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フレイルとは?意味や症状・3つの予防法を簡単に解説!

「フレイルって何だろう?」とお考えの方はいませんか?高齢者に多いと考えられるフレイルは、適切な介入や支援を入れない状態が続くと要介護リスクを高めることから、医療従事者の中でも問題視されています。本記事では、フレイルについて「意味」や「症状」「3つの予防法」を簡単にわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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フレイルとは

ここでは、フレイルについて「意味」や「定義」と、フレイルになりやすい年齢は何歳位なのかを解説していきます。

  • フレイルの意味
  • フレイルの定義
  • フレイルになりやすい年齢

それぞれ詳しく見ていきます。

フレイルの意味

フレイルは、海外の老年医学分野で使用されている英語「Frailty(フレイルティ)」が語源で、日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」「脆弱」を意味したものです。

フレイルには「身体的フレイル」「精神・心理的フレイル」「社会的フレイル」の3種類があり、それぞれ次のような特徴があります。

フレイルの種類

概要

身体的フレイル

運動器の障害によって移動機能が低下した状態

精神・心理的フレイル

高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態

社会的フレイル

加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで生じる、独居や経済的困窮の状態

フレイルの定義

フレイル診療ガイド2018年版によると、フレイルの定義は次のとおりです。

フレイルは、要介護状態に至る前段階として位置づけられるが、身体的脆弱性のみならず精神心理的脆弱性や社会的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味する。

また、厚生労働省研究班の報告書では「健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味する」としています。

フレイルになりやすい年齢

フレイルは高齢者において特に発症しやすいと考えられています。

しかし、近年ではフレイルに移行する前の段階、予備軍のような状態を指す「プレフレイル」の可能性がある働き世代の方々が増えていると考える医師も多いようです。

一般社団法人日本生活習慣病予防協会が実施した「健康寿命に関わるフレイル調査」によると、回答した医師の多くが「男女ともに40歳〜50歳代でプレフレイルが増えている」と考えていることが明らかとなっています。

これらの結果から、プレフレイルとフレイルを含め、働き世代と呼ばれる年齢から高齢者と呼ばれる年齢まで早期的な予防や、医療の介入・支援が必要だと言えるでしょう。

フレイルの症状を5つのチェックリストからセルフチェック

次は、フレイルの早期予防につながる5つの症状チェックリストを紹介します。

  1. フレイル基本チェックリスト25項目
  2. フレイル関連12項目
  3. 簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)
  4. 栄養チェック7項目
  5. オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)

それぞれ詳しく見ていきます。

1.フレイル基本チェックリスト25項目

1つ目のフレイルチェックリストは「フレイル基本チェックリスト25項目」です。

対象年齢は65歳以上の高齢者と呼ばれる年齢の方で、心身機能に衰えが起きていないかを25個の項目でチェックします。

  1. バスや電車で、一人で外出しすることがない
  2. 日用品の買い物に行くことがない
  3. 預貯金の出し入れに行くことがない
  4. 友人の家を訪ねることがない
  5. 家族や友人の相談にのることがない
  6. 階段を手すりや壁をつたわらずに上ることができない
  7. 椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がることができない
  8. 15分位続けて歩くことができない
  9. この1年間に転んだことがある
  10. 転倒に対する不安は大きい
  11. 6ヶ月間で2kgから3kg以上の体重減少があった
  12. BMIが18.5未満である
    ※BMI=体重(kg)÷身長(m)
  13. 半年前に比べて固いものが食べにくくなった
  14. お茶や汁物等でむせることがある
  15. 口の渇きが気になる
  16. 週に1度も外出しないことがある
  17. 昨年と比べて外出の回数が減っている
  18. 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われる
  19. 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしない
  20. 今日が何月何日かわからない時がある
  21. (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
  22. (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  23. (ここ2週間)以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる
  24. (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない
  25. (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

※本記事では、厚生労働省が作成したチェックリストを元に、分かりやすく設問の一部を変えて記載しています。

チェックリストの判定方法と結果は次の表をご覧ください。

下記の7つの項目に対し、それぞれ判定方法に記載されたチェックリストに該当する数でフレイルの可能性をチェックします。

項目

チェックリスト

判定方法

1

1〜5:日常生活関連動作について

-

2

6〜10:運動器の機能について

6〜10までの5項目のうち3項目以上に該当
(運動機能の低下)

3

11.12:低栄養状態かどうか

11.12の2項目すべてに該当
(低栄養状態)

4

13〜15:口腔機能について

13〜15までの3項目のうち、2項目以上に該当
(口腔機能の低下)

