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からだの中から乾燥対策ができるレシピ!「秋の潤い和食」

からだの中から乾燥対策ができるレシピ!「秋の潤い和食」

9月は残暑が続くものの、だんだんと日が短くなり、秋に移り変わる時期です。
空気も暖かく湿ったものから急に冷たく乾燥したものに変わり、咳が出たり、肌の乾燥も気になりだしてきます。
薬膳では白胡麻や白木耳、蓮根などの「白い食材」は体を潤すと言われており、乾燥するこの時季にぴったりの食材です。
今回は「白い食材」を使ったレシピをご紹介します。
今の時季こそ、「白い食材」を積極的に取り入れて乾燥から身を守りましょう!

秋のおすすめの食材

白胡麻

肌や腸を潤す食材。便秘の改善にも◎
薬膳において黒胡麻はエネルギーチャージなど、白胡麻とは別のはたらきがあるとされ使い分けられています。

白木耳

薬膳では銀耳(ぎんじ)とも呼ばれます。ねばりけがある成分が豊富に含まれており、肌の保湿にぴったり。

蓮根

咳が気になる方におすすめ。疲れを癒し、胃腸を整えます。

蜂蜜

のどや肌に潤いを与えます。
胃腸の粘膜を保護し、腸内環境の改善にも役立ちます。

蓮根のはさみ焼き 白胡麻風味

蓮根のはさみ焼き 白胡麻風味

材料(2人分)調理時間目安:約15分

  • 蓮根 ・・・・・ 1本(100g程度)
  • 豚ひき肉 ・・・・・ 150g
  • 塩胡椒 ・・・・・ 少々
  • 生姜(すりおろし) ・・・・・ 小さじ1
  • 白胡麻 ・・・・・ 大さじ2
  • 片栗粉 ・・・・・ 大さじ2
  • 油 ・・・・・ 大さじ2

  • *たれの調味料
  • 醤油 ・・・・・ 大さじ1
  • 蜂蜜 ・・・・・ 大さじ1
  • 酒 ・・・・・ 大さじ2

つくり方

1蓮根は皮をむき、1cmほどの輪切りにする。
2豚ひき肉に塩胡椒と生姜を加えてしっかり練る。
3②の豚肉を一掴み程度取り、蓮根2枚ではさむ。蓮根の穴にもしっかり詰め込むようにする。すべて同様に作る。
4③の両面に白胡麻をたっぷりまぶし、その上から片栗粉をまぶして、油をひいたフライパンで両面をこんがり焼く。
5豚肉にも火が通ったら、たれの調味料を入れてなじませ、水分が少なくなり、たれが絡んだら出来上がり。あれば彩りに葉物野菜を敷いて盛り付ける。

※蜂蜜を使用しているため、生後1歳未満の乳児には食べさせないでください。

タコと生姜の炊き込みごはん

タコと生姜の炊き込みごはん

材料(2人分)調理時間目安:炊飯時間を含めて約30分

  • 米 ・・・・・ 2合
  • タコ ・・・・・ 150g程度
  • 生姜(千切り) ・・・・・ 20g
  • 醤油 ・・・・・ 大さじ2
  • 酒 ・・・・・ 大さじ1
  • 紫蘇(千切り) ・・・・・ 3、4枚

つくり方

1米をといで炊飯器に入れ、2合の目盛りから大さじ3杯程度減らした量の水を入れる。
2タコを2cm程度の食べやすい大きさに切る。
3①に②と生姜、醤油、酒を加えて炊飯する。
4炊きあがったら茶碗に盛り、その上に千切りの紫蘇を散らして出来上がり。

※炊飯時間は炊飯器により異なります。

トマトと白木耳のかきたま汁

トマトと白木耳のかきたま汁

材料(2人分)調理時間目安:約10分

  • 昆布と干しシイタケの出汁 ・・・・・ 500cc
  • 白木耳 ・・・・・ 5g
  • トマト ・・・・・ 1個
  • 卵 ・・・・・ 1個
  • ごま油 ・・・・・ 小さじ1
  • 醤油 ・・・・・ 小さじ1
  • 塩 ・・・・・ 少々
  • みりん ・・・・・ 少々
  • (白木耳がないときはオクラなどのねばねば食材で代用可)

つくり方

1白木耳は水に戻してから固い軸をとり食べやすい大きさに切っておく。
2鍋に出汁を入れ、トマトを8等分ほどに切ったものと①の白木耳を入れてさっと沸騰させたらごま油、醤油、塩、みりんを加える。
3最後に卵を溶いたものを入れ、卵がふんわり煮えたら完成。

さつまいもとりんごのデザートサラダ

さつまいもとりんごのデザートサラダ

材料(2人分)調理時間目安:約5分*加熱する時間を除く

  • さつまいも ・・・・・ 1本
  • りんご ・・・・・ 1個
  • ヨーグルト ・・・・・ 大さじ4
  • 塩 ・・・・・ 少々
  • オリーブオイル ・・・・・ 小さじ1
  • お好みでクコの実 ・・・・・ 小さじ1程度

つくり方

1さつまいもは2cm程の輪切りにして水に浸しておいてから電子レンジで約6分ほど加熱し、冷めてから4等分にする。
2りんごも食べやすい大きさに切り、塩水に入れておく。
3①と水気をきった②のりんごを合わせ、ヨーグルトと塩、オリーブオイルで和えたら完成。仕上げにクコの実をのせます。

谷口ももよ先生 監修

薬膳料理研究家
岐阜県出身。長年の自身の体調不良から薬膳の道へ。
「健康は日々の食卓から」「美食薬膳」をテーマに、身近な食材を使った簡単で美味しい薬膳レシピを料理教室や様々なメディアで紹介。

*一般社団法人東洋美食薬膳協会 代表理事
*全日本薬膳食医情報協会 名誉顧問
*薬膳料理教室「Salon de Maman」主宰
*著書「薬膳ビューティーレシピ」等多数
(グルマン世界料理本大賞2度グランプリ受賞)

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