乾燥小じわは年齢を重ねるとともに水分が少なくなり、乾燥が進み細かいしわが目立つようになりますが、20代から悩む方も多いでしょう。加齢以外には紫外線や間違ったスキンケア、食事、運動、睡眠の生活習慣の乱れからもおこるとされています。
ここでは乾燥小じわの原因と改善方法を紹介します。自分に合った原因と改善方法を見つけてぜひ実践してみてください。
乾燥小じわとは肌表面にできる浅く細かいしわのこと
乾燥小じわとは、表面にある角質層にできる浅く細かい筋のようなしわのことを指し、"ちりめんじわ"とも呼ばれています。
肌は「表皮層」「真皮層」「皮下組織」の3層構造になっています。その中で乾燥小じわができる角質層は「表皮層」にあたる層です。
角質層は肌の最も外側にある層で、紫外線や乾燥、摩擦、ウイルスや細菌などの外部刺激から肌を護ってくれる、いわゆる「バリア機能」の役割を持っています。バリア機能が低下すると肌に必要な水分が逃げて、乾燥小じわができてしまうのです。
乾燥小じわとしわの違い
しわの種類は大きく分けて3つあります。
- 乾燥小じわ
- 表情じわ
- 真皮じわ
乾燥小じわ
乾燥小じわは、皮膚表面の「表皮」にできるしわで、浅く細かいのが特徴です。
場所としては、乾燥が原因で皮脂の分泌量が少ない目元や口元にできやすいです。無意識に目をこする習慣があったり、スキンケアをうまくおこなえていなかったりするとできやすい傾向があります。
表情じわ
表情じわは、笑ったときに目尻にできたり、顔をしかめたりするときに眉間やおでこにできるしわです。
年齢を重ねていくと表情を作っていないときにもしわが残る特徴もあります。日頃同じ表情をしていたり、スマートフォンを見ているときに無意識に眉間にしわが寄ったりすることでできやすくなります。
真皮じわ
真皮じわは、皮膚の奥にある「真皮」部分にできるしわのことです。
長年にわたり蓄積された紫外線や花粉、ほこりなどが肌の負担となり、年齢を重ねるとともにあらわれます。紫外線は真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を破壊します。破壊されるとハリや弾力を失って、しわやたるみとなってあらわれるのです。表情じわのケアをしないままだと真皮じわが進行すると言われています。
乾燥小じわができる原因
乾燥小じわは肌の乾燥はもちろん、紫外線や生活習慣の乱れなどさまざまな要因が重なってできやすくなるのです。ここでは5つの原因を紹介します。
- 角質層の乾燥
- 間違ったスキンケア
- 紫外線
- 生活習慣の乱れ
- 加齢
角質層の乾燥
乾燥小じわは、肌の一番外側にある角質層部分の水分が低下することでできてしまいます。角質層は3つのうるおいを維持する機能が存在しますが、それぞれの機能が不安定になることで乾燥小じわができやすくなるのです。
- 皮脂膜
- 天然保湿因子
- 角質細胞間脂質
皮脂膜
皮脂と汗が混じりあってできたものです。角質層の内部の水分を失わないよう蓋をしてくれるような役割をしています。
天然保湿因子
角質層の内部にあり、アミノ酸や尿素などからできており、水分を抱え込んで保持する役割があります。
角質細胞間脂質
角質層の細胞と細胞の隙間を埋めている脂です。約50%をセラミドが占めており、水分を逃がさないようにする役割をもっています。
間違ったスキンケア
洗顔やクレンジング時に強く擦っていたり、洗顔後の水分をふき取るときに強い摩擦がおきるようなやり方をしていたりする場合は注意が必要です。肌に強い刺激が加わってしまい、乾燥小じわが発生する原因になってしまいます。
紫外線
紫外線は、古い肌細胞から新しい肌細胞へと生まれ変わるターンオーバーを乱れさせてしまいます。肌のターンオーバーが乱れると細胞同士のつながりが弱まり、隙間が空いて水分が蒸発することで乾燥につながります。すると肌のバリア機能が低下し、乾燥小じわができやすくなってしまうのです。
生活習慣の乱れ
乾燥小じわができる原因は外的要因だけではありません。偏った食生活や運動不足、睡眠不足など内的要因によってもおこるとされています。
