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フレイルとは?簡単にわかる!症状のチェック方法や4つの予防法

「フレイルって何だろう?」とお考えの方はいませんか?高齢者に多いと考えられるフレイルは、適切な介入や支援を入れない状態が続くと要介護リスクを高めることから、医療従事者の中でも問題視されています。当記事では、フレイルについて「意味」や「症状」「4つの予防法」を簡単にわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

漢方の製薬会社「再春館製薬所」発|「歩みのゼリー」

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。

フレイルとは?わかりやすく解説

フレイルとは医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳です。

病気ではないけれど、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい「健康と要介護の間の虚弱な状態」を意味しています。

また、フレイルには8つの種類があります。

フレイルの種類

概要

身体的フレイル

運動器の障害によって移動機能が低下した状態

精神的・心理的フレイル

高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態

認知的フレイル

身体的フレイルに認知機能の低下を伴っている状態

社会的フレイル

加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで生じる、独居や経済的困窮の状態

オーラルフレイル

歯や口の機能が衰えた状態

排泄面のフレイル

排泄機能が脆くなった状態

感覚器官のフレイル

目、耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器官が脆くなった状態

アイフレイル

加齢によって目の機能が低下した状態

厚生労働省が定義する「フレイル」とは?

厚生労働省はフレイルの定義を次のように記載しています。

フレイルは、「要介護状態に至る前段階として位置づけられるが、身体的脆弱性のみならず精神心理的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味する。」

また、厚生労働省研究班の報告書では「健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味する」としています。

フレイルの原因は?

フレイルの原因は大きく分けて次の3つです。

  • 栄養不足
  • 運動不足
  • 社会不足

高齢になると食に偏りが出たり、若いころと比べて運動する機会が減少したりします。

それに伴い、人との交流不足を感じる方も多く、これらの原因によってフレイルを発症するリスクが高まると考えられています。

フレイルの原因は?考えられる3つの原因と今日から始める3つの予防法を解説!

フレイルになりやすい年齢

フレイルは高齢者において特に発症しやすいと考えられています。

しかし、近年ではフレイルに移行する前の段階、予備軍のような状態を指す「プレフレイル」の可能性がある働き世代の方々が増えていると考える医師も多いようです。

一般社団法人日本生活習慣病予防協会が実施した「健康寿命に関わるフレイル調査」によると、回答した医師の多くが「男女ともに40歳〜50歳代でプレフレイルが増えている」と考えていることが明らかとなっています。

これらの結果から、プレフレイルとフレイルを含め、働き世代と呼ばれる年齢から高齢者と呼ばれる年齢まで早期的な予防や、医療の介入・支援が必要だと言えるでしょう。

フレイルの年齢別割合は?40代から始めるフレイル予防法を解説!

フレイルとサルコペニアの違いは?

フレイルと一緒に聞かれる機会も多いサルコペニアは、加齢に伴って筋肉量が減少し、筋力が低下する現象です。

双方の違いは次のように分けられます。

特徴

フレイル

心身や社会的な面などの原因によって、衰弱や虚弱状態を引き起こすもの

サルコペニア

主に、加齢が原因で起こる筋肉量の低下や減少によって、身体機能が低下するもの

フレイルを発症する原因には8つの種類がありますが、サルコペニアは主に加齢を原因として筋肉量の低下や減少をきたし、身体機能が低下※します。

※例外として二次性サルコペニアは加齢以外を原因として発症します。

  • 運動不足や不規則な生活習慣など
  • 心臓や肝臓などの臓器不全や炎症性疾患など

フレイル・サルコペニア・ロコモって何?違いや3つの関係性・覚え方を解説

フレイルで起こる主な症状は5項目に分けられる

フレイルで起こる主な症状は次の5項目に分けられます。

1.体重減少

2.疲労感

3.身体活動量の低下

4.握力の低下

5.歩行速度の低下

5項目以外にも「転倒しやすくなった」「落ち込みやすくなった」「外出の機会が減った」「目に関する悩みが出てきた(アイフレイル)」などもフレイルの症状です。

ただし、これらの症状は必ずしもフレイルで起こるとは限りません。

高齢になるとさまざまな病気のリスクが高まるため、自己判断で「自分はフレイルだ」と考えるのではなくて、まずは病院を受診することが大切です。

フレイルにはどんな症状がある?6つの方法でチェックしてみよう!

