私らしく。

私のひと手間#02

PEOPLE 私らしい、あの人| #私のひと手間

私のひと手間

「家庭料理は毎日のことだから、無理をしないことが継続のコツ」と笑顔を見せる、料理研究家のウー・ウェンさん。何ごとにも“自然のまま”にしたがう、
そのすこやかな考え方を教えてもらいました。

ウー・ウェンさん

うー・うぇん 北京生まれ。1990年来日。母親から受け継いだ小麦粉料理が評判となり料理研究家の道へ。1997年より東京にてクッキングサロンを主宰。著書も多数。新刊は『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』(高橋書店)。

すこやかな日々を支える習慣

旬の食材を使った中国の家庭料理が多くのファンを魅了している料理研究家、ウー・ウェンさん。料理はもちろん、明るい笑顔とキャラクターでも人気です。そのいきいきとした元気の秘訣はもちろん食。それ以外にもすこやかな日々を支える習慣はあるのでしょうか。
「無理をしないことですね。すべては自然のまま。自然の原理原則に素直にしたがえば、健康でいられると思うんです。だって人も自然とつながっているのですから。

水は常温、朝一番には白湯を飲む
水は常温、朝一番には白湯を飲む
野菜、果物から水分をとる
野菜、果物から水分をとる
観葉植物で部屋の空気を浄化する
観葉植物で部屋の空気を浄化する
料理をしながら作業台は常にピカピカに
料理をしながら作業台は常にピカピカに

たとえば体温より低いものを体の中に入れない、野菜や果物から水分をとる、旬の野菜を毎日とること。あとは空気清浄機よりも観葉植物で空気を浄化するのも、私にとっては自然なことで、ずっと昔から続けている習慣です」

次の季節に備える、春と秋

「秋は毒素を出す季節」とウー・ウェンさん。夏はきゅうりやトマトから水分をとり、秋はきのこで毒出しを意識して、体をいったんリセット。
「きのこは食物繊維やビタミンDなどの栄養がたっぷり。カロリーが低く胃に負担をかけないので、夏に疲れた体を癒やしてくれるんです。汁ものや炒めもので毎日とり、腸の中のよい菌を育てていきましょう。こうして体をきれいにし、次の季節に備える。それが春と秋なんです」

秋は“毎日きのこ”で
おなかをすっきりと。

  • きのこには食物繊維のほか、ビタミンBやD、カリウムやリンなどのミネラルが豊富。これらの栄養が凝縮された干ししいたけなどの乾物もぜひとり入れて。「形のしっかりしたものは炒めものに。えのきやしめじなど細かいものは汁ものに」とウー・ウェンさん。毎日食べて腸内環境を整えましょう。

大切なのは毎日、
旬のものを食べること

今回、秋におすすめのおかずとして教えていただいたのが「きのこと豚肉の黒酢炒め」。生しいたけ、エリンギ、マッシュルームなど、形がしっかりしたきのこ類は食感がよく、大満足の食べごたえ。豚肉から出る脂だけで炒めるヘルシーな一品です。たっぷり盛ったパセリの風味も爽やか!
「料理はとにかく毎日のこと。無理をしないことが継続のコツだと思うんです。大切なのは毎日、旬のものを食べること」というウー・ウェンさん。体が健康だったら何ごとも乗り越えられる。それが人の基本なのだと改めて教えてくれます。

豚肉と黒酢の旨みでこっくりと
きのこと豚肉の黒酢炒め

豚肉と黒酢の旨みでこっくりときのこと豚肉の黒酢炒め

材料(2人分)
  • 生しいたけ…4枚
  • エリンギ…1本
  • マッシュルーム…4個
  • 豚バラ薄切り肉…60g
  • 玉ねぎ(薄切り)…1/2個分
  • パセリ(みじん切り)…大さじ2
  • 酒…大さじ1
  • 黒酢…大さじ1
  • しょうゆ…大さじ1
  • 粗塩…小さじ1/5
  • こしょう…小さじ1/3
  1. ❶ 豚バラ薄切り肉は5cm長さに切る。
  2. ❷ 生しいたけとマッシュルームは半分に、エリンギは縦5mm幅に切る。
  3. ❸ 鍋に❶を入れて火にかけ、脂が出るまでじっくりと炒めたら、❷を入れて炒め合わせる。全体に脂が回ったら玉ねぎを入れ、酒をふってふたをする。
  4. ❹ 弱火で3〜4分蒸し焼きにし、黒酢、しょうゆ、粗塩を加え、強火にしてからめ、こしょうをふる。
  5. ❺ 器に盛り、パセリをちらす。
  • 器好きなウー・ウェンさん。こちらはご実家から譲り受けた中国の器。酒器や豆皿の絵柄がかわいい! 「こういう器は、目と心の保養にもなっています」