報道関係者
2016年5月13日
再春館製薬所 NR16-004
熊本城の一日も早い復旧がたくさんの「元気な熊本」に繋がる
熊本県民の誇りを一日でも早く取り戻すために
“熊本城復旧”へ寄付金を贈呈
贈呈式:2016年5月13日(金)15:00〜 熊本県庁
熊本県益城町に本社を構える株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町 代表取締役社長 西川正明 以下、再春館製薬所)は、激甚災害を受けた熊本に元気を取り戻すための活動の一環として、復興のシンボルとなる熊本城の復旧寄付金を贈呈いたします。
震災から1か月
再春館製薬所は、今回の大地震を「会社として」被災した企業です。
震災から1か月、私たちは震災直後より
「社員とその家族の生活を守る」
「お客様へのサービスを一刻も早く再開する」
「地元である益城町・熊本への応援」
という三つの柱を掲げ、社員の安否確認後、コールセンターと生産工場を4月25日(月)に再稼働。また、社員自らが益城町の避難所を訪れ、清掃や炊き出しの応援や水が使えるようになったところには化粧水の提供などを併行して行い、少しでも心が安らぐ生活が送れるための支援を行って参りました。
益城町や西原村の避難所を訪れ、清掃や化粧水の提供活動を行い、会話を交わしながら、心安らぐ時間が少しでも過ごせるような活動を続けています。
社内の修復をしながら、コールセンターは4月25日に営業を再開
「もともと熊本、ずっと熊本」
再春館製薬所をはじめ、九州警備保障・キューネット・桜十字病院の西川グループは熊本で生まれ、熊本にこだわり、育てていただいた会社です。働く社員や家族、慣れ親しんだ街や人々も全て熊本。私たちは「元気な熊本」を取り戻すことが、熊本に根ざした地元の企業が果たせる責任であり、恩返しだと考えています。
今、熊本の象徴・シンボルである「熊本城」が大きく傷ついています。復旧には長い年月がかかるとも言われるほど損壊した震災後の熊本城の姿を見るたびに、皆が暗い気持ちになります。だからこそ、熊本城が震災前の姿を取り戻すことが、「元気な熊本」を取り戻すことに必ず繋がると私たちは信じています。熊本城の復旧は、県民誰もが待ち望んでいる願いであり、皆が昔から慣れ親しんできた熊本城は、まさに「復興のシンボル」であると考えています。
また、熊本は観光県として、これまでも国内のみならず海外からも多くの人が訪れる観光の街です。震災前のように熊本がたくさんの観光客で賑わうことが経済復興や生活の潤いとなり、その循環が「元気な熊本」の再生にまで繋がると信じています。つきましては、このたび私たちは「熊本城の修復費」として寄付金を贈呈いたしますことを、以下ご報告させていただきます。
これからも地域のための活動を継続的に
再春館製薬所は、これからも熊本の会社として、熊本のことを真剣に考え、これからも熊本になくてはならない会社として地域復興に長く向き合っていくために「復興支援部」を新設し、今後必要とされる避難者の「心のつながり」を育めるような地域支援活動を続けていきたいと考えています。私たちの今後の活動が「元気な熊本」を取り戻す一助になれればと願っております。
熊本城復旧のための寄付金目録贈呈について
日時 | 2016年5月13日(金)15:00〜 |
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場所 | 熊本県庁本館5階知事応接室 |
■出席者 | 再春館製薬所 西川通子 代表取締役会長 再春館製薬所 西川正明 代表取締役社長 九州警備保障・キューネット 西川尚希 代表取締役社長 熊本県 蒲島郁夫 知事 熊本県 田嶋徹 知事公室長 熊本市 大西一史 市長 |
■贈呈金額 | 再春館製薬所より 5億円 西川通子より 1億円 |
■内 容 | 再春館製薬所から熊本県への熊本城復旧寄付金目録の贈呈 |
「みんなの笑顔を取り戻す一番の『笑顔のみなもと』 となる熊本城へ寄付」
再春館製薬所 社長・西川正明は、寄付を前に全社員に向けてコメントしました。
再春館製薬所は震源地である益城町に本社を構える企業です。これだけ大きな被災を受け、熊本県・熊本県民・熊本の経済界、すべてが苦しい今だからこそ、今私たちにできる最大限の恩返しをしなければならないという強い気持ちでいます。
被災より1か月、社員の生活、お客様へのサービス、益城町・熊本への応援に全力で邁進してきましたが、「熊本の被災」を日々実感する中で、熊本のシンボルである「熊本城の復旧」こそ、熊本にまつわる人たちの復興の明るい兆しであり、みんなの笑顔を取り戻す一番の「笑顔のみなもと」になるという結論に至りました。
熊本のみんなが元気になって笑顔を取り戻し、観光業も元気になり、熊本全体の経済も元気になる。そうなることで、またみんなの生活も元気を取り戻す。その循環ができると信じ、熊本城復旧を目的とした寄付を行うことにしました。
―再春館製薬所として5億円、会長・西川通子として1億円―
私たちは大企業ではありません。震災では会社も大きな影響を受けました。完全な復旧にも時間を要し、営業も約10日間止めました。でも、社員のみんなが少しずつ笑顔を取り戻してくれていて、お客様からも温かい励ましをくださいます。
私はみんなの想いや力、お客様を信じています。だから、また商いは取り戻せます。今は、私たちを育ててくれた熊本にできる限りの恩返しをする。そういう気持ちで今回の決断に至りました。
正直、非常に大きな決断でもあり、心配してくれる人もいるかもしれません。ですが、これからの世代に、再春館製薬所の故郷であるこの豊かな熊本を残していくことが、私たちの使命だと考えます。
先日、社員寮近くの小学校に避難していた方より、避難所での社員の行動に対するお褒めの手紙を頂戴しました。そこには、「熊本の誇れる企業として、貴社の発展を心より願っております」という力強いお言葉が書かれていました。だからこそ、再春館製薬所はこれから先も「熊本になくてはならない会社」と思っていただけるような経営をしていかなければならない。改めてその責任も強く感じています。
まだまだ辛いこともあると思いますが、前を向いて進んでいくことが、みんなの元気、熊本の元気、その先には日本の元気にもつながっていくと信じています。一緒に頑張っていきましょう。
お問い合わせ先
株式会社 再春館製薬所 広報室
池田栄治
e.ikeda@saishunkan.co.jp
TEL : 080-4135-4213(直通)
江河真喜子
m.egawa@saishunkan.co.jp
TEL : 080-4458-2341(直通)
TEL : 096-289-4444 (代表)