フレイルの症状を6つのチェックリストからセルフチェック

次は、フレイルの早期予防につながる6つの症状チェックリストを紹介します。

  1. フレイル基本チェックリスト25項目
  2. フレイル関連12項目
  3. 簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)
  4. 栄養チェック7項目
  5. オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)
  6. アイフレイルチェック

それぞれ詳しく見ていきます。

フレイルの診断基準は?簡易フレイルチェックシートでセルフチェック!

1.フレイル基本チェックリスト25項目

1つ目のフレイルチェックリストは「フレイル基本チェックリスト25項目」です。

対象年齢は65歳以上の高齢者と呼ばれる年齢の方で、心身機能に衰えが起きていないかを25個の項目でチェックします。

また、本記事では、厚生労働省が作成したチェックリストを元に、わかりやすく設問の一部を変えて記載しています。

  1. バスや電車で、一人で外出することがない
  2. 日用品の買い物に行くことがない
  3. 預貯金の出し入れに行くことがない
  4. 友人の家を訪ねることがない
  5. 家族や友人の相談にのることがない
  6. 階段を手すりや壁をつたわらずに昇ることができない
  7. 椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がることができない
  8. 15分位続けて歩くことができない
  9. この1年間に転んだことがある
  10. 転倒に対する不安は大きい
  11. 6ヶ月間で2kgから3kg以上の体重減少があった
  12. BMIが18.5未満である
    ※BMI=体重(kg)÷身長(m)
  13. 半年前に比べて固いものが食べにくくなった
  14. お茶や汁物等でむせることがある
  15. 口の渇きが気になる
  16. 週に1度も外出しないことがある
  17. 昨年と比べて外出の回数が減っている
  18. 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われる
  19. 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしない
  20. 今日が何月何日かわからない時がある
  21. (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
  22. (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  23. (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる
  24. (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
  25. (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

※本記事では、厚生労働省が作成したチェックリストを元に、わかりやすく設問の一部を変えて記載しています。

チェックリストの判定方法と結果は次の表をご覧ください。

下記の7つの項目に対し、それぞれ判定方法に記載されたチェックリストに該当する数でフレイルの可能性をチェックします。

項目

チェックリスト

判定方法

1

1〜5:日常生活関連動作について

1〜5までの5項目のうちすべてに該当
(日常生活動作の機能低下の可能性がある)

2

6〜10:運動器の機能について

6〜10までの5項目のうち3項目以上に該当
(運動機能の低下)

3

11.12:低栄養状態かどうか

11.12の2項目すべてに該当
(低栄養状態)

4

13〜15:口腔機能について

13〜15までの3項目のうち、2項目以上に該当
(口腔機能の低下)

5

16.17:閉じこもりについて

16.17の2項目のうち、No,16に該当
(閉じこもり)

6

18〜20:認知機能認知症について

18〜20までの3項目のうち、いずれか1項目以上に該当
(認知機能の低下)

7

21〜25:うつについて

21〜25までの5項目のうち、2項目以上に該当
(うつ病の可能性)

また上記に記載した「それぞれに該当する項目の数でチェックする方法」以外にも、1〜20のうち10項目以上に該当する場合もフレイルの可能性が疑われるとしています。

2.フレイル関連12項目

2つ目のフレイルチェックリストは「後期高齢者の質問票(15項目)」に含まれる「フレイル関連12項目」です。

下の表にある黄色の項目がチェック対象となります。

項目

回答(黄色1点)

