
1年を通して、お客様から「口元のたるみが気になる」というお声をよくいただきます。ではその対策としては、どのようなものがあるのか、一緒に見ていきましょう。
※この記事は、過去にYouTubeで放送された内容をもとに、新たに編集したものです。
まずは原因をチェック!
まずは『たるみ原因チェック』から始めましょう。
以下の「Aタイプ」「Bタイプ」「Cタイプ」のチェック項目の中から、もっとも当てはまるものが多いのはどのタイプかを確認してみてください。
まずこちらがAタイプです。いくつ当てはまりますか?
続いてBタイプ。重複する項目もありますが、気にせずにチェック!
最後にCタイプです。さぁ、それぞれどんな原因になるのでしょうか。
チェックは完了できましたでしょうか。ではここからは原因の紹介になります。
Aタイプが多かった方
Bタイプが多かった方
Cタイプが多かった方
ではタイプごとに効果が期待できる対策を見ていきましょう
『A:筋力低下タイプ』に
おすすめの対策
運動をしていないと筋力が衰えるのと同じく、表情筋も使わないとどんどんと衰えていき、そこに重力が加わることで、顔のたるみへとつながっていきます。
表情筋は40種類以上あり、その中で日常的に動いているのは30%ほどと言われています。つまり残りの70%に関しては、意識的に動かそうとしないと衰えるばかり。
そこで今回は表情筋を動かせるエクササイズを紹介していきます。
まず最初に、お顔全体をほぐすエクササイズとして『あいうえおの顔のたるみ体操』を説明します。
これは口を大きく動かして、「あいうえお」の形をつくっていく運動。それぞれの形でポイントがあるので、そこを意識してください。
ではさっそく「あ」からやってみましょう。

切ったスイカの形をつくるように、笑顔で「あ」!
大きな笑顔で「あ」の口をするのですが、大きく口を開くと、タテに口が開きがちで、そうするとアゴの関節に負荷がかかります。
そこで、頬の前の筋肉をキュッと上に上げるようなイメージで「あ」にしてください。理想的なのは切ったスイカのような形です。

頬の前の筋肉を上に。笑顔を絶やさずやりましょう!
また、笑顔をつくろうとすると、目が細くなる方もいますが、そうならないように、目もパッチリと開けるのがオススメ。
「頬を上げる」「目を開ける」のふたつを意識しながら、「5秒」キープしてください。

5秒キープです。すでに筋肉に刺激があるのを感じられるかもしれません。
続いては「い」です。口をしっかりと横に引くイメージで「い」にしてください。
この時のはポイントは歯と歯を噛み合わせずにやること。これも同じく「5秒」キープです。

口をしっかり横に引く。こちらも笑顔で「い」!
次は「う」です。
唇を前に突き出しながら、頬をすぼめる形で「う」にしてください。これも「い」と同じで、歯と歯を噛み合わせないことを意識して、「5秒」キープしましょう。

唇と頬の形の両方に意識を向けて「う」!

横からみるとこんな感じ。しっかりと唇を突き出しましょう。
「え」へと続きます。
口の形は「あ」の時とにていますが、「あ」は頬の筋肉を上に上げるイメージだったのに対して、「え」はさらにその横の筋肉を後ろに引っ張るようなイメージで、なるべくしっかりと口を開けてください。これもそのまま「5秒」キープです。

頬の横の筋肉を、後ろに引っ張るイメージで「え」!
最後は「お」。
「う」と同じように唇を突き出しながら、数字の「0」のような形をイメージして「お」にしてください。

