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【30年ぶりの進化】ドモホルンリンクル8点の包装がリニューアルします!

【30年ぶりの進化】ドモホルンリンクル8点の包装がリニューアルします!

2025.11.10
この記事は3分で読めます

12月に控える『基本4点』リニューアルに伴い、ドモホルンリンクル8点すべての包装が「紙製包装」に刷新されます。

過去にお客様からいただいたお声をきっかけに、検討を重ねること約10年。今回、リニューアルに至った経緯や、そこに込められた想い、こだわりポイントなどを研究開発部の田嶋に聞いていきます。

目次

30年ぶりのリニューアルに至った経緯

きっかけはお客様のお声

実は包装の変更は、かねてより検討され続けていました。きっかけのひとつは、2015年の商品リニューアル時「これからも環境に配慮した取り組みをさらに進めてほしい」というお客様のお声をいただいたこと。

品質を守るため、これまでは残糸タオルやスリーブでしっかりと包むことにこだわり、「密封性」や「はじめて開けられるもの」というパウチの安心感と共に商品をお届けしてきました。

しかし時代的な背景もあり「過剰包装である」「もったいない」などのお声が一定数届いていたのも事実です。

再利用が可能だった今までの包装。多くのお客様に愛されてきました。

そんな中、過去と比べてタオル製造の工程で残糸が出にくくなっていることや、素材ごとの製造工程でのCO2排出量なども考慮し、今回のリニューアルに踏み切りました。

  • 研究開発
    田嶋

    残糸タオルをハンカチとして利用したり、人形にリメイクしたりと、包装材までも愛用してくださる方がいる中で苦渋の決断でした。
    しかし「地球環境のために良い選択」を考えて変更したため、気に入っていただけると嬉しいです!

※「残糸タオル」でのお届けは、2025年12月17日ご注文分をもって終了となります。

包装変更に秘められた裏話

長年に渡って検討されてきた「環境に優しい紙製包装」への変更。お客様のもとにこれまで同様の品質で商品を届けるためには、いくつもの高い壁がありました。

しかしドイツ製の特殊な包装機との出会いによって状況は好転。もともとコーヒーパックなどを大量に製造するメーカーだからこそ、万が一、中で容器が割れた際の強度や密封性も考慮されており、さらに封入や糊付けといった工程の自動化も可能となりました。

そこから現地ドイツを訪問し、メーカー側との協議やテストを何度も繰り返し、ドモホルンリンクル専用にカスタマイズ。今回の導入へと至りました。

ドイツでの包装の様子を少しだけお見せします

生まれ変わった基本4点の鍵となる原料をご紹介!

4つのこだわりポイント

こだわり1.品質の保持

紙の包装になっても、これまでのパウチに負けない密封性を持ち、仮に中で容器が割れてしまっても水漏れしづらいつくりにするなど、ドイツの包装機メーカーと何度も話し合って設計しています。

隙間がなく密封性の高い設計を独自開発しました。

  • 研究開発
    田嶋

    お客様が抱く「工場を出荷した後、誰にも触られず、はじめて開けられるものだ」という感覚を大切に考え、それを紙の包装で実現するために苦心しました。

こだわり2.ストレスのない開封

密封性を保ちながらもストレスなく開けられるシールにするために、糊の強度だけでなく、どれくらいの熱で圧着させるかなど、さまざまな観点から最適なものを追い求めました。

シールをはがすと商品がお出迎え。

  • 研究開発
    田嶋

    箱の中で商品が揺れにくい設計にしたり、開けた時に商品ができるだけ位置がずれないようにしたりするなど、工夫を詰め込んでいます!

こだわり3.簡単な廃棄

紙の単一素材でつくられているので、飲み終わった牛乳パックを開いて廃棄するのと同じ感覚で、すべてをそのまま資源として再利用できるようになりました。

また、紙にラミネート加工などを施さず、別素材を使用していないため、分別も不要です。

ひらたく潰せるので、廃棄時にかさばりません。

  • 研究開発
    田嶋

    紙の単一素材になったことは、ゴミの量、分別、リサイクル……あらゆる観点から本当に大きな一歩だと確信しております!

こだわり4.便利な保管

ドモホルンリンクル8点はそれぞれに容器の大きさが違いますが、できる限り箱の形を同じにすることで、スッキリと収納することができるようになりました。

また立てて保管できるように、箱に“足”の部分をつけたので、まるで店舗ディスプレイのようにキレイに並べることができます。

未開封のままでも並べて置きたくなるような、シンプルで美しいデザイン。

  • 研究開発
    田嶋

    “足”をつけるということは、その部分は紙を折り返せないので、隙間ができやすいということ。それを密封性を犠牲にすることなく実現するため、何度も検証を重ねました。

サステナブルな取り組み

包装の構造だけでなく、包装に使われる「紙」にも再春館製薬所が大切にしている考え方を体現するために、エコフレンドリーなものを選定しました。植林木や廃材を原料にすることで、結果的に野生動物の保護にもつながっています。

また製造拠点を徳島県内の工場ひとつにまとめることで、輸送時の環境負荷やエネルギーを削減。一貫した品質管理もできる環境となりました。

  • 研究開発
    田嶋

    化粧品の原料を選ぶのと同じように、どの場所でとれた木からつくられた紙なのか追跡できる環境を構築しています!

「美容男子」と評判の田嶋が教えます!

おわりに

いかがでしたか?私たちが大切にしている考え方がそのままカタチになった新しい紙製包装。

もちろんこれまで慣れ親しんだ残糸タオルやパウチに名残惜しさがないとは言い切れません。しかし「私たちが今、地球環境のためにできることは?」を考え抜き、新しい一歩を踏み出しました。

ちなみにこの包装のネーミングは、社員から案を募り『結び箱(むすびばこ)』に決定。この名前には、「人と人、人と地球、そしてドモホルンリンクルとお客様を結び、50年以上の歴史を大切にしながら、その想いを未来へとしっかりと結んでいく」という私たちの意志が込められています。ぜひ皆さんも愛着を持って「結び箱」と呼んでいただければ嬉しいです。

この包装でのお届けは、12月の商品リニューアルのタイミングからです。新しい包装に身をまとった、新しいドモホルンリンクルを、ぜひお楽しみください!

※コンテンツ内で扱っている商品情報は一部古い情報を含んでいる場合があります。

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