 
          夏野菜たっぷりの
台湾風薬膳で、胃腸を整えて
        
薬膳料理研究家、東洋美食薬膳協会代表理事。身近な食材で簡単でおいしい薬膳料理を提唱。2023年、中国中医学の最高団体である「世界中医薬学会連合会」の理事に日本人女性として初就任。
https://yakuzen-salon.com/じめじめとした梅雨は湿気がたまり、むくみがおきやすい時季。そして盛夏になると発汗による水分不足や夏バテ、紫外線による肌ダメージなどが気になります。この時季は体内の水をしっかり循環させながら、食欲のないときでもさっぱりと食べられるメニューがおすすめです。たんぱく質は胃にやさしい豆腐類をメインに。台湾の朝ご飯でも有名な豆乳のスープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」を夏仕様にアレンジしたものと、豆腐を乾燥させた栄養価の高い「豆干絲(トーカンスー)」とキュウリの和え物で、胃に負担をかけることなく栄養を補給していきましょう。「豆干絲」が手に入らない場合は、むくみや熱を下げる働きのある春雨を代わりに。主食のトウモロコシごはんには隠し味にナンプラーを。ほんのりエスニック風味にすることで味わい豊かになります。
積極的に取り入れたい
旬の食材図鑑
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               トマト トマト薬膳では熱を静めるといわれているトマトは、抗酸化作用の高いリコピンが豊富。 紫外線が強い季節に積極的に食べたい夏野菜です。 
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               キュウリ キュウリ含まれるカリウムは、利尿作用に働きかける栄養素。 余分な水分を出し、キュウリのみずみずしい水分を取り入れて、体内の“水”の循環を。 
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               トウモロコシ トウモロコシトウモロコシのヒゲには利尿効 果があり、生薬としても使用されています。 花はだしが出るので、今回の炊き込みごはんにも入れました。 
夏の食養生レシピ
豆干絲(トーカンスー)
キュウリの和え物
 
        材料(2人分)
            豆干絲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
    キュウリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
    ★ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
    ★塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
    白ごま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
          
作り方
            ① 豆干絲は3分ほど茹でて水を切り、キュウリは千切りにする。
    ② ★を合わせて①を和え、白ごまをふる。
          
トマト入り
鹹豆漿(シェントウジャン)
 
        材料(1人分)
            豆乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
    ミニトマト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
    長ネギのみじん切り・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
    黒酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
    しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
    パクチー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜
          
作り方
            ① 器に黒酢を入れ、温めた豆乳を注ぐ。
        ② しょうゆを加えて軽くまぜ、長ネギとミニトマトを入れる。トッングにパクチーを。
          
スパイシー
トウモロコシごはん
 
        材料(2人分)
            米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1合
    トウモロコシ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
    ★ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1/2
    ★ナンプラー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
    ★塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
    コショウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
          
作り方
            ① 切り落としたトウモロコシの実と芯、ヒゲ(あれば)を研いだ米の上にのせ、少な目の水加減に★を入れて炊飯する。
        ② 炊けたら芯を取り出し、コショウを合わせる。お好みでチリソース(分量外)をかけても。
          
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