分のペースでゆっくりと行いましょう。
高齢者のふらつき対策のための4つの方法
次は、高齢者のふらつき対策に役立つ方法を4つ解説します。
- 運動を習慣にする
- 生活習慣を改善する
- ふらつきやすい場所ごとに対策をする
- 家族での声かけ・見守りなどの対策をする
それぞれ解説しますので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
運動を習慣にする
散歩や体操など、無理のない程度の運動を習慣化することは筋力UPにつながります。
高齢になると筋肉が衰えて「サルコペニア」や「フレイル」などの状態を引き起こすリスクも高まることから、積極的に筋肉の維持や強化ができる運動を取り入れましょう。
※おすすめの運動方法は下記の記事で紹介しています。
高齢者が運動すべき8つの理由・効果!筋トレ&有酸素運動メニュー
生活習慣を改善する
ふらつきを感じる原因の中には生活習慣の乱れが関わっている場合もあります。
そのため、毎日の生活習慣を改善することも大切です。
- 十分な睡眠をとり、自律神経を整える
- 栄養バランスの取れた食生活を心がける
- 水分をこまめにとる
生活習慣を改善を行いながら運動も取り入れて健康を維持しましょう。
ふらつきやすい場所ごとに対策する
高齢になってふらつく機会が増えたという場合は、お家の中でふらつきやすい場所ごとに対策を講じることも大切です。
- 浴室・脱衣所に滑り止めマットを敷く
- スリッパをルームシューズなどのフィットするものに替える
- 室内ドアの下部など段差になっている箇所があれば、スロープをつける
- 階段や段差のあるところに手すりをつける など
具体的にどこを対策するべきかに悩んだら、かかりつけの病院や高齢者の方のサポートを目的とする地域包括支援センターで、相談してみても良いでしょう。
家族で声かけ・見守りなどの対策をする
ご家族に高齢者の方がいる場合、声かけや見守りを行うことも大切です。
例えば、階段を利用する際は家族の手を借りて登ったり、段差がある場所や滑りやすい場所を通る際は「そこは滑るから気を付けてね」と声をかけたりしてみましょう。
また、高齢者のご本人も「今から庭の木を整えに行くよ」「お風呂に入るよ」など家族への声かけを忘れずに行うことも対策につながります。
もし、お家にご家族がいない場合や、ともに高齢である場合は、かかりつけの病院や地域包括支援センターなどの公的機関に相談して対策を相談することもおすすめです。
まとめ
当記事では、高齢者の方がふらつく原因や対策方法について解説しました。
「最近よくふらつく」という場合は、お家の中や日常生活の見直しが大切です。
また、ふらつく以外の症状が伴う場合は何らかの病気が関連している場合もあるため、まずは病院を受診して医師に相談しましょう。
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