社会貢献活動

環境への取り組み 環境への取り組み

環境への取り組み

いまやあらゆる企業が声高に謳う、環境問題への取り組み。でも、大げさに考える必要はなかったのです。「ちょっとそれ、もったいなかよ」、それが私たちのスタートでした。私たちが取り組んでいる環境対策、協賛活動をご紹介します。

環境への取り組みについて

再春館製薬所は、自然の力を人の力にする漢方の製薬会社です。
自然への感謝を忘れず、頂いた恵みを大切に使いたいと思い、「環境への取り組み」「もったいない運動」を長年に渡り続けてきました。その一部を紹介します。

  • 1.
    氷蓄熱空調システム
    氷蓄熱空調システムとは、電力消費の少ない夜間電力を用いて製氷し、それを解かして冷房などに利用するもの。夏の冷房負荷による偏った電力需要を平準化することであり、電力プラントの抑制、空調設備の小型化が図れます。
氷蓄熱空調システム
  • 2.
    生薬の煎じカスの堆肥化
    漢方の顆粒をつくるときに発生する煎じカスを2次発酵させ、ヒルトップ内の野菜畑などに肥料として活用しています。時々社員食堂に、堆肥で育った野菜が登場します。
生薬の煎じカスの堆肥化
  • 3.
    生ゴミの堆肥化
    生ゴミを粉砕機にかけ肥料化(コンポスト)することにより、生ゴミゼロ化を実現。
  • 4.
    再春館「太陽の畑」(太陽光発電設備)
    本社建物の壁面や屋上のほか、広く周辺地区にも及ぶメガソーラーシステム。私たちは『再春館「太陽の畑」』と名付けました。この発電設備では、再春館ヒルトップ年間使用電力の100%にあたる電気が作り出せます。CO2の排出量削減など、国際的に地球環境保全の動きが高まる中、2001年、再春館ヒルトップへの工場移転の時から13年をかけて作り上げました。「自分たちで使う電気は自分たちで100%つくりたい」と想い描いた夢の取り組みがようやく実現しました。
  • 発電設備出力:7,810kW
  • 年間発電量:8,672,111kWh/年(約2,000世帯分の年間使用電気量に相当)
  • パネル枚数:30,117枚(全てを並べると東京ドーム1個分の面積に相当)
  • CO2効果:3,356t/年
  • ※2022年1月末時点

  • 再春館ヒルトップ「太陽の畑」

    再春館ヒルトップ「太陽の畑」

  • 再春館パーク「太陽の畑」

    再春館パーク「太陽の畑」

  • いちばんの照明、それが自然光。

    太陽の光を集めて屋内を照らす集光器「ひまわり」。天窓から外光を取り入れるのと同じ発想で、窓のない廊下や更衣室も昼間なら十分な明るさが得られます。

    いちばんの照明、それが自然光。
  • 大地と空の恵み、水を大切に。

    製造ラインから、トイレや散水に至るまで、地下を流れる伏流水と降り注ぐ雨水を有効活用。
    自然の恵みである水を少しでも無駄なく利用するよう、最新の設備を整えています。

    大地と空の恵み、水を大切に。
  • 風を感じて、呼吸する窓。

    風の強弱でゆらゆらと動き、開閉を自動調整する窓「スウィンドウ」。夏の暑い日にも冷房で締切にすることなく、阿蘇の爽やかな風を効果的に取り入れています。

    風を感じて、呼吸する窓。
  • 敷地の9割を占める緑。
    そこには、思い出とともに息づく木々が。

    再春館ヒルトップは自然と一体になったものづくりの丘をめざしました。その豊かな自然の中にはいくつもの樹木が立ち並びます。これは九州にお住まいの一般のご家庭から、ご事情によって切らざるをえなくなった庭の木を、呼びかけにより引き取ったものです。いまやヒルトップのシンボルとなった樹齢200年のクスノキは、宮崎県にお住まいの中村さんからお預かりしたもの。ご家族とともに年月を重ねた大切な木が、その思い出と共に元気に枝を広げています。