5

16.17:閉じこもりについて

16.17の2項目のうち、No,16に該当
(閉じこもり)

6

18〜20:認知機能認知症について

18〜20までの3項目のうち、いずれか1項目以上に該当
(認知機能の低下)

7

21〜25:うつについて

21〜25までの5項目のうち、2項目以上に該当
(うつ病の可能性)

また上記に記載した「それぞれに該当する項目の数でチェックする方法」以外にも、1〜20のうち10項目以上に該当する場合もフレイルの可能性が疑われるとしています。

2.フレイル関連12項目

2つ目のフレイルチェックリストは「後期高齢者の質問票(15項目)」に含まれる「フレイル関連12項目」です。

下の表にある黄色の項目がチェック対象となります。

項目

回答(黄色1点)

1.あなたの健康状態はいかがですか

  • よい
  • まあよい
  • ふつう
  • あまりよくない
  • よくない

2.毎日の生活に満足していますか

  • 満足
  • やや満足
  • やや不満
  • 不満

3.1日3食きちんと食べていますか

  • はい
  • いいえ♦

4.半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

  • いいえ
  • はい♦

5.お茶や汁物等でむせることがありますか

  • いいえ
  • はい♦

6.6カ月間で2〜3kgの体重減少がありましたか

  • いいえ
  • はい♦

7.以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか

  • いいえ
  • はい♦

8.この1年間に転んだことがありますか

  • いいえ
  • はい♦

9.ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか

  • はい
  • いいえ♦

10.周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか

  • いいえ
  • はい♦

11.今日が何月何日かわからない時がありますか

  • いいえ
  • はい♦

12.あなたはたばこを吸いますか

  • 吸っていない
  • やめた
  • 吸っている

13.週に1回以上は外出していますか

  • はい
  • いいえ♦

14.ふだんから家族や友人と付き合いがありますか

  • はい
  • いいえ♦

15.体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか

  • はい
  • いいえ♦

黄色の12項目について、◆のついた回答を数えてください。

◆のついた回答が4つ以上ある場合、フレイルの可能性があると判断されます。

3.簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)

3つ目のフレイルチェックリストは「簡単チェック法(指輪っかテスト+イレブンチェック)」です。

  • 指輪っかテスト:筋肉量の減少と筋力の低下をチェックする
  • イレブンチェック:11の質問で「栄養」「口腔」「運動」「社会性・こころ」の面からフレイル度を総合的に評価する

指輪っかテストの「筋肉量の減少と筋力の低下」は、サルコペニアと呼ばれる現象を原因として身体的フレイルが進行していないかをチェックします。

※サルコペニアに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

次にイレブンチェックは11の質問で、フレイルの可能性を総合的に評価するものです。

【指輪っかテスト】

  1. 両手の親指と人差し指で輪っかを作る
  2. 利き足ではないふくらはぎの最も太い部分を輪っかで軽く囲む

輪っかでふくらはぎの最も太い部分が囲める、または隙間ができたという場合、サルコペニアが進行していると判断し、身体的フレイルを発症するリスクが考えられます。

【イレブンチェックリスト】

次はイレブンチェックリストです。

下記の11個の質問のうち、1つでも黄色の回答となった場合は、フレイルの可能性や、今後フレイルを発症する可能性があると判断されます。

項目

回答

1.ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか

  • はい
  • いいえ

2.野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか

  • はい
  • いいえ

3.「さきいか」「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛みきれますか

  • はい
  • いいえ

4.お茶や汁物でむせることがありますか

  • はい
  • いいえ

5.1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施していますか

  • はい
  • いいえ

6.日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上、実施していますか

  • はい
  • いいえ

7.ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか

  • はい
  • いいえ

8.昨年と比べて外出の回数が減っていますか

  • はい
  • いいえ

9.1日1回以上は誰かと一緒に食事をしますか

  • はい
  • いいえ

10.自分が活気に溢れていると思いますか

  • はい
  • いいえ

11.何よりもまず、物忘れが気になりますか

  • はい
  • いいえ

4.栄養チェック7項目

4つ目のフレイルチェックリストは「栄養チェック7項目」です。

フレイルは低栄養状態が慢性化することによっても起こる可能性があります。

チェックリストでは7つの項目から、現在の栄養状態についてチェックします。

  1. BMIが20以下
  2. 欠食することがある
  3. 好きなものばかり食べている
  4. アルブミンの数値が4.0g/dL未満
  5. 半年以内に3kg以上の体重減
  6. 肉はほとんど食べない
  7. 顔色が悪くなったといわれる

