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自己肯定感チェックリスト10問【簡単セルフ診断】

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ライフスタイル

「自己肯定感」とは、ネガティブな面やポジティブな面を問わず、いかなる状態の自分でも受け入れ、肯定する感覚のことをいいます。

  • 自己肯定感が高い=ありのままの自分を受け入れられているので、自分の価値をしっかりと理解し、仕事やプライベートなどで「自分らしく振る舞えている」状態
  • 自己肯定感が低い=ありのままの自分を受け入れられていないため、他人と自分を比較したり、周りからの評価を求めたりと、「無意識に自分自身を低く評価・否定している」状態

このように、自己肯定感の高さ・低さは、「ありのままの自分を受け入れられるかどうか」で左右されますが、そもそも自分の自己肯定感の高さがどれくらいなのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。その度合いを知り、高め方を学べば、よりポジティブで幸せな生き方ができるはずです。

まずは本記事で紹介するチェックリストを活用することで、自分自身を見つめ直し、今の自身の状態を確認してみましょう。さらに、本記事の後半部分では、「自己肯定感を高める方法」や「自己肯定感を高める際の注意点」なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも自己肯定感ってなに?
詳しくは『自己肯定感とは? 高い人・低い人の特徴、高める方法を解説』へ。

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自己肯定感チェックリスト【この10問で結果が判明】

簡単にチェックできるリストをさっそく確認してみましょう。
設問は全部で10問あるので、いくつあてはまるか数えてみてください。

  • 何に関しても、人からどう思われているかが気になる
  • 現状の自分と理想の自分を比較し、その差によく落ち込む
  • 物事に失敗した後、自分を責めることが多い
  • 人に尽くすのが好きだが、束縛しすぎだと言われることがある
  • 自分に誇れるものは、何もない
  • 自分は他人と比べて、性格が悪いと思う
  • 自分にも他人にも、常に否定的である
  • 自分は、周りから愛されて育ったと思えない
  • なんとなく、不安や怖さが頭から離れない
  • 「どうせ、何をやってもうまくいかない」と思う

自己肯定感のチェック結果【4つのタイプに分類】

いかがでしたか?
あてはまるチェック数ごとに自分の診断結果を確認してみましょう。

  • チェック数0:自己肯定感が高い
  • チェック数1~4:自己肯定感は普通
  • チェック数5~7:自己肯定感はやや低い
  • チェック数8~10:自己肯定感が低い

チェック数0:自己肯定感が高い

チェック数が0の人は、自己肯定感が高い傾向にあるといえ、普段から自分に自信を持って物事に取り組めているのではないでしょうか。ありのままの自分を受け入れられている状態なので、自己肯定感を高める特別な習慣やトレーニングは、必要ありません。

また、「自己肯定感が高い状態」を維持できているということは、自分の失敗を否定的に捉えず、肯定的に受け入れられているという状態なので、「目標に向かって努力する力」やチャレンジ精神などが強くなり、活力がみなぎっているといえます。
今のモチベーションを保ち続けられるよう、何事にもポジティブに向き合い続けると良いでしょう。

チェック数1~4:自己肯定感は普通

チェック数が1~4の人は、自己肯定感が「低くも高くもない」状態であるといえますが、時には自己肯定感の低さを感じてしまうこともあります。

  • 友達と近況を報告し合った時、相手が幸せそうにしているのを見ると、劣等感を感じてしまう
  • 普段の人間関係では平気なのに、会社では同僚や上司の目が気になってしまう

上記は一例ですが、自己肯定感をある程度保っている人でも、状況が突然変わると臨機応変に対応することができず、自分を否定してしまうこともあるでしょう。

心当たりのある人は、本記事の後半部分で紹介する「自己肯定感を高める方法【5つのコツ】」を参考にしてみてください。

チェック数5~7:自己肯定感はやや低い

チェック数5~7の人は、自己肯定感がやや低い傾向にあります。

  • すぐに「どうせ自分なんて...」といった思考に陥る
  • 人の目が気になりすぎて気疲れしたり、行動力を失ったりする

上記のような考え方になりがちな人は、仕事や人間関係のなかで少なからずストレスを感じているのかもしれません。ですが、物事は捉え方によってプラスにもマイナスにも変化するもの。

ネガティブな発想が根付いてしまって自己肯定感がさらに低くなり、悲観的な思考になってしまう前に、本記事で紹介する「自己肯定感を高める方法【5つのコツ】」をぜひ実践してみましょう。これまでになかったポジティブな考え方を身につけることができるはずです。