1.あなたの健康状態はいかがですか

  • よい
  • まあよい
  • ふつう
  • あまりよくない
  • よくない

2.毎日の生活に満足していますか

  • 満足
  • やや満足
  • やや不満
  • 不満

3.1日3食きちんと食べていますか

  • はい
  • いいえ♦

4.半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

  • はい♦
  • いいえ

5.お茶や汁物等でむせることがありますか

  • はい♦
  • いいえ

6.6カ月間で2〜3kgの体重減少がありましたか

  • はい♦
  • いいえ

7.以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか

  • はい♦
  • いいえ

8.この1年間に転んだことがありますか

  • はい♦
  • いいえ

9.ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか

  • はい
  • いいえ♦

10.周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか

  • はい♦
  • いいえ

11.今日が何月何日かわからない時がありますか

  • はい♦
  • いいえ

12.あなたはたばこを吸いますか

  • 吸っていない
  • やめた
  • 吸っている

13.週に1回以上は外出していますか

  • はい
  • いいえ♦

14.ふだんから家族や友人と付き合いがありますか

  • はい
  • いいえ♦

15.体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか

  • はい
  • いいえ♦

黄色の12項目について、◆のついた回答を数えてください。

◆のついた回答が4つ以上ある場合、フレイルの可能性があると判断されます。

3.簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)

3つ目のフレイルチェックリストは「簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)」です。

  • 指輪っかテスト:筋肉量の減少と筋力の低下をチェックし、サルコペニアと呼ばれる現象を原因として身体的フレイルが進行していないかを確認する
  • イレブンチェック:11の質問で「栄養」「口腔」「運動」「社会性・こころ」の面からフレイル度を総合的に評価する

【指輪っかテスト】

  1. 両手の親指と人差し指で輪っかを作る
  2. 利き足ではないふくらはぎの最も太い部分を輪っかで軽く囲む

輪っかでふくらはぎの最も太い部分が囲める、または隙間ができたという場合、サルコペニアが進行していると判断し、身体的フレイルを発症するリスクが考えられます。

サルコペニアとは?原因・症状・予防法やフレイルとの違いを解説

【イレブンチェックリスト】

次はイレブンチェックリストです。

下記の11個の質問のうち、1つでも黄色の回答となった場合は、フレイルの可能性や、今後フレイルを発症する可能性があると判断されます。

項目

回答

1.ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか

  • はい
  • いいえ

2.野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか

  • はい
  • いいえ

3.「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛みきれますか

  • はい
  • いいえ

4.お茶や汁物でむせることがありますか

  • はい
  • いいえ

5.1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施していますか

  • はい
  • いいえ

6.日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上、実施していますか

  • はい
  • いいえ

7.ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか

  • はい
  • いいえ

8.昨年と比べて外出の回数が減っていますか

  • はい
  • いいえ

9.1日1回以上は誰かと一緒に食事をしますか

  • はい
  • いいえ

10.自分が活気に溢れていると思いますか

  • はい
  • いいえ

11.何よりもまず、物忘れが気になりますか

  • はい
  • いいえ

4.栄養チェック7項目

4つ目のフレイルチェックリストは「栄養チェック7項目」です。

フレイルは低栄養状態が慢性化することによっても起こる可能性があります。

チェックリストでは7つの項目から、現在の栄養状態についてチェックします。

  1. BMIが20以下
  2. 欠食することがある
  3. 好きなものばかり食べている
  4. アルブミンの数値が4.0g/dL未満
  5. 半年以内に3kg以上の体重減
  6. 肉はほとんど食べない
  7. 顔色が悪くなったといわれる

7つの項目に対し、2つ以上該当する場合は低栄養状態の可能性が考えられるでしょう。

4のアルブミン数値に関しては、病院での血液検査が必要となります。

かかりつけの病院で医師や看護師に相談してみましょう。

5.オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)

5つ目のフレイルチェックリストは「オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)」です。

オーラルフレイルとは、口腔機能の低下や食の偏りなどを含むフレイルの1つです。

チェックリストでは次の2つからオーラルフレイルの可能性をチェックします。

  1. 口の機能低下
  2. 食べる機能の低下

最近、食事面で何らかのお悩みがある方は1度チェックしてみましょう。

項目

回答(はい・いいえ)

半年前と比べて硬いものが食べにくくなった

  • はい(2点)
  • いいえ

お茶や汁物でむせることがある

  • はい(2点)
  • いいえ

義歯を入れている

  • はい(2点)
  • いいえ

口の渇きが気になる

  • はい(1点)
  • いいえ

半年前と比べて、外出が少なくなった

  • はい(1点)
  • いいえ

「さきイカ」「たくあん」くらいの硬さの食べ物を噛むことができる

  • はい
  • いいえ(1点)

