サルコペニアの予防は食事から!栄養管理の重要性とおすすめのレシピを解説
筋肉に必要な栄養成分が不足することが原因となり、サルコペニアになってしまう可能性があります。サルコペニアを予防するためには、栄養バランスがよく続けやすい食事を採ることが大事になってきます。この記事では、サルコペニアの予防に効果が期待できる食事について、栄養管理の重要性をお伝えするとともに、サルコペニア予防におすすめのレシピを紹介します。
漢方の製薬会社「再春館製薬所」発|「歩みのゼリー」
歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。
再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。
さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。
おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。
サルコペニア予防は食事から始めよう!
サルコペニアは加齢が原因になる一次性サルコペニア以外にも「栄養」「活動」「疾病」が原因となる二次性サルコペニアがあります。
筋肉に必要な栄養成分不足や、運動不足、疾病が原因となってサルコペニアになるケースもあるため、サルコペニアを予防するためには「食事」と「運動」が非常に大切です。
- 食事:筋肉量の減少を防ぎ、維持・増加を目指す
- 運動(筋力トレーニング):食事と組み合わせてタンパク質の合成・筋力強化を目指す
皆さんは毎日「食事」に意識を向けていますか?
好きなものだけを食べて栄養が偏っていませんか?
食事はサルコペニア予防だけでなく、これからの人生を健康かつ元気に過ごすためにも重要な要素です。本記事を読みながら改めて食事に意識を向けてみましょう。
サルコペニアの予防・治療に対する栄養管理の重要性
ここではサルコペニア予防・治療に必要な食事に特化し、栄養管理の重要性を解説します。
栄養不足はサルコペニアを引き起こす要因になり得る
サルコペニアは、筋肉量の減少や筋力の低下が起きる現象です。
私たち人間の筋肉量は20歳前後から徐々に減少が始まり、50歳を過ぎると途端に筋肉量が大きく減少し始めるというデータがあります。
その理由として、年齢を重ねて食が細くなり、筋肉に必要な栄養が十分に摂取できなくなることが挙げられます。
加えて、高齢者には「同化抵抗性(anabolic resistance)」と呼ばれる反応が存在しており、筋タンパク質の合成作用が若年者と比べて弱い可能性があります。結果、若年者と同じ量のタンパク質やアミノ酸を摂取しても、高齢者の方が骨格筋が合成されづらいと考えられています。
これにより、少食になった食事の中で、高タンパクなものや、筋肉を構成するタンパク質の材料となる必須アミノ酸を摂取する程度では、栄養不足を起こしやすくなるのです。
また、ビタミンDは筋肉の萎縮を抑制してくれると考えられている成分です。
このビタミンDが不足すると将来的に筋力低下やサルコペニアのリスクが高まるとする研究結果が国立長寿医療研究センターによって発表されています。
したがって、栄養不足はサルコペニアを引き起こす要因になるため、必要な栄養成分量を把握し、毎日摂取することがサルコペニアを予防するために必要なのです。
栄養過多はサルコペニア肥満を発症する要因になり得る
サルコペニア予防には筋肉に必要な栄養成分の摂取が大切、と解説しましたが、栄養を摂取しすぎている状態も「サルコペニア肥満」を発症する要因になる可能性があります。
サルコペニア肥満とは「筋肉量が減少している状態」と「肥満」の両方を併せ持った状態のことを指す言葉です。
サルコペニア肥満は、脂肪は増加しているのに対し、筋肉量は減少している状態であるため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病リスクが高まります。
しかし、本来のサルコペニアで起こる「筋肉量の減少」によって体重や体型に大きな変化が生じないことから、自分ではなかなか気づきません。
結果的に「気づいたら病気になっていた」というケースも大いに考えられるため、通常の肥満よりも危険視されているのです。
近年は、ダイエットや運動不足によって若い年代の方にも予備軍が増えており、とくに、男性と比較して筋肉量が少なく、脂肪量が多い女性の方がなりやすいと考えられています。
ダイエットで〇kg落としたという報告をSNSでする方も多いですが、サルコペニア肥満の場合は脂肪が減ったのではなく、筋肉量が減っている可能性もあるため注意が必要です。
サルコペニアの予防・治療には適切な栄養管理が非常に重要
サルコペニアの予防・治療には、適切な栄養管理が非常に重要な要素です。
筋肉に必要なタンパク質やビタミンDの摂取は、サルコペニアだけでなく、骨粗鬆症予防など健康な身体を作るためにも役立ちます。
また、適切な栄養管理はサルコペニアの予防・治療だけでなく、既にサルコペニアを発症している場合の改善・治療にも活用されています。
