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突然太ももの筋肉が痛む原因は?筋肉をほぐす6つのストレッチ法を解説

「突然、太ももに筋肉痛のような痛みを感じる」「筋肉痛になるような運動はしてないのだけれど、どうしてだろう?」とお困りの方はいませんか?太ももの筋肉に感じる痛みは肉離れ、骨折、病気など様々な原因が考えられるでしょう。本記事では、突然太ももの筋肉が痛む原因や筋肉をほぐす6つのストレッチ法を解説します。

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突然、太ももが筋肉痛のような痛みを感じる原因は?

ここでは、突然、太ももが筋肉痛のような痛みを感じる原因を2つ解説します。

  1. 肉離れや骨折の可能性もある
  2. 何らかの病気が隠れている可能性もある

「筋肉痛になるような運動はしていない」「心当たりがない」という方は、ぜひ可能性の1つとして参考にしてください。

肉離れや骨折の可能性もある

突然、太ももに筋肉痛のような痛みを感じる場合、肉離れや骨折の可能性が考えられます。

肉離れとは、筋肉が断裂する怪我です。

急なダッシュやジャンプなど、急激に筋肉へ負荷がかかる動作を行った際に太ももやふくらはぎなどの筋肉が切れたり裂けたりして起こります。

肉離れは、ちょっとした運動や何気ない動作でも起こる可能性があり、運動不足などによって筋肉の柔軟性が低下している状態でも起こる可能性が考えられるでしょう。

次に骨折の可能性です。

スポーツなどによる太ももへの負荷や、骨の強度が低下して起こる骨粗しょう症を患っている方だと、転倒あるいは転倒しそうになったという状況で骨折する可能性もあります。

太ももを骨折すると痛みはもちろん、腫れなど見た目でわかるケースが多く「痛みがひかず、腫れや、触り心地がいつもとは異なる場合」は整形外科を受診するべきでしょう。

何らかの病気が隠れている可能性もある

突然、太ももに痛みを感じるけれど「肉離れ」や「骨折」などの症状から見て違うと感じる場合、何らかの病気が隠れている可能性もあります。

  • 太もものどこが痛むのか
  • 太もも以外でどこか体が痛むことはないか
  • 太ももの痛み以外で腫れや何か異変はないか

太ももに筋肉痛のような痛みを感じる場合は、上記の項目からどのような病気の可能性が考えられるかを、医師に相談することが大切です。

太もものどこが痛い?筋肉の名前(部位)で考える原因

次は、太もものどこが痛いのか、筋肉の名前(部位)で考える原因を解説します。

太もものどこが痛む?

筋肉の特徴

痛みの原因

大腿四頭筋

太もも前側の筋肉

  • 太ももで最も大きい筋肉
  • 主に膝関節を伸ばす役割を担う
  • 大腿四頭筋炎症
  • 大腿神経痛 など

ハムストリングス

太もも裏側の筋肉

  • 膝を曲げるときや股関節を後ろに反らすときに働く
  • 走っているときに立ち止まる動作も担う
  • 肉離れ
  • ハムストリングス症候群
  • 坐骨神経痛 など

内転筋

太もも内側の筋肉

  • 内ももで最も大きな筋肉
  • 脚を閉じる際に働く
  • 脚が外側に広がるのを抑える役割や、前後に出た脚をもとに戻す役割を担う
  • 股関節内転筋炎
  • グロインペイン症候群
  • 閉鎖神経痛  など

太ももに感じる痛みはどの部位から感じるか、振り返りながらご覧ください。

太もも前側の筋肉が痛い「大腿四頭筋」

大腿四頭筋は、太ももの前側にあり、主に膝関節を伸ばす役割を担う筋肉です。

「大腿直筋(だいたいちょっきん)」「内側広筋(ないそくこうきん)」「外側広筋(がいそくこうきん)」「中間広筋(ちゅうかんこうきん)」の4つから成り立っています。

大腿四頭筋に痛みを感じる場合、次の原因が考えられるでしょう。

  1. 大腿四頭筋炎症
  2. 大腿神経痛 など

大腿四頭筋炎症は、太ももの筋肉を使いすぎることで生じる筋肉の炎症です。

痛みは膝上や股関節周辺に出るケースが多く、運動をすると痛みが増し、安静時には痛みが軽減するという特徴を持っています。

大腿四頭筋は「立つ」「しゃがむ」「立ち上がる」「ジャンプ」「踏ん張る」「キック」など幅広い動作を行う際に関わっており、過度な負荷が原因で痛みが生じやすくなります。

次に、大腿神経痛は、大腿神経と呼ばれる腰椎から出ている神経が損傷を受けることによって太ももの前側や腰に痛みが生じる状態を指すものです。

大腿神経は太もも前から外側の筋肉につながっており、大腿神経の周囲にある筋肉が硬くなったり、動きが悪くなったりすると神経が圧迫され、痛みやしびれを生じます。

ほかにも、腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症などによって神経が圧迫・損傷を受けた場合にも同様の症状を引き起こす可能性があります。