7つの項目に対し、2つ以上該当する場合は低栄養状態の可能性が考えられるでしょう。

4のアルブミン数値に関しては、病院での血液検査が必要となります。

かかりつけの病院で医師や看護師に相談してみましょう。

5.オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)

5つ目のフレイルチェックリストは「オーラルフレイル・チェック(口腔機能のチェック)」です。

オーラルフレイルとは、口腔機能の低下や食の偏りなどを含むフレイルの1つです。

チェックリストでは次の2つからオーラルフレイルの可能性をチェックします。

  1. 口の機能低下
  2. 食べる機能の低下

最近、食事面で何らかのお悩みがある方は1度チェックしてみましょう。

項目

回答(はい・いいえ)

半年前と比べて硬いものが食べにくくなった

  • はい(2点)
  • いいえ

お茶や汁物でむせることがある

  • はい(2点)
  • いいえ

義歯を入れている

  • はい(2点)
  • いいえ

口の渇きが気になる

  • はい(1点)
  • いいえ

半年前と比べて、外出が少なくなった

  • はい(1点)
  • いいえ

「さきイカ」「たくあん」くらいの硬さの食べ物を噛むことができる

  • はい
  • いいえ(1点)

1日に2回以上、歯を磨く

  • はい
  • いいえ(1点)

1年に1回以上、歯医者に行く

  • はい
  • いいえ(1点)

チェック結果は次のとおりです。

合計点数

結果

合計点数が0〜2点

オーラルフレイルの危険性は低い

合計点数が3点

オーラルフレイルの危険性あり

合計点数4点以上

オーラルフレイルの危険性が高い

合計点数が0〜2点の場合、現時点でオーラルフレイルの危険性は低いと判断されます。

ただし、危険性が低い状態であってもフレイルの早期的な予防は健康の維持に必要です。

他のチェックリストも併せて活用し、少しでも気になる点があれば病院を受診しましょう。

フレイルを予防する3つの方法を解説

次はフレイルを予防する3つの方法を解説します。

  1. 栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つ
  2. 筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動
  3. ボランティアなどの社会参加

どの方法も、フレイルを予防するために必要な要素です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つ

フレイルの予防法1つ目は、栄養バランスの良い食事と口腔の健康を保つことです。

フレイルを予防するためには、筋肉を構成するたんぱく質の摂取や、多種多様な食品からバランス良く栄養を摂取することが大切です。

参考として、以下10品目から最低4品、できれば7品を目指すことが推奨されています。

  1. 牛乳
  2. 野菜
  3. 海藻
  4. 大豆製品
  5. 果物

次に、口腔の健康を保つことです。

口腔機能が衰えると「物が飲み込みにくい」「噛みにくい」などの現象が生じ、食事が困難になったり、食事量が減少したりして低栄養状態を招く恐れもあります。

健康を保つためには、定期的な歯科検診や、口腔機能の維持・改善を目的とするトレーニングをおこなうなど、自分の歯や口の状態を把握しておくことが大切です。

筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動

フレイルの予防法2つ目は、筋力トレーニングや有酸素運動などの適度な運動です。

筋力トレーニングは、筋力低下が起こりやすい加齢やフレイルに対し、筋肉量の維持や増加などの効果が期待できます。

また有酸素運動は、心肺機能を高めて体力と持久力の向上効果が期待できます。

有酸素運動には「ウォーキング」や「水泳」がおすすめです。

2つの適度な運動を日常へ取り入れることによって、フレイルで衰えがちな筋力や体力、持久力の低下を防ぎ、健康な身体の維持に役立ちます。

ボランティアなどの社会参加

フレイルの予防法3つ目は、ボランティアなどの社会参加です。

フレイルの1つである社会的フレイルは「家族や友人、知人との交流機会が減少する」など、社会的に脆弱(もろい・弱い)状態にあることを指します。

社会とのつながりは要介護の重要なリスク要因として考えられています。

そのため、自治体のボランティアなどに参加し「外へ出て」「人とコミュニケーションを取る」という行為から社会参加することも大切です。

また自治体によっては「フレイル予防体操」と呼ばれる体操教室を開催しているケースもあります。

このような場所へ顔を出してみることも社会参加の1つとなるでしょう。

まとめ

本記事では、フレイルの意味や症状チェックリスト、予防法について解説しました。

フレイルは早期的な介入・支援をすれば健康な状態まで戻れる可能性が高まります。

「もしかしてフレイルかな?」と感じている方や、家族・友人にフレイルの可能性を感じている方はぜひ1度、本記事を参考にチェックリストや予防法を活用してみてください。

歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。

再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。

さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。

おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。

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