ただし、適切な栄養管理には成分に関する知識や必要量、どのように管理していくかを事前に計画する必要があるため、まずは医師や栄養管理士などプロへの相談がおすすめです。
サルコペニア予防・治療に役立つ栄養成分
次は、サルコペニア予防・治療に役立つ3つの栄養成分を解説します。
- タンパク質
- ビタミンD
- アミノ酸
タンパク質
タンパク質は、私たちの身体を作る材料となる成分の一つで、サルコペニアによって減少する筋肉を構成する成分でもあります。
タンパク質の推奨摂取量は、1kgあたり1.2~1.5g/(1日)のタンパク質が必要とされており体重が50kgの場合「50×1.2=60」で60gのタンパク質摂取が必要です。
タンパク質が含まれる食べ物には「肉類」や「魚類」「卵」「乳製品(チーズ)」などがあり、肉類の鶏ささみは100gでタンパク質が23gと高タンパクです。
また、カロリーは105kcalと体重が気になる方でも摂取しやすい食べ物となっています。
ほかにも卵が100gあたり12g、元気がつくうなぎのかばやきは鶏ささみと同様の100gあたり23kcalと、美味しく食べてタンパク質が摂取できる食べ物は非常に多いです。
期待できる効果 | 食材とタンパク質含有量 | 1日の推奨摂取量 |
---|---|---|
筋肉量の低下を防ぎ、筋力の維持や改善 |
・肉類 ・魚類 ・豆類 ・卵 ・チーズなど |
1日に適正体重の1kgあたり1.0g以上 筋肉を増やす場合は1kgあたり1.2?1.5g |
ビタミンD
ビタミンDは、筋肉の萎縮を抑制してくれるほか、体内のカルシウム吸収を促して骨を強化したり、筋肉の合成を促したりします。
またビタミンDは日光に当たると体内で合成されるという特徴も持っており、食事と散歩などによる日光浴もおすすめです。
1日の摂取量は、18歳以上の男女であれば8.5μg(マイクログラム)が必要です。
ビタミンDが含まれる食べ物には「魚介類」や「きのこ類」「肉」などがあり、中でも魚に多く含まれています。
鮭(シロサケ)100gには32μg、サンマ100gには11μgのビタミンDが含まれているほか、タンパク質やミネラルなどの成分も含んでいます。
このことから、魚はサルコペニア予防にピッタリの食べ物と言えるでしょう。
期待できる効果 | 食材 | 1日の推奨摂取量 |
---|---|---|
筋肉の萎縮を防ぎ、筋肉の合成を促す |
・魚介類 ・きのこ類 ・肉 など |
1日8.5μg |
アミノ酸
アミノ酸は、筋肉を構成するタンパク質の材料となる成分で、11種類の非必須アミノ酸と、9種類の必須アミノ酸があります。
必須アミノ酸の一つである「ロイシン」は筋肉量を増やしたり、維持したりすることに関与する大切な栄養素です。
ただし、必須アミノ酸は人間の体内で作ることができないため、食事で適量を摂取する必要があります。
1日の摂取量は19歳以上の男女であれば39mgとされています。
また、ロイシンが多く含まれる食べ物には「チーズ」や「豚ヒレ肉(焼き)」「煎り大豆」などがあります。
ほかにも、実際、パルメザンチーズが100gで4,300mg、豚ヒレ肉(焼き)も3,200mgのロイシンが含まれているため、料理のトッピングやヒレカツなど美味しく食べてサルコペニア予防に役立つ食べ物です。
期待できる効果 | 食材 | 1日の推奨摂取量 |
---|---|---|
筋肉量を増やしたり、維持したりする(ロイシン) |
・チーズ ・豚ヒレ肉(焼き) ・いり大豆 など |
1日39mg |
抗酸化成分を多く含む食材を摂ることは老化防止にもつながる
ここで紹介した「タンパク質」「ビタミン」「アミノ酸」のほかにも、サルコペニアと直接関係はないものの、身体全体の老化を防止する成分、抗酸化成分の摂取もおすすめです。
私たちの身体は、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が活性化された「活性酵素」によって酸化が進んでいます。
これを抗酸化と呼び、活性酸素から身体を守ることを「抗酸化作用」と言います。
身体が酸化すると、血管や身体の老化が進みやすくなり、肌のシミやシワなどの肌トラブルが起こったり、生活習慣病の引き金となる可能性があります。
抗酸化成分を摂取し、身体の酸化を抑える必要があるのです。
抗酸化成分を多く含む食品としては、ビタミンCやビタミンEを多く含む果物や野菜、ポリフェノールを含む緑茶や赤ワイン、ベリー類などがあります。
抗酸化成分を多く含む食べ物と、サルコペニア予防に役立つ食べ物をバランス良く組み合わせることにより、健康で元気な人生を送るサポートになるでしょう。
自宅で簡単!サルコペニアを予防する3つのおすすめレシピ
次は、自宅で簡単に作れるサルコペニアを予防するおすすめのレシピを3つ紹介します。
1.納豆そば
納豆そばは、ロイシンを含む良質なタンパク質(BCAA)が豊富に含まれる納豆と、消化や吸収を助け、のどごしを良くしてくれる山芋や血圧の上昇を防いでくれるなめこなど、健康管理に役立つ食材も入れたレシピです。