また、大腿神経痛の場合は、太ももの前側に痛みを感じるだけでなく「腰痛」も同時に引き起こされると考えられており、太もも以外にも痛みがある場合は注意が必要です。

太もも裏側の筋肉が痛い「ハムストリングス」

ハムストリングスは、おしりの付け根から太ももの裏側、太ももから膝裏周辺にある「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」「半膜様筋(はんまくようきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」の3つを総称した筋肉です。

膝を曲げるときや股関節を後ろに反らす際に動き、走っているときに立ち止まる動作も担っています。

ハムストリングスに痛みを感じる場合、次の原因が考えられるでしょう。

  1. 肉離れ
  2. ハムストリングス症候群
  3. 坐骨神経痛 など

ハムストリングスは、肉離れを起こしやすい部位の1つとしても知られています。

急激なダッシュやストップそしてターンを行う際に肉離れを起こす方も多いです。

次に、ハムストリングス症候群は、ハムストリングスに過度な負荷がかかって痛みを引き起こすもので、お尻の骨部分から太ももの裏にかけて痛みが生じます。

また、次に解説する坐骨神経痛と似た症状であることから「これは坐骨神経痛かも?」と勘違いして病院を受診するケースもあるようです。

坐骨神経痛は、坐骨神経が何らかの原因によって圧迫されて、神経周辺にある痛みを感じるエリア(知覚領域)が刺激された結果、痛みが生じている状態です。

坐骨神経痛の原因には「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」「梨状筋症候群」と呼ばれるものが挙げられます。

「腰から足」「お尻から足」の片側にかけて痛みを感じるケースが多く「ハムストリングスだけではなくてお尻や足まで痛む」という場合は注意が必要です。

太もも内側の筋肉が痛い「内転筋」

内転筋は「恥骨筋(ちこつきん)」「短内転筋(たんないてんきん)」「長内転筋(ちょうないてんきん)」「大内転筋(だいないてんきん)」の4つから成り立つ筋肉です。

内ももで最も大きな筋肉である内転筋は、足を閉じる際に働く筋肉で、足が外側に広がることを抑えたり、前後に出た足をもとに戻す役割も担っています。

内転筋に痛みを感じる場合、次の原因が考えられるでしょう。

  1. 股関節内転筋炎・グロインペイン症候群
  2. 閉鎖神経痛  など

股関節内転筋炎は、その名のとおり、股関節を内転する筋肉の炎症です。

何らかの原因によって内転筋に炎症が起こり、太もも内側に痛みや腫れが生じます。

次に、グロインペイン症候群は、股関節周辺に痛みや不快感がある状態を指すもので、運動時の痛みや時に鼠径部や太もも内側、下腹部に起こる疼痛が特徴的です。

主にサッカーなど下肢(足)を伸ばして上に挙げたり、足を外側に開いたりする動作で生じやすく、筋肉や腱の損傷、股関節に関する問題などが原因として挙げられます。

ほかにも、鼠径ヘルニアや、神経の圧迫、病気など考えられる原因は多岐にわたります。

次に、閉鎖神経痛は、閉鎖神経と呼ばれる太もも内側にある皮膚の知覚神経や、内転筋などを支配している神経が炎症を起こしたことによって痛みが生じる神経痛です。

膝から太もも内側、股関節部分に痛みが生じたり、ごくまれにもも内側にけいれんが起きるなどの症状が起こるケースもあるようです。

太ももの筋肉をほぐす6つのストレッチ法

次は、太ももの筋肉をほぐすストレッチ法を3つの部位から合計6つ解説します。

a.大腿四頭筋をほぐすストレッチ法
b.ハムストリングスをほぐすストレッチ法
c.内転筋をほぐすストレッチ法

これまでに挙げた「突然、太ももに筋肉痛のような痛みを感じる」「太ももが痛い」という原因には筋肉に過度な負荷をかけた場合なども挙げられます。

「運動不足」という方や「スポーツや運動前の柔軟運動を怠っている」という方まで、まずは太ももの筋肉をほぐすストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めることが大切です。

大腿四頭筋をほぐすストレッチ法

ここでは、大腿四頭筋をほぐすストレッチ法を2つ解説します。

大腿四頭筋のストレッチ法1

  1. うつ伏せになり、片方の脚を膝からお尻に近づけるように曲げて手で持つ。
  2. 太ももの前側が伸びていることを感じながら、上半身は床につけ、リラックス。
  3. 両足20秒を3セット行う。

こちらのストレッチを行う際は、太ももの前側に痛みを感じる手前かつ、しっかり大腿四頭筋が伸びていることを感じながらゆっくり行います。

大腿四頭筋のストレッチ法2

  1. 壁を背にして片足を膝立ちにする。
  2. 反対の足先の甲を壁につける。
  3. 上体をゆっくり起こして後ろ足の付け根をストレッチする。
  4. 1回40秒を1日2セット〜4セット行う。

