報道関係者
2019年09月27日
再春館製薬所 NR-009
株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町 代表取締役社長西川正明 以下、再春館製薬所)は、熊本大学薬学部との技術連携のもと、ナツメの果実を乾燥した「大棗(タイソウ)」エキスに、体内コラーゲン輸送の役割を持つEndo180の産生促進作用があることを実証し、その研究成果を「日本生薬学会」(2019年9月22日 (日)〜9月23日(祝・月))で発表しました。
人の肌は土台である真皮のタンパク質の約70%を占めるコラーゲンによって、ハリや弾力を保っています。また、私たちの体は老廃物をリサイクルしながら健康を維持していますが、コラーゲンも同様に、合成と分解が常に繰り返されるという“リサイクル”が行われています。
日本で初めてコラーゲンを配合した基礎化粧品を開発してから45年。コラーゲンの質や産生力、様々な角度から研究を重ねてきた弊社が着目したのは、この「コラーゲンのリサイクルケア」です。そして、紫外線などの外部刺激や加齢により衰えていくコラーゲンリサイクルを食い止め、活性化する働きを植物の力に求めました。
今回の研究で、クロウメモドキ科ナツメの果実を乾燥した大棗のエキスには、コラーゲン輸送の役割を持つ「Endo180」の産生促進作用があることを発見しました。 「Endo180」は、紫外線などによって壊れたコラーゲンを回収する受容体です。「Endo180」の発現を促進することで、衰えゆく肌のコラーゲンリサイクルの回復に働きかけます。中国では、「一日食三棗、終生不顕老」=「ナツメを1日に3つ食べると老いない」と言われており、老化防止に効果がある食材として親しまれています。世界三大美女として知られる楊貴妃がナツメを好んで食した、というのも頷けます。弊社では、このナツメの力を、今冬自社製品へ採用予定です。
【大棗(タイソウ)】
脾胃を補い、気を整え、精神安定作用をもつ生薬として用いられている。また家庭でもお粥やお茶、スープなどの食材として親しまれている。
自然素材の力を様々な異なる形で引き出す漢方独自の技法と知恵は、古来から人の健康と美容に活かされてきました。漢方の製薬会社である弊社では、これまでも、オタネニンジンの根を蒸す“修治”という技法で作られる「紅参」の美白効果を発見するなど研究・開発を重ねています。大棗に関しても、修治といった漢方の知恵、産地の違いやエキスの抽出方法、加工方法、とさらなる可能性を追求し、製品開発へと活かしてまいります。原料の力を引き出す漢方の知恵については 「再春館製薬所 老化研究所」も、ぜひご覧ください。
株式会社 再春館製薬所 熊本県上益城郡益城町寺中1363-1
広報 江河真喜子
TEL : 080-4458-2341(担当直通)
E-Mail : m.egawa@saishunkan.co.jp
TEL : 096-289-4444(代表)
FAX : 096-289-6000
2019年09月27日