12月にリニューアルする『基本4点』。あえて「変えない」という大きな決断をしたのが容器です。
お客様の要望・ニーズや今できる最新技術の探究などをつきつめた結果、現行がいかに良いものか改めて気づかされ、この決断に至りました。
ここに込められたこだわりポイントについて、研究開発部の野口が解説していきます。
目次
お客様の使い勝手を考えた設計
『基本4点』すべてに採用されているのが、フタの開閉時はもちろん、持つ時、しまう時、捨てる時などあらゆる動作において、使い勝手を考慮して生まれた「おにぎりキャップ」です。
お手当て中の濡れた手でも、滑らずにフタを開けられる独自の形状。
お手当て中は濡れた手でフタを触ることが多いので、握りやすく滑りにくいように、三角形の“おにぎり”に近い形状に設計されています。
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野口
毎日使うものだからこそ、お客様の使い勝手に徹底的にこだわり、ストレスを感じにくい形状のフタにしています。
ガラス容器のこだわり
ー ガラスである理由 ー
『基本4点』のうち『保湿液』『美活肌エキス』『保護乳液』の3つは、ガラス製の容器にこだわり続けてきました。そこには大きく3つの理由があります。
理由1.中身が変質しない
科学的に非常に安定した素材なので、化粧品に含まれている繊細な美容成分と反応せず、成分の効果が損なわれることがありません。
理由2.長期保管に適している
バリア性が高く長期間の保存に適しているため、におい移りがなく香りを損なうことがありません。
理由3.衛生的
他の素材と比べて表面が滑らかなので、雑菌が繁殖しにくく、常に衛生的な状態を保つことができます。
変わることなく、ずっとガラス。そこにはきちんと理由がありました。
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野口
デリケートな化粧品を長期間に渡って保管する上で、ガラスはプラスチックなど他の素材と比べて圧倒的に優れています。
「使い続けても中身の品質が変わらない」という安心感を提供できる素材です!
ー 水衝撃割れ対策 ー
底の角が平らだと、水による衝撃が1点に集中する「水撃作用(=ウォーターハンマー)」と呼ばれる現象が発生し、容器が割れやすくなります。それを防ぐために誕生したのが、角の部分を丸くした形状です。
底のちょっとした丸みも、さまざまに検討を重ねた結果です。
容器の底と肩の部分に丸みを帯びさせることで、水の衝撃エネルギーを滑らかに分散させながら“受け流す”ことが可能となり、過度に厚くすることなく、軽さと強度の両立を実現できました。
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野口
「軽いのに、割れにくい」を叶えるために、角の丸みだけでなく、スリットの深さや首元から肩部にかけた段差など、ありとあらゆる工夫を凝縮しています!
ー シャットオフポンプ ー
『美活肌エキス』と『保護乳液』には、最後の1滴まで中身の鮮度を守り抜くために「シャットオフポンプ」機構が採用されています。
1回プッシュするたびに、口元が閉じるオリジナルの設計です。
ポンプ内部にある特殊な弁が、使用後のボトルに空気が戻るのを物理的に遮断(=シャットオフ)。その結果、美容成分が劣化せず、使い終わる瞬間まで、つくり立てに近い品質が保たれます。
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野口
ポンプの口の部分で中見が固まったり、液だれしたりせずに毎回スムーズに使えるのも、この「弁」のおかげなんですよ!
アルミチューブのこだわり
ー アルミチューブである理由 ー
『クリーム20』のチューブに採用されているのは、クリームの品質を保持する力に優れた『アルミニウム』。
アルミニウムはプラスチックなどと違って、光や空気、水蒸気などを完全に遮断できる素材なので、中に入っている美容成分が劣化しません。
金属でありながら、高い技術で薄くすることにより、絞りやすさも実現しています。
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野口
次に紹介する「逆流防止弁」と組み合わせることで、「壁」と「入り口」の両方で『クリーム20』の中身を完璧に保護しています!
ー 逆流防止弁 ー
使い続ける新鮮さを保つために採用されているのが「逆流防止弁」。空気の逆流を完全に防ぐことで、チューブ内に空気を戻さない設計です。
チューブの突出口に弁を装着。外部との接触を許しません。
空気に触れることによる酸化や劣化を最小限に留めることで、美容成分の品質を守り、最後までつくり立てに近い品質で使い続けることができます。
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野口
空気と触れることを防ぐのに加えて、雑菌などの侵入も阻止するので、ずっとクリーンな状態を保てます!
サステナブルを意識した変更
今回のリニューアルにおいて、容器で唯一変更されたのが、ガラス瓶に使われている塗料です。
これまでの溶剤系のものから水溶性の塗料へと変わることで、環境への配慮をカタチにしました。
ポイント1.より優しく
揮発性有機化合物(VOC)の排出量を50%削減し、作業者と環境への影響を削減します。
ポイント2.CO2の削減に
ガラスに焼き付ける際の温度を下げることで、CO2の排出量を削減します。
ポイント3.製品を保護
ベース色の塗装を濃くし、透過度を下げることで、光によるダメージから製品を守ります。
右がリニューアル後の容器。以前と比べて白濁具合がアップしています。
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野口
容器に関しては、瓶に使う塗料だけが今回の変更点となります。
ドモホルンリンクルらしく、さらに環境に配慮したものにリニューアルされました!
リニューアルの要となる原料とは?
おわりに
いかがでしたか? 毎日使うものだからこその「使い勝手」や「品質を守る」ための容器のこだわり、皆様に伝わりましたでしょうか?
リニューアルを経て、"中身"が大きく進化する『基本4点』。その確かな品質を、こだわりの容器とともにお手元でご実感ください。
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