壁を使ったストレッチは、しっかりと足を固定できるため、大腿四頭筋をしっかり伸ばせる点がメリットです。

勢いをつけて上半身を起こすと痛みを感じる可能性もあるため、ゆっくりを意識して取り組みましょう。

ハムストリングスをほぐすストレッチ法

ここでは、ハムストリングスをほぐすストレッチ法を2つ解説します。

ハムストリングスのストレッチ法1

  1. 立った姿勢から右足を1歩前に出して膝を曲げ、左足は一歩後ろに引いて脚を伸ばして腰を少し落とす。(両手は床の上)
  2. 息を吐きながら、重心を後ろにある左足に移動させて、右足の裏ももが伸びるように膝をしっかりと伸ばす。
  3. 元の姿勢に戻る。
  4. 両足各10回ずつ行う。

ヨガのイメージで行うこちらのストレッチは呼吸が途切れないよう意識しましょう。

また、ストレッチ中は体がよろけないよう近くに掴まれるものがある場所で行ってください。

ハムストリングスのストレッチ法2

  1. かかとをしっかりつける。
  2. しゃがんだ状態で足首を持ち、胸と太ももを着ける。
  3. ゆっくりお尻を上げ、頭を下げていく。(胸と太ももが離れないように注意する)
  4. 限界まで上げた状態で5秒維持する。
  5. 5回を1日2セット行う。

こちらのストレッチは腰痛のスーパードクターと呼ばれる徳島大学の西良浩一先生が提唱しているハムストリングスのストレッチ方法です。

無理はせず、辛い体勢だと感じた場合はできる範囲から始めてみましょう。

内転筋をほぐすストレッチ法

ここでは、内転筋をほぐすストレッチ法を2つ解説します。

内転筋のストレッチ法1

  1. 両足を肩幅よりも少し広めに開く。
  2. 骨盤を左に倒し、右手で右足の骨盤・股関節の付け根あたりを押す。
  3. 左右とも行う。

こちらのストレッチは回数の指定なく、ちょっとしたスキマ時間や体をストレッチしたいときなど、自分のペースで行えます。

2の状態は、体がふらついたり、よろけたりしないよう注意が必要です。

内転筋のストレッチ法2

  1. 四つん這(ば)いの姿勢になる。
  2. 膝を腰の幅より外側に向け、無理のないところまで広げていく。
  3. 腰を深く沈めながら、かかとのほうへ近づける。
  4. 体勢を5秒間キープする。
  5. 10回を1セット行う。

こちらのストレッチは「フロッグポーズ」と呼ばれるもので、内転筋を柔軟に保つために行われることから、筋力トレーニングや運動前に行う方もいます。

伸ばす際は気持ちいいと感じる範囲で行いましょう。

痛みや違和感を感じた場合は、やり過ぎているサインです。

太ももの筋肉が痛い場合は病院の受診を検討しよう

ここまで太ももの筋肉が痛む原因や、筋肉をほぐすストレッチ法を解説しました。

「自分は原因に当てはまらない」「骨折や肉離れを起こすような動作はしていない」という方でも、まずは1度病院を受診することが大切です。

ここでは、太ももの筋肉が痛い場合は何科を受診するべきかや、受診目安を解説します。

  1. 太ももの筋肉が痛む場合は整形外科を受診しよう
  2. 受診目安

自分では心当たりがない場合でも、病院に行き、医師の診察や検査によって痛みの原因をはっきりさせられるため、我慢せずに病院を受診してくださいね。

太ももの筋肉が痛む場合は整形外科を受診しよう

太ももの筋肉が痛む場合は、整形外科を受診します。

整形外科では対応できない症状や病気の場合は、医師より適切な科への紹介状や「この状態は何科が良い」と提案してもらえるでしょう。

受診目安

太ももの筋肉が痛む場合の受診目安は次のとおりです。

  1. 痛みが1週間以上続いている
  2. 痛み以外にもしびれや、何らかの症状や見た目に異変がある
  3. 歩行や日常動作に支障が出ている  など

痛みはあっても我慢できるという場合でも、症状が進行して治療が長引く可能性もあるため、なるべく早く病院を受診しましょう。

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。

まとめ

本記事では、太ももの筋肉に筋肉痛のような痛みを感じる場合や、何らかの痛みを感じる際の原因や筋肉をほぐすストレッチ法を6つ解説しました。

安静状態でも太ももが痛む場合や、太もも以外にも痛みやしびれなどいつもとは違う感覚がある場合は病院を受診し、医師による適切な診断と治療を受けるべきです。

足は何歳になっても大切な部位の1つです。

痛みを我慢せず、お家でのストレッチや病院を受診して改善させましょう。

坂本 彩香 監修

ブロバスケットボールチーム 熊本ヴォルターズ トレーナー

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校アスレティックトレーニング専攻 学士を卒業。
「BOC-ATC (米国アスレティックトレーナー資格認定委員会公認アスレティックトレーナー)」という、
アメリカでは准医療従事者として認定され国家資格の立ち位置にあり、日本国内での保有者はわずかしかいない資格を取得。
現在は熊本ヴォルターズのトレーナーとして、選手のサポートに従事。

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DOMO COLUMN 年齢と共に輝き続けるひとのためのコラム

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