1日に2回以上、歯を磨く

  • はい
  • いいえ(1点)

1年に1回以上、歯医者に行く

  • はい
  • いいえ(1点)

チェック結果は次のとおりです。

合計点数

結果

合計点数が0〜2点

オーラルフレイルの危険性は低い

合計点数が3点

オーラルフレイルの危険性あり

合計点数4点以上

オーラルフレイルの危険性が高い

合計点数が0〜2点の場合、現時点でオーラルフレイルの危険性は低いと判断されます。

ただし、危険性が低い状態であってもフレイルの早期的な予防は健康の維持に必要です。

他のチェックリストも併せて活用し、少しでも気になる点があれば病院を受診しましょう。

6.アイフレイルチェック

6つ目のフレイルチェックリストは、アイフレイルチェックです。

10の項目から目の機能の低下や、何らかの病気を発症するリスクをチェックします。

  1. 目が疲れやすくなった
  2. 夕方になると見にくくなることが増えた
  3. 新聞や本を長時間見ることが少なくなった
  4. 食事のときにテーブルを汚すことがたまにある
  5. 眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった
  6. まぶしく感じやすくなった
  7. はっきり見えない時にまばたきをすることが増えた
  8. まっすぐの線が波打って見えることがある
  9. 段差や階段が危ないと感じたことがある
  10. 信号や道路標識を見落としそうになったことがある

チェック結果は次のとおりです。

チェック数

結果

チェック数が0個

今のところ目は健康

チェック数が1個

目の健康に懸念点はあるが、直ちに問題があるわけではない

チェック数が2個以上

アイフレイルの可能性がある

高齢になると白内障や緑内障など目に関する症状を感じる方も増えます。

大切な目を守るためにも「最近目が変だな」と感じたらチェックしてみてください。

フレイルを予防するためには4つの要素が大切!

次はフレイルを予防する4つの方法を解説します。

  1. 栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つ
  2. 筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動
  3. ボランティアなどの社会参加
  4. 定期的に病院を受診する

