株式会社再春館製薬所（代表取締役社長　西川正明　以下再春館製薬所）は、4月14日（木）・16日（土）に発生した「平成28年熊本地震」にて最も揺れの激しかった益城町に本社（コールセンター・製造工場）を構えております。
　地震の影響により、16日よりコールセンターの営業を停止致しておりましたが、4月25日（月）9時よりコールセンターの営業を再開。同じく工場に関しましても、できるところより製造を再開致しました。私どもが事業を一日も早く再開していくことが、結果として熊本の復興につながっていくと思っております。
　また、業務と併行して、被災地である熊本の会社として、再春館製薬所はこれからも地域のために復興活動を行って参ります。

お客様よりたくさんの励ましのお言葉をいただいております。本社コールセンターの営業再開について

　この度の震災による本社コールセンター・工場建屋自体の大きな損傷は無かったものの、工場においては館内・壁・天井・ガラス等各所の損傷、コールセンターにおいては天井を支えるフックの外れや棚が倒れる等、決して安全と言える状況ではなかったこと。また、社員とその家族の安否確認・心身面のケア・生活の安全確保を最優先しなければならないと判断し、4月16日より操業を休止致しておりました。
　4月24日（日）をテスト稼働とし、4月25日（月）より営業を再開致しましたが、4月中は営業時間を9時〜18時とさせていただき、社内の環境が整い次第、営業時間を通常へと戻して参ります。また、再開に伴い、たくさんのお客様よりご注文とともに多くの心温まる励ましのお言葉をいただいております。
　工場の稼働につきましても、4月25日よりできるところから製造を再開致しました。商品発送は「痛散湯（煎じ薬・エキス顆粒）」を今月中に、「ドモホルンリンクル（8点）」と「長白仙参」ほかにつきましては、準備が整い次第、発送を再開して参ります。
　つくりたての製品をお届けするために多くの在庫を持たない弊社は、提供させていただける量には限りがございますが、地元・熊本の化粧品メーカーの社会的責任としてできる限りのことを。さらには単に製品をお届けするだけではなく、被災者の皆様とともに「元気な熊本」を取り戻す、心の復興のための活動にも尽力して参りたいと思っております。

社員・家族が安心した生活に戻れるよう、会社として全力でサポートしています。

　弊社社員・社員の家族の中にも、被災して避難所で生活している者もおりました。本社内における社員・家族避難者の受け入れや社員寮の調整、新しい住居の手配準備、物資の準備等、社員の現在の状況を一人ひとり確認し、引き続き会社としてできる限りの応援を尽くして参ります。

社員による地域への支援活動について

　営業再開に向けた活動と併行して、育てていただいた熊本や益城町に対し、再春館製薬所が近隣で避難されている皆様に出来ることとして、直接避難所に出向き本当に必要な支援を把握しながら、継続的にできる限りの復興活動を行って参ります。
　避難生活の場として本社の一部を提供させていただくサポートに加え、必要な食料・トイレットペーパー・大人用おむつ等の日用品をお届けする、避難所への支援活動。今後も長く続くことが予想される避難所生活で衛生面において少しでも安心していただけるよう、避難所の清掃活動。また、私どもだからこそできる活動の一環として、避難所でお肌のお手入れもままならない女性の方々に対し、弊社スキンケア製品（洗顔用石鹸・化粧水・乳液）の提供を続けて参りたいと思っております
　現在、「少しでも心安らぐ時間を過ごしていただきたい」という想いのもと、通常時はコールセンターでお客様の応対を行う「お客様プリーザー」が避難所を訪問し、避難されている皆様と直接言葉を交わしながら、心のつながりを育む小さな活動を広げております。