寒さ極まる季節、手足の指先や関節が冷えて体も固く縮こまり、体を動かすことが億劫に感じることが多くなりがち。そんな季節には、体をあたためる温性の食材や辛味のある食材で代謝を上げ、体を活動の方向にスイッチを入れましょう。
黒米は血の巡り、ほうれん草や人参は血に栄養を与え、また冬に関連する「腎」を高める黒胡麻や胡桃は冬に弱った体を整え代謝を上げると言われています。
今月ご紹介するレシピは韓国料理。彩り野菜で見た目も華やかでバランスもよく、食卓がパッと明るくなること間違いなし♪薬膳の考え方を取り入れた食事で春に向けて体を整えましょう!
冬のおすすめの食材
人参
「血」に栄養を与えるはたらきがあると言われます。貧血傾向や皮膚の乾燥が気になる方におすすめ。
かぼちゃ
温性の食材。抗酸化作用のある栄養成分を含み、アンチエイジングにも◎
浅利
体の水分代謝を整えるはたらきがあると言われています。
唐辛子
体を温める力がとても強い食材。胃腸の弱い方は特に、使う量を控えめにしましょう。
2色野菜のキンパ
材料(2人分)約50分(炊飯時間含む)
- *酢飯
- 米 ・・・・・ 1合
- 黒米 ・・・・・ 大さじ2
- 酢 ・・・・・ 大さじ1
- ごま油 ・・・・・ 小さじ1
- 塩 ・・・・・ 小さじ1/3
- *具材
- ほうれん草 ・・・・・ 1/3束
- 人参 ・・・・・ 1/2本程度
- 胡桃(くるみ) ・・・・・ 一掴み程度
- 黒胡麻 ・・・・・ 大さじ1
- コチュジャン ・・・・・ 大さじ1程度
- ごま油 ・・・・・ 小さじ1/2+1
- 塩 ・・・・・ 少々
- 海苔 ・・・・・ 3枚
- ※おおよそ3本作ることができる分量です。
つくり方
1米に黒米をあわせて炊飯し、炊き上がったら酢大さじ1とごま油小さじ1、塩小さじ1/3程度を入れて韓国風の酢飯を作る。
2ほうれん草はさっとゆでて食べやすい大きさに切り、ごま油小さじ1/2、塩少々で味つけし、人参は千切りにしてフライパンでごま油小さじ1で炒め、塩少々で味つけしておく。
3巻きすの上に海苔を乗せて、お茶碗一杯程度のご飯を薄く全体にのばし、その上に②のほうれん草、人参、そしてコチュジャンを小さじ1強塗り、さらに胡桃と黒胡麻を乗せてしっかり巻きあげる。
*海苔の端に米粒を数か所につけると糊代わりになります。
4仕上げに表面にごま油をさっと塗って、塩少々も少し振り、食べやすい大きさに切って完成。
かぼちゃのジョン
材料(2人分)調理時間目安:約10分
- 小麦粉 ・・・・・ 50g
- 水 ・・・・・ 100mL
- かぼちゃ ・・・・・ 200g
- 塩 ・・・・・ 少々
- ごま油 ・・・・・ 小さじ1
- 黒胡麻 ・・・・・ 大さじ1
- 油 ・・・・・ 適宜
- *つけだれ
- 酢 ・・・・・ 大さじ1
- 醤油 ・・・・・ 大さじ1
- ごま油 ・・・・・ 小さじ1
つくり方
1かぼちゃを電子レンジなどで先に柔らかく熱を加えておき、薄くスライスする。
2小麦粉に水を入れしっかり混ぜ合わせて、塩とごま油小さじ1を入れさらによく混ぜ合わせる。
3油を敷いてフライパンを熱し、円状に流し入れ、表面に①のかぼちゃを並べ、さらに上から②の液をかけ、黒胡麻をかけて両面こんがり焼いたら完成。
4食べやすい大きさに切り、つけだれにつけていただきます。
トックスープ
材料(2人分)調理時間目安:約10分
- トック(韓国餅) ・・・・・ 6~8本程度
- (なければお餅を4等分ほどの食べやすい大きさに切って使います)
- 水 ・・・・・ 800mL
- あさり ・・・・・ 100g
- 豚肉 ・・・・・ 50g
- 長ネギ ・・・・・ 10cm程度
- 白菜 ・・・・・ 2~3枚
- ごま油 ・・・・・ 大さじ2
- 塩胡椒 ・・・・・ 適宜
つくり方
1ごま油を入れ熱した鍋に、長ネギの千切りをと豚肉を2~3分炒める。
2①に水800mLとトック、食べやすい大きさに切った白菜を入れて5分ほど煮込む。
3②にあさりを入れ沸騰したらアクをとり、塩胡椒で味を調え完成。
簡単野菜キムチ
材料(2人分)調理時間目安:約15分
- たらこ・・・・・20g
- 生姜(すりおろし) ・・・・・ 小さじ1
- にんにく(すりおろし) ・・・・・ 少々
- りんご(すりおろし) ・・・・・ 大さじ3
- 粉唐辛子 ・・・・・ 大さじ1
- 蜂蜜 ・・・・・ 大さじ1
- 蕪(かぶ) ・・・・・ 2個
- 白菜 ・・・・・ 100g程度
- 塩 ・・・・・ 少々
- 上新粉 ・・・・・ 小さじ1
- 水 ・・・・・ 1/3カップ
つくり方
1たらこを腹から出して膜を取り除き、生姜とにんにくのすりおろし、りんごもすりおろし大さじ3と粉唐辛子、蜂蜜を入れてよく混ぜ合わせる。
2上新粉小さじ1を水1/3カップに溶かし、鍋で熱を加える。少し冷めたら①に入れてよく混ぜ合わせる。
*野菜に絡みつきやすくなり、発色がよくなります。
3白菜、蕪などお好みの野菜を塩少々でしっかり揉んで水分を絞ってから、②と混ぜ合わせて完成。