眉間のシワを改善したい!シワができる原因とその解消方法を解説

眉間のシワを改善したい!シワができる原因とその解消方法を解説

メイクがばっちり決まっていても、眉間のシワが目立ってしまうと老けた印象を与えてしまい、テンションも下がりがちに...。眉間のシワの原因は、肌のトラブルだけでなく、日々の生活習慣にあることも。この記事では、眉間のシワを改善するために日頃から気を付けることなどを解説します。表情筋を鍛えるマッサージも紹介するので、ぜひ試してみてください。

眉間にシワができる原因

眉間のシワは、眉をひそめ、眉頭の皮膚を顔の中心に引き寄せるために使われる皺眉筋(しゅうびきん)と、鼻の付け根にある筋肉で眉間の皮膚を下に引っ張る鼻根筋(びこんきん:鼻の付け根の横ジワ)が関係しています。

これらの筋肉が常に緊張していると、眉間のシワがくっきりと刻まれます。眉間のシワが目立つと、どうしても老けた印象を与えてしまうので、眉間のシワの原因やメカニズムを理解し、シワ対策をおこなうようにしましょう。

肌のたるみや筋力の低下

肌の弾力性を保つ成分であるエラスチンやコラーゲンは紫外線のダメージや加齢の影響で徐々に減少したり、眉の上にある表情筋の筋力は加齢などが原因で低下したりします。これらの原因で肌のたるみや筋力の低下を招き、肌が弾力を失ってシワができやすくなるのです。

表情の癖と眉間の表情ジワの関係

日常生活の中で、無意識に眉をひそめてしまったり、目を細めて文字を見たり、物を凝視するため眉間に力が入ったりするなどの表情の癖が繰り返されることで、眉間に深いシワができるようになります。この眉間のシワは、筋力があれば元に戻りますが、肌の弾力が低下すると元に戻りにくくなり、シワが肌に刻まれるようになるのです。

生活習慣が眉間のシワに影響を与えている

具体的に眉間にシワが寄りやすい生活習慣としては

  • 視力が悪いのにメガネやコンタクトレンズを使用していない
  • 度の合わないメガネやコンタクトレンズを使用している
  • パソコンやスマートフォンなどで目を酷使している

などが考えられます。

このほかにも、就寝中に無意識に眉間にシワを寄せていることがあるようです。特にストレスを感じているときにおこりやすいと考えられています。朝起きたときに鏡を見て、眉間にシワが残っているときは要注意です。

紫外線と肌の乾燥も眉間のシワにつながっている

眉間のシワは、紫外線や肌の乾燥の影響も大きく受けています。紫外線はシミの原因であることはよく知られていますが、シワにも影響を与えているのです。紫外線は、肌の弾力を維持するエラスチンを破壊し、肌の弾力を低下させることで、シワが刻まれやすくなると考えられています。

また眉間は、皮脂が多く乾燥しない場所と思われがちですが、実は皮脂分泌のバランスが崩れやすく、知らず知らずのうちに乾燥しやすい場所です。肌の水分と油分のバランスが崩れると、眉間もカサカサとなり、シワにつながってしまいます。

医師 高藤円香

医師 高藤円香からのコメント

眉間のシワは、集中すると眉間に力が入る、スマホを見るときに目を細める、笑うときに頬や口元に過剰な力が入るといった表情の癖が主な原因です。こうした表情の動きを繰り返すと、皮膚の折り目がつきやすくなり、「表情ジワ」につながります。

特に、表情筋がよく動く眉間や額、目尻などは、シワができやすい部位です。そのほか、紫外線をはじめとする外的な刺激も、肌の弾力を低下させるため、シワができる原因になります。

