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関節リウマチで指に起こる初期症状は?してはいけないこととは?

関節リウマチは、身体の関節に痛みや腫れが生じる疾患です。比較的小さな部位から症状を感じることが多く、指にも症状があらわれます。本記事では、関節リウマチについて、原因や指に起こる初期症状、してはいけないことを解説します。

痛散湯は「第②類医薬品」として販売を開始してから半世紀以上の販売実績を持つ、漢方に学んだ痛みに効く医薬品です。

痛散湯(煎じ薬)と再春痛散湯エキス顆粒の2種類があり、神経や関節炎などの適用症状による痛みを生薬のチカラで治していきます。

種類

効能・効果

第②類医薬品
痛散湯(煎じ薬)

三叉神経痛、肋間神経痛、後頭神経痛、腕神経痛、坐骨神経痛などの各種神経痛、急性慢性関節リウマチ・肩関節周囲炎(四十肩)などの疼痛に効あり。

第②類医薬品
再春痛散湯エキス顆粒

発熱して諸関節や各処の筋肉が腫れて痛むものの次の諸症。神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。

関節リウマチとは

関節リウマチは、免疫の異常によって全身の関節に炎症を起こす病気です。

炎症によって、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれるという特徴があります。

また、状態を放置すると最終的に関節が変形してしまう病気としても知られています。

関節リウマチの原因

関節リウマチは自己免疫疾患です。

発症する原因は解明されていませんが「細菌やウイルス感染」「過労やストレス」「喫煙」「出産」などをきっかけに発症するのではないかと考えられています。

原因がはっきりとしていないことから、医師による診察を受けないと「この症状は関節リウマチなのか」の判断は難しいでしょう。

関節リウマチはどんな人がかかりやすい?

関節リウマチは、主に30歳から50歳代の女性に発症しやすいと考えられています。

また遺伝性に関してもそこまで強くないとされているため「お母さんが関節リウマチだった」「身内に関節リウマチだった人がいる」という場合でも必ず発症するとは言えません。

女性に発症しやすいとされていますが、男性でも発症する方はいるため、指や身体の関節に痛みと腫れが生じた場合は関節リウマチの可能性も考えて病院を受診するべきでしょう。

関節リウマチで指に起こる初期症状

関節リウマチで指に起こる初期症状は次のものが挙げられます。

  • 指の関節が腫れる、痛む
  • 朝、手指がこわばって動かしにくくなる など

関節リウマチの症状は左右対称に出ることが多いです。

また、関節リウマチは比較的小さな部分から症状が出やすいと考えられていますが、症状のあらわれ方には個人差があります。

指に痛みや腫れは感じないけれど、ひじや膝の関節が急に痛むという方もいるでしょう。

関節リウマチで指以外に起こる症状は?

関節リウマチは全身の関節に症状が生じる病気です。

指以外に起こる症状は次のものが挙げられます。

  • 指以外の関節に腫れや痛みを伴う
  • 熱っぽさ、37度台の微熱が続いてだるさを感じる
  • 食欲不振、体重減少 など

他にも、人によっては次の症状を伴う場合もあります。

  • 感染症
  • 肺や気管支などの呼吸器系疾患
  • 血管炎(血管の炎症)
  • リウマトイド結節(ひじやひざなどにグリグリとしたしこりができる) など

症状を見ると何だか怖い病気だな、と感じる方もいるかもしれません。

関節リウマチは、発症から早期に治療を開始すれば症状を大幅に改善し、日常生活に支障がない程度まで改善させることができると考えられています。

何事も「早めの病院受診による医師の診察と治療」が大切です。

関節リウマチに対して病院で行われる治療法は?

