報道関係者

2019年06月14日
再春館製薬所 NR19-003

〜第19回日本抗加齢医学会総会にて発表〜
「オタネニンジン「紅参エキス」に美白効果増大作用を発見
シミの原因となるメラニン生成を抑える方法として有用であることを実証

 株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町 代表取締役社長 西川正明 以下、再春館製薬所)は、 熊本大学薬学部との共同研究のもと、弊社の製品にも使用している素材「オタネニンジン」について、 蒸気処理の最適化による「メラニン生成抑制作用増大とその成分変化」を実証し、その研究成果を 「第19回抗加齢医学会総会」(2019年6月14日(金)〜16日(日))で発表しました。

■メラニン生成を抑制させる「紅参」
 今回の研究で、「紅参」にはシミの原因となるメラニンを抑制する効果があることを発見しました。オタネニンジンの根を蒸すことで作られる「紅参」は、肉体疲労・胃腸虚弱、食欲不振、血行不良、冷え性などに優れた効果効能を発揮する生薬として、古来より珍重されてきました。弊社では、この「紅参」を、オタネニンジンの中でも最高品質と言われる長白山産の人参「長白参(ちょうはくじん)」から作り、製品の原料として使用しています。

■原料の力を引き出す「修治」という手法

 もともと漢方の製薬会社である弊社では、自然の力を人の力に変える知恵と工夫を漢方から学んでいます。修治(しゅうじ)とは、生薬原料の特定の効果を高めたり副作用を弱めたりするために、蒸す、煮るなどの手間を加える漢方の知恵です。原料の力を引き出す漢方の知恵については「再春館製薬所 老化研究所」も、ぜひご覧ください。

■本研究の概要
 オタネニンジン根を各種条件にて蒸気処理を施して(121℃で1〜3時間)、エキスを作製して含有する成分を分析しました。その結果、蒸気処理時間が長くなるにつれてGinsenoside Rg3、Rg5などの成分量の増加が認められました。また、この処理によりメラニン抑制活性が上昇していることも培養細胞を用いた実験により確認しました。
 本処理はメラニン生成を抑制するGinsenoside Rg3を増加させることで、美白効果を上げる加工法として非常に有用な方法と考えられます。

 再春館製薬所は、自然の力を最大限に引き出して人の力に活かす研究を継続しており、今後は熊本大学「産業イノベーションラボラトリー」での共同研究で実用化に向けての活動を推進してまいります。

本件に関するお問い合わせ

株式会社 再春館製薬所 熊本県上益城郡益城町寺中1363-1
広報 江河真喜子
TEL : 080-4458-2341(担当直通)
E-Mail : m.egawa@saishunkan.co.jp

ドモホルンリンクル事業部 間地大輔
TEL : 080-4135-4375(担当直通)
E-Mail : d.maji@saishunkan.co.jp

TEL : 096-289-4444(代表)
FAX : 096-289-6000

2019年06月14日