どの方法も、フレイルを予防するために必要な要素です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つ

フレイルの予防法1つ目は、栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つことです。

フレイルを予防するためには、筋肉を構成するたんぱく質の摂取や、多種多様な食品からバランス良く栄養を摂取することが大切です。

参考として、以下10品目から最低4品、できれば7品を目指すことが推奨されています。

  1. 牛乳
  2. 野菜
  3. 海藻
  4. 大豆製品
  5. 果物

次に、口腔の健康を保つことです。

口腔機能が衰えると「物が飲み込みにくい」「噛みにくい」などの現象が生じ、食事が困難になったり、食事量が減少したりして低栄養状態を招く恐れもあります。

健康を保つためには、定期的な歯科検診や、口腔機能の維持・改善を目的とするトレーニングを行うなど、自分の歯や口の状態を把握しておくことが大切です。

フレイル予防は食事から!おすすめのちょい足しレシピ12と食事のポイントを解説
フレイル予防の秘訣は「栄養」!必要な栄養素3つ・摂取するべき10品目を解説

筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動

フレイルの予防法2つ目は、筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動です。

筋力トレーニングは、筋力低下が起こりやすい加齢やフレイルに対し、筋肉量の維持や増加などの効果が期待できます。

また有酸素運動は、心肺機能を高めて体力と持久力の向上効果が期待できます。

有酸素運動には「ウォーキング」や「水泳」がおすすめです。

2つの適度な運動を日常へ取り入れることによって、フレイルで衰えがちな筋力や体力、持久力の低下を防ぎ、健康な身体の維持に役立ちます。

フレイル予防に体操をしよう!3つの理由やお家で行える体操方法を5つ解説

ボランティアなどの社会参加

フレイルの予防法3つ目は、ボランティアなどの社会参加です。

フレイルの1つである社会的フレイルは「家族や友人、知人との交流機会が減少する」など、社会的に脆弱(もろい・弱い)状態にあることを指します。

社会とのつながりは要介護の重要なリスク要因として考えられています。

そのため、自治体のボランティアなどに参加し「外へ出て」「人とコミュニケーションを取る」という行為から社会参加することも大切です。

また自治体によっては「フレイル予防体操」と呼ばれる体操教室を開催しているケースもあります。このような場所へ顔を出してみることも社会参加の1つとなるでしょう。

定期的に病院を受診する

フレイルの予防法4つ目は、定期的に病院を受診することです。

フレイルを予防するためには、食事や運動、社会参加など日常生活の見直しだけではなく、定期的に病院を受診して身体の健康状態をチェックすることも大切です。

私たちの身体は気づかない間に徐々に衰えが進んでいきます。

特に高齢の方は身体の衰えが日常生活の質を低下させたり、入院による寝たきりリスクを高めたりする恐れがあるため、定期的に医療の専門家にチェックをお願いしましょう。

フレイルの予防法は3つ!早期予防で健康な心と体を維持しよう!

もしかしてフレイルかな?と思ったら何科を受診すれば良い?

「もしかして自分はフレイルかもしれない」と感じた方や「家族がフレイルかもしれない」と感じた場合は、病院受診が大切です。

ここでは、フレイルの疑いがある場合に何科を受診するべきか解説します。

  • フレイル外来
  • 老年内科・老年病科
  • 地域包括支援センターで相談してみることもおすすめ

それぞれ見ていきましょう。

フレイル外来

フレイル外来とは、フレイルの症状を感じている方を対象に、身体機能や認知機能の検査を行ったり、フレイルの原因や原因になり得る病気を明らかにしたりして、今後の対策を立てる内科外来の1つです。

ただし、フレイル外来は通常の内科と比べて診療科数も多くないことが予想されます。

そのため地域包括支援センターへの相談や、ご家族がインターネットでフレイル外来について検索してみると良いでしょう。

老年内科・老年病科

老年内科・老年病科とは、どちらも高齢者特有の病気を扱っている診療科です。

病気の診療以外にも、健康の悩みや介護上の問題など幅広く診察・相談できるため、フレイルに悩む高齢者の方や、そのご家族まで利用できます。

ただし、通常の内科と比べると専門医や診療科の数も少ないため「近くの病院には老年内科も老年病科もない」という場合は、地域包括支援センターを活用しましょう。

※地域包括支援センター:高齢者の健康面や生活全般に関する相談全般の総合相談窓口

地域包括支援センターで相談してみることもおすすめ

地域包括支援センターとは、高齢者の健康面や生活全般に関する相談全般を受け付けている総合相談窓口です。

各地域にある市町村が主体となって「保健師」「社会福祉士」「主任介護支援専門員」などを配置し、高齢者の福祉に対する支援を目的としています。

地域包括支援センターではフレイルに関する相談に専門家が対応してくれることや、フレイル予防体操教室など、フレイルを予防するためにさまざまなサービスを展開しています。

地域包括支援センターはすべての市町村に設置されているため、お住まいの地域ではどこにあるのか、市役所への問い合わせや病院での相談で調べてみると良いでしょう。

フレイルの治療法

病院のフレイル治療法は主に次の2つです。

  1. 食事療法:フレイルの原因となる栄養不足を改善するための治療法
  2. 運動療法:有酸素運動や、筋力を維持する筋力トレーニング、歩行速度を高めるためのリハビリなどを行い、身体的フレイルを予防する治療法

医師の診察や問診、テストなどによって身体の状態を見極めて適切な治療を行います。

フレイルの治療法は2つ!食事と運動、漢方で健康な心と体を維持しよう!

まとめ

本記事では、フレイルの意味や症状チェックリスト、予防法について解説しました。

フレイルは早期的な介入・支援をすれば健康な状態まで戻れる可能性が高まります。

「もしかしてフレイルかな?」と感じている方や、家族・友人にフレイルの可能性を感じている方はぜひ1度、本記事を参考にチェックリストや予防法を活用してみてください。

漢方の製薬会社「再春館製薬所」発|「歩みのゼリー」

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

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