つむぎ

【内側からうるおう】れんこんと白ごまのいなりずし

【内側からうるおう】れんこんと白ごまのいなりずし

2025.09.08
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目次

夏の疲れ解消

9月は夏の疲れをひきずってしまう方が多い時季です。疲労を回復するには、なによりまずエネルギーチャージが肝心です。

漢方では、酸味と甘味は「うるおいを高める」とされます。秋バテしがちないまこそおすすめしたいのが「いなりずし」。油あげでタンパク質、ご飯で炭水化物をしっかり摂ることができ、酢飯の甘酸っぱさで食欲もうるおいもアップします。9月はまだまだ気温が高く、汗で水分が失われがちです。れんこんと白ごまはうるおいを補う食材なので、積極的に摂りたいですね。れんこんはシャキシャキした歯ごたえが残るサイズに切るのがポイントです。

さらに今回は、同じくうるおいを高める漢方食材「クコの実」をアクセントに加えました。美肌効果も高く、紫外線を浴びた肌を癒やす作用があります。中国食材店などで販売されているので、ぜひ一度お試しください。

れんこんと白ごまのいなりずし

れんこんと白ごまのいなりずしの写真

材料(10個分)

米……2合
A
酢……大さじ3
砂糖……大さじ2
塩……小さじ2

れんこん……100g
B
酢……大さじ1
砂糖……小さじ1
塩……ひとつまみ
水……50mL

油あげ……5枚(大きめのもの)
C
水……200mL
みりん……100mL
醤油……100mL
砂糖……大さじ2

白ごま……大さじ2
クコの実……大さじ3

作り方

[下準備]
米を炊飯し、温かいうちによく混ぜたAを加え、切るように混ぜて冷ます。
れんこんは皮を剥き、4等分にして薄切りにする。
5分ほどゆでてザルにあげ、よく混ぜたBに浸ける。
鍋に油あげとかぶるくらいの水(分量外)を加え、中火で5分ほど煮て、ザルにあげる。
③の油あげとCを鍋に入れ、沸騰したら弱火にして15分ほど煮て、冷ましておく。
①の酢飯に、②のれんこんと白ごま、クコの実を入れて混ぜ合わせる。
④の油あげを取り出して2等分に切り、水気をしぼる。
油あげを袋状に開き、⑤を詰める。仕上げにれんこんや白ごま、クコの実を飾る。

秋バテで気力も食欲も落ちているときに

旬の食材のこと

白ごま

肌や喉の乾燥予防と改善が期待できる、体をうるおす美肌食材。油分が多く、便秘の改善にも効果的。使用する直前にさっと煎ると、風味がアップする。

れんこん

胃腸の調子を高め、食欲不振や下痢を止める働きがある。粘膜を保護する作用や、喉の乾燥や痛みを鎮め、咳をやわらげる作用も。

クコの実

杏仁豆腐のトッピングでおなじみの果実。中国では古来から不老不死の薬とされていた。美肌効果が高く、めまいや耳鳴り、疲れ目などのトラブルにも◎。

お話を伺った人:谷口ももよ先生
谷口ももよ先生

薬膳料理研究家、東洋美食薬膳協会代表理事。身近な食材で簡単でおいしい薬膳料理を提唱。2023年、中国中医学の最高団体である「世界中医薬学会連合会」の理事に日本人女性として初就任。

https://yakuzen-salon.com/

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