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腰痛で座ると痛いのに立つと楽なのはなぜ?メカニズムと3つの対処法を解説

「腰痛で座ると痛いのに、なぜか立つと楽になる」とお悩みの方はいませんか?このような状態で考えられる原因は「腰椎椎間板ヘルニア」などが挙げられるでしょう。本記事では、腰痛で座ると痛みを感じるが、立つと楽になるメカニズムや原因、4つの対処法を解説します。

痛散湯は「指定第2類医薬品」として販売を開始してから半世紀以上の販売実績を持つ、漢方に学んだ痛みに効く医薬品です。

痛散湯(煎じ薬)と再春痛散湯エキス顆粒の2種類があり、神経や関節炎などの適用症状による痛みを生薬のチカラで治していきます。

種類 効能・効果

第②類医薬品
痛散湯(煎じ薬)

三叉神経痛、肋間神経痛、後頭神経痛、腕神経痛、坐骨神経痛などの各種神経痛、急性慢性関節リウマチ・肩関節周囲炎(四十肩)などの疼痛に効あり。

第②類医薬品
再春痛散湯エキス顆粒

発熱して諸関節や各処の筋肉が腫れて痛むものの次の諸症。神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。

腰痛で座ると痛い!でも立つと楽になるのはどうして?

インターネットにある質問回答サイト「知恵袋」には、腰痛で座ると痛みが生じるのに、なぜか立つと楽になる原因は何なのか、という投稿が多く見かけられます。

多くの方々が悩んでいるその痛みは一体どのように生じているのか、ここではメカニズムについて解説していきます。

腰痛で座ると痛いのに立つと楽になるメカニズム

腰痛で座ると痛いのに、立つと楽になるメカニズムを知るためには「座っている姿勢」と「立っている姿勢」に着目するとわかりやすいでしょう。

根本的なメカニズムとして「筋肉や神経、関節の伸縮が関係している」と考えられます。

まず、2つの姿勢で関わってくる部分が「股関節」と「膝関節」で、立っている姿勢では伸びている股関節と膝関節は、座っている姿勢だとほぼ90°に曲がった状態になります。

そしてこの状態に伴って筋肉と神経は伸びたり縮んだりしているのですが、様々な原因によって上手に伸縮ができない状態になると、痛みが生じる原因となります。

腰痛で座ると痛いのに立つと楽になる病気ってある?

ここでは、腰痛で座ると痛いのに立つと楽になるという症状が生じやすいと考えられる病気を4つ解説します。

  1. 腰椎椎間板ヘルニア
  2. 梨状筋症候群
  3. 坐骨神経痛
  4. 内臓疾患

それぞれ詳しく見ていきます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、椎間板の中にある「髄核」が何らかの原因によって飛び出してしまうことによって神経を圧迫し、痛みを感じている状態のことです。

原因には「加齢」や「重いものを持ったときの負荷」などが挙げられており、痛みの他にも「しびれ」を訴える方もいます。

また上に記載した原因以外にも「長時間車を運転する仕事をしている方」「中腰の姿勢でいる時間が多い方」も腰椎椎間板ヘルニアを発症する可能性が考えられるでしょう。

腰椎椎間板ヘルニアは「座っているよりも立っている方が楽」「背中を丸くした姿勢よりもそらした姿勢の方が楽」で神経を圧迫する姿勢をしていると痛みが生じやすくなります。

腰椎椎間板ヘルニアになると「座ると痛い」「寝ていても痛い」など日常的に痛みを生じる場合が多く、日常生活に支障が出やすいため、早期治療が大切です。

梨状筋症候群

梨状筋(りじょうきん)症候群は、梨状筋(臀部(おしり)の股関節近くに位置する平たい筋肉)によって坐骨神経が圧迫され、臀部(おしり)の痛みや、腰痛、坐骨神経痛を引き起こす病態のことです。

最初の頃は臀部(おしり)に痛みが生じ、徐々に太ももやふくらはぎの裏側に広がり、場合によっては足まで痛みが生じる場合もあります。

梨状筋症候群は長時間の座位や、過度なスポーツ活動などが原因とされることが多いです。

また、注意点として、梨状筋症候群は次に解説する坐骨神経痛と症状が類似していますが、別の疾患であるため、安易に「自分は坐骨神経痛なのだ」と判断するのはやめましょう。