チェック数8~10:自己肯定感が低い

チェック数8~10の人は、周囲の視線が気になってしまったり、自己否定をしがちだったりと「自己肯定感が低い人の特徴」がより強く出ているといえるでしょう。

特に、幼少期もしくは数年前から長期的に「自己肯定感の低さ」を感じる人は、過去の体験や環境のトラウマを抱えている可能性があります。精神的に受けた傷が癒えないまま時間が経つと、無意識に「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまい、自分を認められなくなる恐れがあります。

自己肯定感が高い人・低い人の特徴

それでは、自己肯定感が高い人・低い人はどのような特徴があるのでしょうか。

自己肯定感が高い人の特徴

  • 周囲の目が気にならない
  • メンタル面が強い
  • 生き方を大切にしている
  • 人生を楽しんでいる
  • 自分の欠点を認めたうえで、ポジティブに変換できる

自己肯定感が低い人の特徴

  • 周囲の目が気になる
  • メンタルが不安定
  • 周囲のダメ出しに対し、過敏に反応する
  • 悪いことは、自分のせいだと思い込む
  • 努力し続けることで、自信のない自分をカバーしている

詳しくは『自己肯定感とは? 高い人・低い人の特徴、高める方法を解説』をご覧ください。
こちらもあわせて確認することで、今の自分の現状が見えてくるはずです。

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自己肯定感を高める方法【5つのコツ】

「自己肯定感を高めるため」の5つの方法をまとめました。

  • 本来の自分を受け入れる
  • 環境を変える・整える
  • 失敗を否定しない
  • 日々の言動を、肯定的に受け止める
  • 「自分の意見や気持ち」を大切にする

覚えておきたいのは、「自己肯定感の高さ・低さの違い」は育ってきた環境や周囲からの影響で変化するものであり、先天的なものではないということ。考え方を変えたり、行動を改めることで、自己肯定感は高められます。

上記の方法をいきなり、すべて実行する必要はありません。日常的に意識し、一つずつ実践することで、自分を受け入れて大切にすることができるようになるので、自己肯定感も自ずと高まっていくはずです。まずは「無理しなくて大丈夫」と自分を認めてあげる練習から、少しずつはじめてみましょう。

自己肯定感を高める詳しい方法は、『自己肯定感とは? 高い人・低い人の特徴、高める方法を解説』の記事をチェックしてみてください。

自己肯定感を高める際の注意点3選

自己肯定感を高める際の注意点は3つです。

  • 「過去を振り返ることが正解とは限らない」ことを知る
  • 「心身ともにリラックスできる環境」をつくる
  • 一人で解決できない時は、他人の力を借りる

まず、自分の育ってきた環境を振り返り、「間違いはなかったか」を探る行為は、あまり前向きな解決方法とはいえません。反省点を改めようと昔の記憶を振り返ってしまうと、「あの時こうしていればよかった」などの「取り返すことのできない過去」を後悔することになり、自己否定に走る可能性があります。自己肯定感は現在進行形で移り変わるものなので、まずは「今の自分が直面している問題」に対して、真摯に向き合うよう心がけましょう。

また、「自己肯定感を高めるトレーニング」を実践するにあたっては、心と身体、両方の健康がカギとなります。心身ともにリラックスしている状態でなければ十分な効果は見込めないため、日々の仕事や家事、人間関係など、疲弊している人は、まず心身を休めるようにしましょう。

もし、さまざまな方法を試してみたうえで、「一人ではうまくいかない」と感じてしまった場合は、セミナーを受けたりセラピストに相談してみることも一案です。最近では、専門家が「自己肯定感の高め方」について、実例を交えつつ具体的に解説してくれるセミナーや、短時間で気軽に相談できるオンラインカウンセリングなどもあります。自分と同じような状況の人や、過去に似たような経験をした人のエピソードや解決方法を聞くことで、現状を打破する方法に出合えるかもしれません。

まとめ

今回の自己肯定感のチェックリストの結果は、いかがだったでしょうか。「いまの自己肯定感」が低かったからといって、それが悪いということでは決してありません。自分が「今、どういった思考をしているのか」、「これからどう変わりたいのか」。それらを知ることが重要なのです。

改めて別の機会にリストを確認した時、一つでもチェックの数が減っていれば、それは「自己肯定感が高まりつつある」という状態です。本記事の後半部分で紹介した「自己肯定感とは? 高い人・低い人の特徴、高める方法を解説」を参考にしながら、前回よりも良い結果を目指しましょう。

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