    敷地の9割を占める緑。そこには、思い出とともに息づく木々が。
  • 「もったいない」の気持ちは、
    もちろん商品にも。

    資源のムダを少しでもなくすために、容器や梱包の改良を重ねています。

    • 残糸タオル

      残糸タオル

      ガラスの製品容器を保護するタオルは、タオル工場で捨てられていた残り糸を原料としています。

    • 能書兼用スリーブ

      能書兼用スリーブ

      商品の外箱となるスリーブは裏面部分を能書とし、簡略化が図られています。

    • 製品容器

      製品容器

      プラスチック、ガラスなど、素材別に簡単に分別できるように工夫されています。

    • 密封パウチ

      密封パウチ

      無菌室からそのままお届けするための密封パウチは、再利用に便利なチャック付き。

社員一人ひとりの身近な取り組み

  • 自分の家と同じ感覚で、不要な電気は消す、紙一枚でもむやみに捨てない。毎日の仕事や生活の中で感じた「もったいない」の気持ちを行動に移す。私たちの環境への取り組みは、そんな身近なところから始まっています。

    社員一人ひとりの身近な取り組み
  • 手書きの張り紙で、みんなが意識共有。

    ひとりが気づいたことを、他の社員にも知ってもらうためのポスターや張り紙。あえて手書きにすることで、その気持ちがより強く伝わることを願っています。

    手書きの張り紙で、みんなが意識共有。
  • 下げすぎず、上げすぎず。室温は適正に。

    節電を考えながらも、社員が効率よく仕事ができる冷暖房調節を行っています。また夏はノーネクタイ、冬は1枚多めのセーターなど、社員の一人ひとりが温度管理を心がけています。

    下げすぎず、上げすぎず。室温は適正に。
  • 外の光を取り入れて、室内の照明も最小限に。

    全面ガラス張りの社屋は、昼間はすべて半灯照明。また、室内の明るさを決める基準「エコルール」を設け、照明を追加するタイミングを照度計でチェックしています。

    外の光を取り入れて、室内の照明も最小限に。
  • 捨てればゴミ、分ければ資源。

    不要物は、紙・金属・プラスチックなど、社員みんなでしっかり分別。窓付き封筒や飲み物の紙パックなども材料ごとに細かく分けて、100%のリユースとリサイクルを目指しています。

    捨てればゴミ、分ければ資源。

再春館製薬所の環境への考え

再春館製薬所の環境への考え

再春館ヒルトップは2001年に「アースファクトリー、エコロジカルファクトリー、オープンファクトリー」のコンセプトに基づき誕生しました。そこでは訪れるすべての人々がその自然の良さを感じ取り、環境についての活動に共感してくれる場所へと育てていくことを目指しました。
そして、2003年3月25日異例の速さでISO14001の認証取得に成功しました。それは、今までに太陽を最大限に活かしたエネルギーの導入、限りない産業廃棄物削減と再資源化への挑戦、再春館ヒルトップの緑化維持などへの取り組みが実を結んだのです。私たちの終わりない環境への取り組みの中でISO14001の認証取得は避けて通ることのできない大切なステップです。しかし、本当の目的は認証取得ではありません。次の段階にステップアップしていくことが必要だと考え、社内に根付いた取り組みをさらに深めていく手段として、2015年には環境方針に準拠した活動として自己宣言を行いました。これからも全社員で継続的な改善に取り組んでいきます。

再春館製薬所の環境への考え

株式会社 再春館製薬所 環境方針 株式会社 再春館製薬所 環境方針

理念

  • 再春館製薬所の理念の基本は漢方思想である。「人間も自然の一部」という漢方理念を大切にしています。これからも自然の恵みを、人がよりよく生きる力とする製品づくりをつづけていきます。
  • 再春館製薬所のものづくりに不可欠な自然を、地球環境を守り育むため、全社員が力を尽くし、再春館ヒルトップが自然と環境を守りつづけるという約束の場所でありつづけるよう、積極的に活動・改善に取り組んでいきます。

環境方針

  1. 事業活動や生産活動が環境に与える影響を的確に捉え、環境目的と環境目標を定め、環境保全活動及び汚染予防活動を推進し、その継続的な改善を図っていきます。
  2. 環境関連の法律、規制、協定等を遵守するとともに、必要に応じて自主管理基準を定め環境保全に努めます。
  3. 事業活動において、資源とエネルギーの削減と有効利用を図るとともに、さらなる廃棄物の削減及び再資源化を推進し、地球環境の維持・向上に努めます。
  4. 環境方針を文書化し、全従業員に周知徹底します。また、環境方針及び環境マネジメントシステムに則り、全社員を挙げ環境保全活動を推進するとともに、継続的な改善を図り、協力会社に対しても理解と努力を求めていきます。
  5. 地域社会とのコミュニケーションを図り、協調しながら環境維持に取り組んでいきます。
  6. この環境方針は、一般の方々が入手・閲覧可能なものにします。

株式会社 再春館製薬所
代表取締役CEO 西川 正明