ふくらはぎが痛むのはなぜ？原因や対策を解説！

筋肉痛以外にも！ふくらはぎが痛む原因とは

ふくらはぎが痛むとき、筋肉痛の可能性を考える方も多いでしょう。

しかし、筋肉痛に心当たりがない場合は下記のようにさまざまな原因が考えられます。

• 肉離れ
• こむら返り
• シンスプリント
• アキレス腱断裂
• 疲労骨折
• 坐骨神経痛
• 下肢静脈瘤
• 下肢閉塞性動脈硬化症

片方のふくらはぎがズキズキ痛いのはなぜ？原因や対処法を解説！

ここでは、ふくらはぎが痛む場合に考えられる原因についてそれぞれ解説します。

ふくらはぎの内側が痛む原因

ふくらはぎの内側が痛む場合、女性ホルモンの乱れや肝臓の不調、または脛骨（すねの骨）周囲の炎症などさまざまな原因が考えられます。

中でも、シンスプリントと呼ばれるスポーツ障害によって脛骨（すねの骨）の骨膜（骨を包んでいる膜）が炎症を起こしてしまい、脛骨（すねの骨）の内側や中央～内くるぶしの手前にズキズキとした痛みが生じる場合があります。

シンスプリントで感じる痛みは疲労骨折と程度が似ているとされていますが、疲労骨折に比べて痛みを感じる範囲が広いという特徴があります。

ふくらはぎの下の方が痛む原因

ふくらはぎの下の方が痛む場合、アキレス腱炎の可能性が考えられるでしょう。

アキレス腱炎は、何らかの原因でアキレス腱が過敏な状態になってしまい、スポーツや日常生活で行うさまざまな動作に対して痛みを感じやすくなります。

ふくらはぎの下の方に感じる痛みに加え、「つま先立ちをすると痛い」「動き出そうとするときにかかとが痛む」などという症状も起こります。

痛みの原因がアキレス腱炎だった場合、軽症でも完治まで約2ヶ月はかかるケースが多いため、なるべく早く病院を受診することをおすすめします。

ふくらはぎの裏側が痛む原因

ふくらはぎの裏側が痛む場合、ストレスやむくみの可能性が考えられます。

ストレスは、身体の緊張や不調を生む原因になります。

また立ちっぱなしでいる時間が長い場合、ふくらはぎの裏側に血行不良や老廃物が溜まり、押すと痛みが生じる可能性があります。

ストレスやむくみは、睡眠やマッサージによって解消するケースもあるため、日常的にストレッチを取り入れるなどの工夫が大切です。

夜にふくらはぎが痛む原因

夜になるとふくらはぎが痛む場合、血行不良の可能性が考えられます。

ふくらはぎの血流が滞ることによって足に酸素や栄養がうまく供給されず、筋肉が十分に働かなくなってしまうことで痛みやだるさを感じる場合があります。

また血行不良が原因である場合、かゆみを感じる場合もあります。

血行が滞っていると感じた際には、寝る前にマッサージを取り入れることをおすすめします。

ふくらはぎに痛みを感じた時の対処法

次は、ふくらはぎに痛みを感じた時におすすめの対処法を2つご紹介します。

ふくらはぎを揉みほぐす

ふくらはぎを優しく揉みほぐしたり、ストレッチで伸ばしたりすることで痛みを緩和する効果が期待できる場合があります。

ゆったりとお風呂に浸った後、体が温まっている状態で行うと血行の促進に役立つでしょう。

ただし、慢性的にふくらはぎが痛む場合は何らかの病気が原因である可能性が考えられます。

ふくらはぎの痛みが気になる際には、かかりつけの病院を受診して医師のアドバイスをもらうことが大切です。

ふくらはぎのツボを押す

ふくらはぎにはさまざまなツボがあります。

中でも、ふくらはぎの中央の盛り上がったところにある「承山」を刺激することで筋肉の強張りを緩和させる効果が期待できます。

ゆっくりと息を吐きながら、親指で承山のツボを5回〜10回繰り返し押してみてください。

ふくらはぎが痛いときは何科を受診すればいい？

ふくらはぎが痛い原因はさまざまです。

どの科を受診すれば良いだろうと悩んだときには、以下を参考にしてみましょう。

ふくらはぎが痛む場合、整形外科の受診が一般的です。

他にも「ふくらはぎの血管がボコボコと浮き出ている」「手足が冷たくてしびれる・青白くなっている」という場合は下肢静脈瘤を専門としたクリニックや、心臓血管外科・血管外科の受診も検討してみましょう。

また、原因に心当たりがない場合は内科の受診がおすすめです。

まとめ

当記事では、ふくらはぎが痛む原因や対処法、どの病院を受診したら良いかについて解説しました。

ふくらはぎが痛む原因は、軽度のものから病院を受診するべき重度のものまで多岐に渡ります。

そのため、自己判断でふくらはぎの痛みに対処する前にまずは病院を受診してみましょう。