関節リウマチに対して病院で行われる治療法は次のものが挙げられます。

  • 薬物療法:関節の炎症を抑える目的で行われる
  • 化学療法(リハビリテーション):関節の運動性を改善させて日常に近い社会生活を送れるようにすることを目的として行われる
  • 手術:上記の治療を行っても痛みや腫れなどの症状が改善しない場合や、関節破壊が生じている場合など、日常生活に支障が出ている時に行われる

多くの場合、薬物療法や化学療法で症状の改善を図る場合が多いです。

しかし、症状を放置したことによって上記の治療だけでは改善が見られず、痛みや腫れ、関節破壊に伴う歩行困難等の症状がある場合、医師の診断で手術を行う場合もあります。

関節リウマチでしてはいけないこと

関節リウマチは、治療が遅れると進行し、関節の痛みや腫れ以外もさまざまな症状が生じるケースもあるため、なるべく早い病院受診が大切です。

また、関節リウマチには症状を悪化させる恐れがある「してはいけないこと」があります。

ここでは、関節リウマチでしてはいけないことの中から、指に感じる症状に対して「日常生活の中で特に気を付けるべき、してはいけないこと」を解説します。

  • 関節を冷やす
  • 蛇口をひねる・手拭いや雑巾を絞る
  • 喫煙
  • ストレスを溜めすぎる など

記載した「してはいけないこと」以外にも、症状の状態によっては医師の診察で「こういうこともできるだけ控えてね」と指示される場合があるでしょう。

日常生活の中で意識して気を付けるべきこととして参考にしてください。

関節を冷やす

指の関節を冷やすとリウマチの症状を悪化させる恐れがあります。

痛みがある場合は、サポーターや衣服などで覆って冷えないよう予防しましょう。

また、運動前は十分に関節を温めてから行うと痛みの軽減に有効です。

蛇口をひねる・手拭いや雑巾を絞る

「蛇口をひねる」「手拭いや雑巾を絞る」などの動作は手指への負担が大きくなります。

このような動作は、痛みや腫れなどの症状を悪化させる恐れもあるため、控えるべきです。

また、関節リウマチは治療ですぐに改善するわけではないため、レバータイプの蛇口や、掃除用シートなどに切り替えたりして日常生活での負担を軽減できるよう考えてみましょう。

喫煙

喫煙は性別を問わず、関節リウマチの発症リスクを上昇させると言われています。

例として2つの研究結果をご覧ください。

  • 1999年に米国ハーバード医科大学で調査発表された研究内容
  • 1966年から1972年にフィンランドの社会保険研究所で調査発表された内容

調査発表された研究内容①女性喫煙者と関節リウマチの関係性

1つ目、1999年に米国ハーバード医科大学のKarlson氏らが調査発表した「女性医療従事者における喫煙と関節リウマチリスクに関するレトロスペクティブ・コホート研究」によると、関係性が次のように挙げられています。

「女性で、1日25本以上の喫煙を20年以上している場合、非喫煙者と比べて関節リウマチ発症リスクが1.39倍になる」

こちらは女性37万7,481人を追跡調査した結果です。

更に解説すると「喫煙の強度(本数/日)よりも、喫煙期間の長さが関節リウマチのリスクを上昇させる」としています。

調査発表された研究内容②男性喫煙者と関節リウマチの関係性

2つ目、1966年から1972年にかけてフィンランドの社会保険研究所で調査発表した「喫煙と関節リウマチのリスク」によると、関係性が次のように挙げられています。

「男性のリウマチは過去の喫煙によって約2.6倍、現在の喫煙によって約3.8倍になる」

こちらは男性28,364人を追跡調査した結果です。

更に解説すると「男性は現在の喫煙だけでなくて、過去の喫煙でも関節リウマチのリスクを上昇させる」としています。

女性と男性、いずれの場合でも禁煙が関節リウマチのリスクを低下させるために重要です。

しかし、1人での禁煙は難しい場合もあるため、禁煙外来などの受診をおすすめします。

ストレスを溜めすぎる

喫煙と同じく、ストレスも関節リウマチの発症リスクを高める要因として挙げられます。

ストレスは関節リウマチだけでなく万病のもととも呼ばれる程、私たち人間の身体に深く関わっているため、適度に発散できる方法を見つけておくことは健康維持にも大切です。

また、ストレスは「病気によるストレス」「人間関係によるストレス」とさまざまです。

自分では解決が難しいストレスを抱えている場合は、医師の手を借りることも検討してみましょう。

関節リウマチで指が痛いときの対処法

次は、関節リウマチで指が痛いときの対処法を3つ解説します。

  • 病院を受診する
  • 「関節が冷えると痛い」「指の動かし始めが痛い」場合は温める
  • 腫れや痛みがひどい場合は「痛み止めの成分を使用したテープ剤」などの使用も検討する