用意するもの(1人分)
- そば(乾燥) 100g
- 山芋 60g
- 納豆 80g
- なめこ 20g
- めんつゆ ストレート 50g
- 糸のり 1g
- 大葉 0.5g
- ネギ 5g
- ゴマ 2g
作り方は次のとおりです。
作り方
- そばをゆでて、水にさらして、水気を切る。
- 山芋をすりおろす。
- 大葉は千切り、葱は小口切りにする。
- そばを器に盛り、その上に山芋、なめこを盛り付け、めんつゆをかける。
- 大葉と糸のり、ごまをかけて、わさびを添える。
納豆そばは「栄養があるご飯が食べたいけど、作るのは面倒」「最近食欲がなくて何を食べようか迷っている」という方もするする食べられて栄養成分を補給できます。
2.鮭のみそだれ焼き
鮭は、先ほど解説したとおり豊富なビタミンDだけでなく、タンパク質も100gあたり22.3g(シロサケの場合)とサルコペニア予防にもってこいの食べ物です。
ほかにも、みそとバター、スキムミルクで作ったたれをかければカルシウムもアップさせられますし、たっぷりのお野菜もペロリと食べられます。
用意するもの(1人分)
- 鮭 60g
- 食塩 0.3g
- 酒 4g
- 脱脂粉乳 4g
- 無塩バター 5g
- 淡色辛味噌 10g
- 和風だし 20g
- キャベツ 40g
- たまねぎ 40g
- にんじん 10g
- きくらげ(乾燥) 2g
作り方は次のとおりです。
作り方
- 鮭は軽く洗い、塩をふるいかけ、冷蔵庫に20分おく。
- キャベツは半分に切って芯を切り取り、繊維と平行に三等分し繊維と直角に1cm幅で切る。玉ねぎは繊維と直角に1cm幅で切る。きくらげは水で戻し千切り。人参は千切りにする。
- 酒、みそ、だし、脱脂粉乳を合わせる。
- 25cm×25cmのアルミホイルにキャベツ、玉ねぎ、人参、しめじの順にのせる。
- (3)で作ったたれの1/2の分量を野菜全体にかけ、その上に鮭をのせ、残りのたれをまんべんなくかける。最後に鮭の上にバターを乗せ、ホイルで包む。
- オーブントースターで約15分焼く。
サケは通年スーパーで購入できるため、今回紹介したレシピ以外にもさまざまな料理に採用できる点も魅力です。食欲を誘うたれとサケを絡めて美味しく栄養補給しましょう。
3.水菜とささみの梅肉サラダ
ささみは、100gにタンパク質が23gと高タンパクでありながらカロリーは105kcalと低カロリーで減量を行いながら筋肉を増やしたいボディビルダーにも好まれる食材です。
ほかにも、サラダに使用する水菜と梅は心臓機能や筋肉機能を調節してくれるカリウムや、全身に酸素を運ぶ役割を持つ鉄、ビタミンを多く含んでいます。
用意するもの(1人分)
- 水菜 一束の半分
- 鶏ささみ 50g
- 酒 大さじ2杯
- しめじ 1房
- 梅干し 1個
- 砂糖 小さじ1/2
- サラダ油 小さじ1
- 白ごま 適量
- かつお節 2g
作り方は次のとおりです。
作り方
- 水菜は根を落として5cmの長さに切って水に浸けたら、ザルにあげる。
- しめじは石づきの部分を切り落としてほぐした後、茹でる。
- 鶏ささみを鍋に入れた後、かぶる程度の水とお酒を入れ、蓋を閉める。
- 沸騰したら火を止めて冷めるまでそのまま放置する。
- 冷めたら鶏ささみを手で割いておく
- 梅干しの種を取り除いて細かく包丁などで砕き「砂糖」「サラダ油」「白ごま」「かつお節」とあわせてボウルに入れておく。
- 水菜としめじをボウルに入れて鶏ささみを絡める。
食材はどれもカロリー控えめとなっているため「たっぷり野菜を食べたい」「ダイエットはするけれど、身体に必要な栄養成分は摂取したい」と考えている方におすすめです。
歩みのゼリーは、中高年の「歩く力の向上」に役立つとともに、お腹まわりの「脂肪を消費・減少」させ、年齢に負けないしなやかな体づくりをサポートする、機能性表示食品です。
再春館製薬所が漢方の知見を活かし、機能性関与成分である「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」の他、高麗人参の中でも特に希少で品質の良い「長白参エキス」を配合。
さらに、筋肉づくりに欠かせない必須アミノ酸「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」に加え、スーパーアミノ酸と称される「シトルリン」や「アルギニン」によって、ハリのある活動的な毎日をサポートします。
おいしくさわやかな紅茶風味のスティックゼリーで、1本食べることで普段の「家事」「仕事」「散歩」といった行動を、効率的に「歩く力の向上」と「お腹の脂肪対策」につなげます。
まとめ
本記事ではサルコペニアと食事について、なぜサルコペニア予防に食事が重要なのかや、予防・治療に活用できる成分、またレシピについて解説しました。
サルコペニアは年齢を重ねる私たち人間であれば誰もが起こるリスクのある現象です。
「私はお友達よりも元気だから大丈夫」と思わず、元気なうちからサルコペニア予防をし、いつまでも元気に好きな場所へ行ける歩行機能を維持しましょう。