肌のキメを整えるためのチェックリスト&簡単スキンケア術

肌のキメを整えるためのチェックリスト&簡単スキンケア術

肌のキメが乱れると、くすみや毛穴が目立ちやすくなったり乾燥しがちになったりと、あらゆる肌の不調を招きます。

では、肌のキメは何が原因で乱れるのでしょうか。

気になる肌のキメが乱れる原因や、肌を整えるためにできることなどをご紹介します。「そもそも肌のキメとは何?」「自分の肌の状態を知りたい」とお考えの方にもおすすめの内容です。

肌のキメとは?

肌のキメ 拡大画像

肌のキメとは「肌の表面にある細かな凹凸のこと」です。

私たちの肌には「皮溝(ひこう)」という溝と、皮溝で囲まれた「皮丘(ひきゅう)」という隆起した部分があります。この皮溝と皮丘によってできる凹凸(皮紋:ひもん)が肌のキメと呼ばれるものです。

肌のキメが細かい人とキメが粗い人の特徴

健康的な肌は凹凸が三角形の網目状になっています。

肌のキメが細かい人の特徴として、三角形の網目が均一に規則正しく並んでおり、皮溝が浅くて細く、皮丘は小さくて弾力があります。なめらかでみずみずしく、シワなども目立ちにくいため、年齢に見合ったすこやかな美しさを保つには、肌のキメを整えることが重要なのです。

逆に、キメが粗い肌は三角形の網目が不規則に並んでいます。皮溝が深く広くなっており、皮丘には弾力性がありません。くすみや乾燥によって肌のうるおい・ハリがなくなり、化粧ノリが悪くなるほか、覇気のない印象を与えてしまいます。

このように、肌のキメの状態によって見た目はもちろん、肌触りにも影響があるため、日ごろから肌の状態をチェックして対策を講じることが大切です。

肌のキメが乱れる原因

肌のキメが乱れるおもな原因として、ターンオーバーに乱れが生じていることが考えられます。それでは、肌のターンオーバーが乱れるのはなぜなのでしょうか。具体的には、以下3つの要因が挙げられます。

  1. 摩擦などの
    外的刺激
  2. 乾燥
  3. 生活習慣の乱れ

摩擦などの外的刺激

肌は外的刺激に弱く、摩擦や圧力、紫外線などの刺激を受け続けるとターンオーバーの乱れを引きおこします。

たとえば、洗顔後にタオルで激しく擦ることで肌の表層が傷ついたときなど、刺激によって肌がダメージを受けると、細胞はターンオーバーを早めて修復を図ります。しかし肌にダメージが蓄積され続けると、肌のターンオーバーサイクルが乱れ、新陳代謝がうまくいかなくなるのです。

また、紫外線によるダメージは表層だけでなく、真皮にまで及びます。紫外線によってコラーゲンやエラスチンなど、肌の構成成分が破壊されて肌のバリア機能が低下することで、肌のターンオーバーが乱れてしまうのです。全ての外的刺激を100%遮断することは困難ですが、できるだけ刺激を与えないように配慮することが大切です。

乾燥

肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れを引きおこします。これは、肌が乾燥すると表皮のバリア機能が低下するため。バリア機能が低下すると肌の水分量が減少し、肌のターンオーバーの乱れに繋がってしまうのです。

加えて、バリア機能が低下した状態では外部刺激から肌を守る作用が弱まります。その結果、肌は炎症が生じやすくなり、さらにターンオーバーのサイクルを阻害するため、肌がうまく修復されなくなってキメの乱れにもつながってしまうのです。肌の乾燥が気になる方は放置せず、保湿を徹底することが大切です。

生活習慣の乱れ

私たちの体は、朝になれば活動をするためにONの状態へ、夜には休息モードにするためOFFの状態へと自然に切り変わる「生体リズム」を持っています。しかし不規則な生活習慣や食生活の乱れ、睡眠不足はこの生体リズムを狂わせ、ホルモンバランスを崩します。ホルモンバランスが崩れた結果、悪影響を受けるのが肌のターンオーバーサイクルです。

とくに、睡眠不足に陥っていると、肌の修復に重要な成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌のターンオーバーも乱れます。肌のターンオーバーを正常にするには、生活リズムを整え、健康的な生活を送ることが大切です。

あなたの肌のキメをチェック

自分の肌のキメが整っているのか、乱れているのかを知りたくても、どう調べれば良いのか困ってしまうものです。最近では、肌の状態をセルフチェックできるアプリもありますが、肌のキメの乱れとは具体的にはどのような状態のことなのでしょうか。

そこで、キメの乱れのリスク・危険度をチェックする項目をまとめました。あてはまる数が多いほど肌のキメが乱れている可能性が高いため、ぜひチェックしてみてください。

  • 化粧ノリが悪くなった
  • スキンケア後に肌がヒリヒリする
  • 乳液やクリームをほとんど使わない
  • 毛穴の詰まりが気になり、つい指や爪で押し出すことがある
  • 肌が荒れたり、吹き出物が出たり、赤みが出たりすることがある
  • 日ごろからストレスを感じることが多い
  • 10年前と同じスキンケアを今も続けている
  • 冷え性や肩こり、むくみなどに悩んでいる
  • 運動していない
  • 便秘や下痢など、お腹の調子を崩しやすい
  • 肌の皮脂がなくなるほど洗顔をしている
  • 選択された数:0