専門医による診断と適切な治療法、対処法を行うことが大切です。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が様々な原因によって圧迫や刺激を受けることによって痛みやしびれが生じることです。

原因は、「腰椎椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」などによって生じると考えられています。

坐骨神経痛になると腰の痛みや「お尻、太ももの後ろ」などにも痛みやしびれが生じ、神経を圧迫しやすい座る姿勢などを取ると痛みが増し、立つと楽になるという特徴もあります。

また、先ほど解説した梨状筋症候群によって坐骨神経痛が引き起こされる可能性もあるため、どちらの場合でも早期的な病院受診が大切です。

内臓疾患

腰痛があると「腰周辺に原因があるのでは?」と思われがちですが、胃・十二指腸潰瘍や、尿路結石などの内臓疾患でも腰痛が生じる場合もあります。

例えば胃や十二指腸の粘膜が傷つけられて起こる胃潰瘍などでは、潰瘍が背中側にできた場合、背中側に痛みが生じるため「腰が痛い」と勘違いする場合もあります。

次に、尿路結石は腎臓でつくられた小さな石が尿管につまって起こる病気です。

尿路結石になると、左右どちらかの背中〜腰に突然ひどい痛みが生じます。

このような内臓疾患の可能性も可能性として考えられるため、「元々腰痛の症状はなかった」「腰じゃなくて背中が痛い気もする」など気になる点がある場合は、病院を受診することをおすすめします。

症状の原因が明確になると自分にあったベストな治療法も見つかり、解決に近づくでしょう。

腰痛で座ると痛い!でも立つと楽になる状態の対処法3つ

ここでは「腰痛で座ると痛い、でも立つと楽になる状態」の対処法を3つ解説します。

  1. ストレッチ
  2. なるべく座っている時間を減らす
  3. 整体に通ってみる

症状が気になる場合、まずは病院を受診した上で医師のアドバイスの元、これらの対処法も採り入れてみることをおすすめします。

ストレッチ

1つ目の対処法は「ストレッチ」です。

座ると腰に痛みが生じる場合、臀部(おしり)の筋肉が凝り固まっている可能性があるため、梨状筋や、大臀筋(おしりの筋肉)をストレッチでほぐしましょう。

☆梨状筋・大臀筋のストレッチ☆

  1. 長座の姿勢で床に座ります
  2. 伸ばした方の膝を抱えるようにして反対側の足の法にクロスさせます
  3. お尻部分に伸びを感じることができればOKです
  4. 膝の角度・足の向きを変えることで伸びの調整を行います

注意点として腰痛がひどい場合は無理に行わず、筋肉を伸ばす際も「気持ち良い程度」を意識してください。

無理に筋肉を伸ばそうとすると腰痛の悪化にもつながるため注意が必要です。

☆梨状筋のストレッチ☆

  1. 椅子に座って右足のかかとを左の膝上にのせる
  2. 両手で右ひざとかかとを胸のほうへ近づける
  3. ②の状態を20秒キープ
  4. 逆側も同様に行う