眉間のシワを改善するためのスキンケアとメイク

眉間 シワを改善するスキンケアグッズ

眉間のシワを改善するためには、スキンケア対策が重要です。

  • 保湿を意識したスキンケア
  • 紫外線対策
  • おでこにハリと弾力を与えるスキンケア

などを意識してください。また、眉間のシワを目立たなくさせるメイク方法もマスターしましょう。

保湿を意識したスキンケア

乾燥しやすい眉間にシワを刻まないようにするためには、ていねいな保湿ケアでうるおいを補給することが大切です。ただし、眉間は皮脂の分泌が盛んなため、余分な皮脂が肌に残らないよう洗顔で取り除いてから保湿するようにしましょう。

紫外線対策

眉間のシワにも大きな影響を及ぼす紫外線は、夏だけでなく一年中降り注いでいます。また、室内にいるときも窓から紫外線は入ってきます。そのため、紫外線対策は季節に関係なく毎日おこなうことが大切です。外出する場合は日焼け止めはもちろんのこと、帽子や日傘を使うなど、紫外線対策を徹底しましょう。

なお、日焼け止めを選ぶときには、目的に応じて使い分けますが、SPFとPAの数値が高いと日焼け止め効果も高くなる一方、肌に負担となりやすくなります。また、日焼け止めは朝だけでなく、こまめに塗り直すことも忘れないようにしましょう。

眉間にハリと弾力を与えるスキンケア

眉間のシワ対策として肌の弾力を取り戻すことが重要です。眉間にハリと弾力を与える観点からも、徹底した保湿ケアをおこないましょう。日頃のスキンケアに加えて、ハリと弾力を与える成分と考えられている「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が含まれた美容液を、眉間に取り入れるのも効果的です。

特に、美容液をたっぷりしみこませたシートマスクは、肌の隅々まで密着してうるおいを与えられるので効果的な保湿対策となるでしょう。

医師 高藤円香

医師 高藤円香からのコメント

眉間のシワを改善するには、肌の弾力性と保湿力を高めることが重要です。肌は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などが、真皮層で互いに支え合い、肌の構造を安定させています。

コラーゲンは真皮の約70%を占めるタンパク質で、肌のハリや強度を支える構造になっています。そのため、加齢や紫外線によるダメージによってコラーゲンが減少すると、シワが深くなってしまうのです。

また、エラスチンはコラーゲンを束ねる弾力のある線維で、肌の伸縮性を保つ役割があります。コラーゲンとともに肌の弾力性を高める成分で、エラスチンも加齢とともに減少します。

さらに、ヒアルロン酸は水分保持力に優れた成分で、肌の潤いと柔軟性を維持しています。そのため、ヒアルロン酸が減ると肌が乾燥し、シワが増えやすくなってしまいます。

眉間のシワをメイクでカバーする方法

眉間のシワを、メイクでカバーする方法も知っておきましょう。ファンデーションやコンシーラーで埋めようとすると、時間が経つにつれてひび割れて悪目立ちしてしまい逆効果となります。ハイライト効果のあるアイテムでツヤ感を出して「飛ばす」ように仕上げるのが効果的です。

まず、ファンデーションやコンシーラーは「薄め」に指でそっとなじませるように塗っていきましょう。そのあと、ハイライトパウダーなどをシワ全体にそっと叩き込むようにして広げます。

また、眉を描くときに、いつもより少し離すとシワが目立たなくなるでしょう。イメージとしては、目頭の真上に眉頭を持ってきてできるだけ薄く描きます。眉を描いた後は必ずブラシなどで軽くぼかして、顔の中央が力強くならないように仕上げてください。

マッサージや表情筋のトレーニングで眉間のシワを改善

眉間のシワの原因の一つとして考えられているのが表情筋の衰えです。そこで、眉間のシワを解消するためにも、表情筋を鍛えることが大切です。表情筋のトレーニングをして、筋肉を動かしましょう。

眉間のシワを改善するマッサージ方法

眉間のシワを解消するためにおすすめのマッサージ方法は、次の通りです。

  1. 額の皮膚を引き上げながら、中指で表情筋をほぐす。
    左右の眉頭、眉間とずらしながらしっかりほぐしていく。
  2. 眉の筋肉をつまみ外側に円を描くように動かしていく。
  3. 眉間に中指を当て、下から上に押し上げてほぐしていく。

