冷え対策に！「冬のほっこり和食」│暮らしにちょっぴり養生を│再春館製薬所

「冷えは万病のもと」と言われるように、冷え込みが厳しくなるこの時季は、体のエネルギーを蓄える機能が弱り、さまざまな不調を招くことがあります。
まずは温めたり、血のめぐりをよくしたりする食材を取り入れましょう。
さらに、それを後押しする黒い食材を加えることで、体の中へエネルギーをチャージしましょう。
美味しくて温まる、冬に優しいメニューをぜひお試しください。

冬におすすめの食材

にんにく

代謝に良く、体が温まる食材です。

生姜

辛み成分「ショウガオール」に血行促進作用が期待でき、体が温まると言われています。

黒胡麻

足腰の衰えや白髪にもいいとされている食材です。エネルギーをチャージしてくれる黒い食材です。

黒豆

血のめぐりを良くし、むくみ対策にも◎
冬におすすめの黒い食材のひとつ。

鶏肉のピリ辛照り焼き黒胡麻風味

材料（2人分）調理時間目安：20分

鶏もも肉・・・・・ 1枚
油・・・・・大さじ1
塩胡椒・・・・・少々
黒胡麻・・・・・大さじ1
＊たれ
コチュジャン・・・・・小さじ1
みりん・・・・・大さじ3
醤油・・・・・大さじ3
酒・・・・・大さじ1
にんにくすりおろし・・・・・小さじ1
＊辛いのが苦手な方はコチュジャンの量を加減してください。

つくり方

1鶏もも肉に両面軽く塩胡椒し、油をひいたフライパンで両面こんがり焼く。余分な油はキッチンペーパーなどで拭き取る。

2①に混ぜ合わせたたれ(黒胡麻以外)を入れ、鶏肉にからめながら、少しとろみがついてくるまで煮込む。

3先に鶏肉を取り出し、たれに黒胡麻を入れてさっと熱を加える。
＊たれをいれてから鶏肉は焦げやすいので、注意をしながら、とろみがでるまでしっかりたれを凝縮させます。

4鶏肉を食べやすい大きさに切り、お皿に盛りつけ、たれをかけて出来上がり。

黒豆生姜ごはん

材料（2人分）

黒豆・・・・・大さじ2
白米・・・・・ 1合
生姜(千切り) ・・・・・ 10g
塩・・・・・少々

つくり方

1黒豆をフライパンでから煎りする。皮がはじけるくらいしっかりと。

2白米をといで炊飯器に入れ、1合の目盛りまで水を加える。生姜、黒豆、塩をいれて、30分浸水させてる。

3浸水後、スイッチを入れて炊飯する。

山芋のお味噌汁

材料（2人分）調理時間目安：15分

出汁・・・・・ 400mL
山芋・・・・・ 100g
ネギ・・・・・ 1/2本
味噌・・・・・大さじ2
＊山芋は長芋、大和芋等の総称名です。
お味噌汁にいれて熱を加えると、長芋・大和芋どちらもほっこり美味しくなりますが、大和芋のようにねっとりするような繊維質の細かい物の方がおすすめです。

つくり方

1山芋は皮をむき、ひと口大に切る。ネギは斜め切りする。

2出汁を鍋に入れ、①の山芋とネギを入れて火にかける。
10分ほど煮込み、味噌をといて出来上がり。
＊お好みで小口切りしたネギをトッピングするとキレイです。

＊山芋で手が痒くなってしまう方がいますので、調理器具と手はすぐに洗うようにしてください。

簡単漬け物風つけあわせ

材料（2人分）調理時間目安：10分

蕪(かぶ) ・・・・・ 1個
白菜・・・・・ 2枚程度
塩・・・・・小さじ1
酢・・・・・大さじ1
柑橘のしぼり汁・・・・・少々
あれば柑橘の皮・・・・・ 1/2個分

つくり方

1蕪は茎を1cmほど残して葉を落とし8等分に、白菜は食べやすい大きさにざく切りする。ボウルに入れて塩を振りよくもんで、5分ほど置いてから水分を絞る。

2①に、酢と柑橘(ゆず等)のしぼり汁少々と、あれば薄くむいて千切りにした皮を加えて混ぜ合わせたら出来上がり。

谷口ももよ先生監修

薬膳料理研究家
岐阜県出身。長年の自身の体調不良から薬膳の道へ。
「健康は日々の食卓から」「美食薬膳」をテーマに、身近な食材を使った簡単で美味しい薬膳レシピを料理教室や様々なメディアで紹介。

＊一般社団法人東洋美食薬膳協会代表理事
＊全日本薬膳食医情報協会名誉顧問
＊薬膳料理教室「Salon de Maman」主宰
＊著書「薬膳ビューティーレシピ」等多数
（グルマン世界料理本大賞2度グランプリ受賞）