今、もしかして関節リウマチかな?指の痛みに困っているという方は参考にしてください。

病院を受診する

関節リウマチで指が痛い時は、なるべく早く病院を受診することが大切です。

病院のリウマチ科や、整形外科、お近くにない場合は総合病院を受診しましょう。

今は指に痛みが生じているだけの状態であっても、関節リウマチは全身の関節に痛みや腫れ、変形を伴う病気であるため早期的な治療が重要となります。

自宅でセルフケアを行う前に、まずは一度病院で医師による診察を受けてください。

「関節が冷えると痛い」「指の動かし始めが痛い」場合は温める

「関節が冷えていると痛い」「指の動かし始めが痛い」という場合、原因として関節や筋肉が固くなっていることが考えられます。

入浴やお湯で手足を温め、固くなった関節や筋肉を和らげると痛みの緩和につながることもあるため、まずは温かいお湯で患部を温めてみましょう。

腫れや痛みがひどい場合は「痛み止めの成分を使用したテープ剤」などの使用も検討する

指の関節の腫れや痛みがひどい場合、温めるか冷やすかは状態によって異なります。

そのため、自己判断でどちらかの方法を試す前にまずは病院を受診してください。

どうしてもすぐに病院へ行くことができないけれど、痛みがつらいという場合は、痛み止めの成分が使用されたテープ剤も含めて症状に合わせた市販薬の活用も検討してみましょう。

また、市販薬を購入、使用する際は薬剤師や登録販売者に相談してから購入してください。

今の症状や緩和したい悩みに沿って適切な商品を提案してくれます。

まとめ

本記事では関節リウマチで指に起こる初期症状や、してはいけないことを解説しました。

関節リウマチで起こる症状は人によってさまざまですが、症状が進行すると関節が破壊されて日常生活に支障が出るという点は同じです。

治療が遅れると回復に時間がかかるため「指が痛い」「指の関節が腫れている」「指ではないけれど関節が痛い、腫れている」という場合はなるべく早く病院を受診してください。

漢方に学んだ、痛みに効く医薬品「痛散湯」

「神経から来る体の痛みを治したい」とお困りの方へ。

神経痛などによる痛みには、漢方に学んだ医薬品「痛散湯」をおすすめします。

痛散湯は販売から50年以上の販売実績を持つ「第②類医薬品」です。

痛散湯(煎じ薬)と再春痛散湯エキス顆粒の2種類があり、神経や関節炎などの適用症状による痛みを生薬のチカラで治していきます。

種類

効能・効果

第②類医薬品
痛散湯(煎じ薬)

三叉神経痛、肋間神経痛、後頭神経痛、腕神経痛、坐骨神経痛などの各種神経痛、急性慢性関節リウマチ・肩関節周囲炎(四十肩)などの疼痛に効あり。

第②類医薬品
再春痛散湯エキス顆粒

発熱して諸関節や各処の筋肉が腫れて痛むものの次の諸症。神経痛、リウマチ、肩痛、筋肉痛、関節炎。

ご服用いただいているお客様のお声

こちらでは痛散湯をご服用いただいているお客様のお声を紹介します。

痛散湯はドモホルンリンクルと同じ会社。

再春館の商品なら安心して使える。

顆粒タイプを飲んだ後、煎じタイプを飲んだら飲みやすかった。

煎じタイプは苦いと思っていたが、飲みやすかったので煎じタイプも注文しようと思う

再春館さんのは安心ですよね。

それなりに気遣いもしてくださるから安心して飲んでます。

しばらく続けます。

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DOMO COLUMN 年齢と共に輝き続けるひとのためのコラム

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