長くやりすぎると肌に負担となりますので、まずは朝晩10回ずつ始めて様子を見るようにしましょう。

なおマッサージは、肌への摩擦を防ぐためにクリームやオイルをシワと逆方向に伸ばすように塗ってからおこなってください。

表情筋を鍛えて眉間のシワを改善しよう

表情筋を鍛えることは、シワの改善にもつながると考えられています。

眉間や額をほぐした後、目を大きく5秒間開きキープします。その際、まぶたに力を入れて開くようにしましょう。このとき眉毛をあげたりすることがないよう意識してください。続いて、目を細めて5秒間キープします。このとき、眉間にシワが寄らないように意識します。もし、額や眉に力が入ってシワが寄りそうな場合は、手でシワを伸ばしながらおこないましょう。それぞれ、5回ほど繰り返します。額や眉にシワが寄らないように練習していきましょう。

眉間のシワ改善を意識した生活習慣

眉間 シワ改善を意識しウォーキングする女性

日々の生活の中で、気づかないうちに目への負担がかかってしまい、眉間のシワの原因を作ってしまうケースが見られます。目を酷使しない習慣を付けることを意識しましょう。

眉間のシワにつながる生活の癖を改める

パソコンやスマートフォンを長く見ていると目が疲れてしまいます。また、目を細める癖がある方は、その影響で眉間にシワができやすくなります。これらの行動は、無意識のうちにしてしまっていることが多いです。普段の生活の中で、目を酷使していないか、細めていないかなど意識する機会を作ることで眉間のシワは改善に向かう可能性があります。

眉間にシワを寄せない生活習慣を意識しよう

睡眠不足、偏った食生活などが原因で肌のターンオーバーが乱れ、眉間のシワにつながってしまうことがあります。特にストレスを感じると、寝ている間にも知らず知らずの間に眉間にシワが寄ってしまうことも。生活習慣の乱れもストレスの原因になることがあるので、日頃から趣味や軽い運動などでうまくストレスが発散できるように心がけましょう。

医師 高藤円香

医師 高藤円香からのコメント

眉間にシワを作らないためには、表情筋の緊張を和らげる生活習慣が大切です。特にストレスは、交感神経を優位にし、無意識に眉間に力が入る原因に。

慢性的に緊張状態になっていると、皺眉筋(眉間に縦ジワを作る筋肉)や鼻根筋(眉間から鼻にかけての部位にある筋肉)が過剰に収縮し、シワの定着を招きかねません。深呼吸や瞑想、趣味の時間を持つといった工夫で、ストレス対策をしてみてください。

また、温かいタオルを眉間や目元に当てると、血行が促進されるため、筋肉の緊張が緩和され、リラックス効果が期待できます。医学的にも温熱療法は筋肉の硬直を和らげる手段として有効です。

加えて、スマホやパソコンの長時間使用による眼精疲労も眉間の緊張を招きます。定期的な休憩や目のストレッチを取り入れるのもよいでしょう。こうした日々の小さな習慣が、シワ予防につながります。

まとめ

眉間のシワのメカニズムやシワになりにくい対策を紹介しました。生活の癖が原因でできやすくなる眉間のシワですが、日頃からどうやったらシワができやすくなるのかを意識して、シワになりにくい毎日を心がけていきましょう。また、肌の乾燥やターンオーバーの乱れもシワを助長してしまうので、保湿を重点としたていねいなスキンケアを続けることも大切です。

監修:日本皮膚科学会 専門医・日本色素細胞学会 
高藤円香(たかふじ まどか)

2013年防衛医科大学校を卒業後、臨床研修を修了。その後、大阪大学医学部附属病院や自衛隊阪神病院で研修ののち、皮膚科専門医を取得。現在は、皮膚科医として地域の方々の一般診療をメインに、アトピー性皮膚炎や乾癬などの診療にあたっており、執筆・監修などにも力を入れている。

※この記事は、正しい情報発信を行うために、医師に監修を依頼しております。商品について医師が推薦を行うものではありません。

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