肌のキメを整えるためにできること

肌のキメを整えるためにスキンケアをする女性

ここからは、肌のキメを整えるためにできることをご紹介します。

乾燥対策

肌のキメを保つには、乾燥対策が欠かせません。湿度が低下すると肌の水分が蒸発してしまうため、ふだんから保湿を心がけて、肌の水分が逃げないように気をつけてください。

また、こまめに水分摂取することも大切です。加えて、湿度の低くなる季節やエアコンや暖房を使っている部屋で過ごす際は、加湿器などで湿度を調整しましょう。また、体内の水分を補うことも大切です。こまめに水分を取ることも忘れないでください。

紫外線対策

紫外線を浴びると、肌のバリア機能が低下し、乾燥やターンオーバーの乱れを引きおこします。外出時には日焼け止めを塗り、また紫外線を浴びる時間に応じてこまめに塗り直すように心がけてください。加えて、日傘や帽子を使い、なるべく紫外線を浴びないような注意が大切です。

日焼け止めはSPF値が高いものほど紫外線を防げますが、その一方で肌への刺激も強くなりがちです。うるおいケアとダメージケアができる日焼け止めもあるため、肌への刺激を最小限にするためにも、日焼け止めの特徴などしっかり調べてから選ぶことをおすすめします。

規則正しい生活

肌のキメを整えるには、規則正しい生活を意識することが大切です。とくに、食事は肌の健康に大きく影響します。朝昼夕の食事バランスを心がけ、肌に必要な栄養であるビタミンをコンスタントに補給できるようにしましょう。ビタミン摂取には、毎日野菜やフルーツを食べるのがおすすめです。

また、十分な睡眠は日中に受けたダメージを修復して肌のキメを整えます。睡眠時には肌再生に欠かせない成長ホルモンが分泌されてターンオーバーを正常化し、肌の健康を保ってくれます。睡眠の質を下げないためにも、就寝前のスマートフォン利用や夜更かしは極力避けるようにしてください。

ほかにも、適度な運動やストレス発散など、規則正しい健康的な生活を意識することが、肌のキメを整えるために大切なポイントです。

肌のキメを細かく保つスキンケア術

肌のキメを整え頬に手をあてる女性

肌のキメを保つには、日々のスキンケア習慣が大きく影響を及ぼします。

とくに、クレンジングと洗顔は注意が必要です。

たとえば、化粧を落とすためにクレンジングに時間をかける方もいますが、指や手で強くマッサージしてしまうと肌にダメージが蓄積します。肌を守るためにターンオーバーが過剰に促進され、肌のキメが乱れてしまうのです。化粧落としの際は、肌に負担をかけないように力を入れすぎないことを心がけてください。

洗顔も同様に、やさしく洗うことが大切です。洗顔料をしっかりと泡立てて、指の腹ではなく泡で撫でるように意識して洗顔してください。

また、洗顔には35度前後のぬるま湯を使用しましょう。冷たい水やお湯だと肌へダメージを与えてしまい、乾燥などの肌トラブルを招く原因になります。

加えて、シャワーの水を顔に直接あてるのもNG!

洗い残しがあるのも肌に負担をかけるため、髪の生え際部分までていねいに泡を洗い流し、清潔なタオルで水分を拭き取ってください。

洗顔後は、化粧水やクリームなどでしっかりと保湿をおこないましょう。

ももちろん化粧水などを使用する際も、擦ったり叩いたりするのはNGです。手のひらでじんわり押し込むように、やさしくお手入れしてくださいね。

なお、べたつくからという理由で乳液などを使用しない方もいますが、化粧水だけだと保湿は不十分です。逆に肌の水分を失う原因になりかねないため、化粧水で水分を補給したら乳液などでしっかりと蓋をしてうるおいを閉じ込めることが大切です。

肌のキメを整えるていねいな暮らしを心がけよう

肌のキメを整え満足げな女性

仕事や家事・育児で時間がないと、自分のことに時間をかけられないかもしれません。

しかし、肌のキメを整えるには紫外線などの外的刺激をできるだけ避け、保湿をおこない、規則正しい生活を送ることが大切です。肌のキメは刺激やストレスなどで乱れてしまうことは多いものの、適切なスキンケアと生活習慣を心がければ、改善の余地は十分にあります。まずはできる範囲でていねいな暮らしを心がけ、すこやかな肌を保つ工夫を続けてみてください。

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監修:再春館製薬所 
間地大輔

大学院で薬学を専攻し、2001年に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。 永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年では、漢方事業部で薬剤師として従事した後に、老化研究所所長・研究開発部門責任者を経て、2022年より製造管理者を務め、現在は研究開発部に所属。

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