「0(=ゼロ)」の形になるように意識して「お」!
いかがですか?以上が「あいうえおの顔のたるみ体操」です。
しっかりと表情筋を動かしたい方は、このセットを5回ほどやってみてください。
続いてここからは、お悩み別にオススメのエクササイズを3つ紹介していきます。
「ほうれい線」や、「マリオネットライン」、「二重あご」など口元はお悩みがよくでる部位です。口元のお悩みにオススメのエクササイズもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
『B:むくみ・脂肪タイプ』に
おすすめの対策
Bの項目がもっとも多く当てはまった方は、食生活の見直しや、運動を意識することが大切です。
そしてむくみのケアとして有効なのは、顔のめぐりをよくするためのマッサージ。顔のマッサージをする時には、専用のオイルやクリームを使っていただきたく、特にオススメなのが『つややかオイル 絢肌』です。
『つややかオイル 絢肌』を使ったマッサージの方法は、過去に『セルフエステセミナー』の動画で配信していますので、そちらをご覧になってください。
ここではマッサージのポイントを2つだけ紹介しておきます。
ひとつ目は「強くなりすぎない力加減」です。肌の表面をなでるくらいで効果は見られます。
そしてふたつ目は「必ず指の滑りがいい状態で行うこと」。ぜひこのふたつのポイントを意識して、行ってください。
マッサージに続く対策として、むくみに効くツボもふたつ紹介します。ひとつ目が『巨りょう(こりょう)』というツボ。

場所は、瞳の中心の真下と、小鼻の横の直線が交わるあたり。
このツボを刺激することで、表情筋がほぐされ、顔のめぐりを後押しする効果が期待できます。
まず4秒間、親指を使ってツボの部分を押しながら息を吐き、その後、指を離した状態で同じく4秒間かけて息を吸う。これを5回ほど続けてください。

呼吸に意識を向けながら押すのが大切。
ふたつ目は『散笑(さんしょう)』です。
ここは顔全体のむくみやほうれい線の解消を後押しするツボ。

小鼻と口角の間らへんにあるツボになります
こちらの押し方は、人差し指を使って、先ほどの『巨りょう』と同じく、4秒間で押しながら息を吐き、その後、指を離して4秒間で息を吸う。これを同じく5回ほど続けます。
押す強さは「気持ちがいい」と感じるくらい。両方とも手軽にできるので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
『C:コラーゲン減少タイプ』に
おすすめの対策
Cの項目がもっとも多く当てはまった方は、コラーゲンの減少や衰えがたるみの大きな原因のひとつになっている可能性があります。
このコラーゲン。肌の中でどういう状態で存在しているかはご存知でしょうか。
ここでは普段私たちが研修などで肌の勉強をする際に用いる図を使って説明します。
コラーゲンとは肌の表面ではなく、その奥の層である『真皮』の主成分となるもので、一つ一つは細い繊維なのですが、肌の中では束の状態で存在しています。その束が表皮を支えることで、外から刺激を受けても、また元に戻る構造になっています。

真皮はコラーゲンによって肌のハリが支えられている場所なので、何よりも良質なコラーゲンがしっかりとたっぷりと蓄えられていることが重要な部位です。
ハリのある肌を保つために大事なのは、コラーゲンの束が強いものであることと、その数がどれくらいあるかということ、つまり質と量の両方が大切です。
しかし残念ながら、年齢を重ねることで、質も量も低下してしまいます。

コラーゲンが再生されていく仕組みを図式化したもの。
このように肌本来が持つ力が低下するメカニズムを再春館製薬所は独自で研究した結果、ふたつのタンパク質が大きく関係していることがわかりました。
それが若々しくい続けようとするたんぱく質『HSP』と、肌の悩みを加速させるたんぱく質『ANL』です。

理想は若々しくい続けようとするたんぱく質が多い状態。
悩みを加速させるたんぱく質が増えると、肌本来の持つ力が低下し、コラーゲンが作られにくく、そして壊されやすくなります。その結果、しわやたるみにつながってしまうのです。
大切なのは、若々しくい続けようとするたんぱく質がしっかり働く肌にすること。そのためにも、普段の生活習慣や毎日のお手当てはとても大切です。
まとめ
今回は3つのタイプに分けて、口元のたるみの原因を分析し、その具体的な対策法を紹介してきました。
最後に3つのタイプに共通する対策がふたつありますので、それを紹介しておきます。
ひとつ目は、口元のたるみには食生活が大きく関係しているので、バランスのいい食事と、よく噛んで食べるということを意識するということ。
そしてもうひとつは、毎日の継続が大事だということ。たるみのケアは、少しずつしか結果が出てきません。それでもコツコツと続けることが大切です。
ここまで紹介してきた「たるみ対策」について、さらに詳しく知りたい方は、過去のアーカイブのご視聴や、プリーザーへの相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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