椅子に座って計40秒間の短時間で梨状筋をストレッチできる方法です。

「少し椅子に座るだけでも腰痛が生じる」という場合はストレッチを控え、調子の良いときに試してみましょう。

なるべく座っている時間を減らす

2つ目の対処法は「なるべく座っている時間を減らす」です。

座ると痛みが生じるのですから、長々と座る姿勢が続く状況は避けなければいけません。

ずっと座っているのではなく、定期的に立ち上がってストレッチをしたり、歩いたりなど常に座っている姿勢が続かないよう意識しましょう。

また「座っていて腰が丸くなってきた」「座っていて腰を伸ばしたくなってきた」と感じたときは立ち上がるサインです。

サインを感じたらなるべく早い時点で立ち上がって腰やその周囲にある筋肉が感じている負担を軽減してあげましょう。

整体に通ってみる

3つ目の対処法は「整体に通ってみる」です。

整体は身体を知り尽くしたプロによって、身体に生じた歪みを整え、血流改善や基礎代謝を向上させやすくしてくれます。

また「筋肉」「神経」「関節」など部位に応じたアプローチで腰痛へ対処できるため、痛みの原因がわからない方や、一時的にでも痛みを緩和したい方にもおすすめです。

腰痛で座ると痛いが、立つと楽な状態でやってはいけない3つのこと

ここでは「腰痛で座ると痛い、でも立つと楽になる状態」でやってはいけない3つのことを解説します。

  1. 筋トレ
  2. 走る動作が多いスポーツ
  3. 強い力で腰を揉みほぐす

良かれと思った行為が腰痛を悪化させる可能性もあります。

やってはいけない3つのことを理解し、腰痛に適した対処法を受けることが大切です。

筋トレ

やってはいけないこと1つ目は「筋トレ」です。

筋トレをすることで、筋肉をほぐして血流を促進し、冷えなどによって起こる腰痛を緩和できる可能性があります。

しかし、急に筋トレをしたことで「筋肉の緊張」「張り」が起こると筋肉は硬さを増し、腰痛が悪化する可能性もあるため、注意が必要です。

走る動作が多いスポーツ

やってはいけないこと2つ目は「走る動作が多いスポーツ」です。

走る動作は、股関節の外旋を担う梨状筋に負担がかかり、筋肉が緊張して硬くなってしまう可能性があります。

梨状筋が緊張して硬くなると、坐骨神経を圧迫して痛みが生じる原因になる場合もあるため、痛みがあるときはサッカーやランニングなど走る動作が多いスポーツは控えましょう。

強い力で腰を揉みほぐす

やってはいけないこと3つ目は「強い力で揉みほぐす」です。

様々なタイプの腰痛は、痛みが生じている部分をマッサージなどによって揉みほぐすと、一時的に緩和する場合もあります。

そのため、揉みほぐす行為自体がNGというわけではありません。

しかし、痛みが生じている部分を強い力で揉みほぐすと「揉み返し」などによって痛みが悪化する可能性もあるため、注意が必要です。

マッサージをする際は、力まかせに行うのではなく、筋肉を優しい力でほぐすことを意識し、マッサージを得意とするプロにお願いすることをおすすめします。

まとめ

本記事では、腰痛で座ると痛い、でも立つと楽になるという状態のメカニズムや原因、対処法について解説しました。

痛みが生じる原因は複数あるため、本来であれば病院を受診するべきです。

ただし「どうしても時間がない」など、病院を受診するまでの一時的な期間だけ痛みを緩和したいという場合は、解説した対処法を状態によって活用してみることをおすすめします。

また近年では、痛みを緩和させる市販薬や漢方なども比較的手に入りやすいため、どうしても病院には行けない、という方は一度服用してみてはいかがでしょうか。

漢方に学んだ、痛みに効く医薬品「痛散湯」

「腰の痛みで座ると痛い、立つと楽になる痛み、どうにかならないかな?」とお考えの方へ。

生薬のチカラで痛みを治す、漢方に学んだ医薬品「痛散湯」をおすすめします。

痛散湯は販売から50年以上の販売実績を持つ「指定第2類医薬品」です。

痛散湯(煎じ薬)と再春痛散湯エキス顆粒の2種類があり、慢性的な痛みや腰の痛みなどそれぞれの適用症状を生薬のチカラで治していきます。

種類 効能・効果

第②類医薬品
痛散湯(煎じ薬)

三叉神経痛、肋間神経痛、後頭神経痛、腕神経痛、坐骨神経痛などの各種神経痛、急性慢性関節リウマチ・肩関節周囲炎(四十肩)などの疼痛に効あり。

第②類医薬品
再春痛散湯エキス顆粒

発熱して諸関節や各処の筋肉が腫れて痛むものの次の諸症。神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。

ご服用いただいているお客様のお声

こちらでは痛散湯をご服用いただいているお客様のお声を紹介します。

痛散湯はドモホルンリンクルと同じ会社。

再春館の商品なら安心して使える。

顆粒タイプを飲んだ後、煎じタイプを飲んだら飲みやすかった。

煎じタイプは苦いと思っていたが、飲みやすかったので煎じタイプも注文しようと思う

再春館さんのは安心ですよね。

それなりに気遣いもしてくださるから安心して飲んでます。

しばらく続けます。

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DOMO COLUMN 年齢と共に輝き続けるひとのためのコラム

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