偏った食生活はビタミンやミネラル、タンパク質などが不足してしまう要因です。不足することにより、肌のハリや弾力を維持するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成を妨げてしまいます。
また睡眠不足も肌を回復させる力が衰え、ターンオーバーが乱れます。そしてうるおいを保持できなくなり、バリア機能が低下して結果的に乾燥小じわができてしまうのです。
加齢
加齢とともに肌の水分量が減り、ハリがなくなって乾燥小じわができてしまいます。また新しい肌細胞に生まれ変わるターンオーバーが遅くなり、新陳代謝がうまくおこなわれなくなることで乾燥小じわができやすくなるのです。
乾燥小じわができやすい部分
乾燥小じわはおもに目元、口元、おでこにできやすいです。乾燥小じわができやすい理由を紹介します。
目元
目の下や目尻などの目元は皮膚が薄く皮脂分泌も少なく、とても乾燥しやすい場所です。うるおいを維持できる量も少ないので、意識的に保湿をしないと水分や脂分が逃げやすくしわが目立つようになってしまいます。
口元
口元も目元と同じように皮膚が薄く、皮脂分泌も少ないので乾燥小じわができやすいです。皮脂分泌が少ないと水分を逃がさないようにする蓋のような役割が弱まり、肌内部の水分が蒸散しやすく、乾燥を招いてしまいます。またよく動かす場所でもありますので、しわができやすい要因にもなるのです。
おでこ
おでこの横じわは、普段から目を見開いたりまゆ毛を上げたりする動きをするクセのある方はできやすいです。また、おでこの筋肉の衰えや頭皮のコリも乾燥小じわができると言われています。
乾燥小じわを改善する方法
乾燥小じわは、スキンケアや日頃の生活習慣を見直し、早めに対処することで改善が期待できます。
摩擦を抑えた洗顔
摩擦を抑えた洗顔は肌の乾燥を防ぎ、乾燥小じわの予防・改善につながります。また汚れを素早くしっかり落とそうと洗浄力の強い洗顔料を使ってしまうと、肌に必要な油分も落としてしまいますので、うるおいをキープできる優しい洗顔料を使ってみましょう。
洗い方も気をつけてください。まず洗顔料をよく泡立てて、もこもこの泡で肌の上で転がすように洗います。洗い流すときは、35度前後のぬるま湯で洗顔料が残らないようにていねいにしっかり洗い流してください。洗い流したあとは、タオルやティッシュなどで優しく押さえて水気を吸い取りましょう。
しっかりと保湿
乾燥小じわをおこさせないためには、保湿が非常に大切です。乾燥している肌にはヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分が入っているものを試してみてください。
保湿ケア方法は、化粧水は100円玉くらいの大きさ、乳液は10円玉くらいの大きさで取ります。顔の表情が変わらないように力を入れず優しく押さえながら肌へ浸透させましょう。もし保湿ケアでべたつきを感じるという方は、一度で塗ろうとせず小分けにして塗ってみてください。
紫外線対策
紫外線は1年中降り注いでいます。日焼け止めは出かけた後ではなく、出かける前に塗ることで紫外線を防ぐ効果が得られるとされています。汗や皮脂で日焼け止めはどうしても落ちてきてしまいますので、2〜3時間置きにこまめに塗り直しましょう。
また帽子とサングラスを使用すると、目元に受ける紫外線を効果的に防止できます。帽子だけですと紫外線を防げる割合は50%ほど、サングラスを一緒に使うと95%ほど紫外線を防げるとされています。サングラスは、紫外線カット率を選ぶことがポイントです。
健康的な食事・運動・睡眠習慣を見直す
乾燥小じわを改善し肌の弾力やハリを保つためには、生活習慣を整えることが必要不可欠です。「食事」「運動」「睡眠」は若々しさを保つための必要な習慣ですので、できるところから見直してみましょう。
■食事
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEには、皮膚や粘膜などの働きを促してくれる機能があります。ビタミンCにはコラーゲン生成促進機能や細胞活性化作用など、ダメージを受けた肌の修復する効果があるとされています。
栄養素 | 多く含む食材 |
---|---|
ビタミンA (βカロテン) |
ニンジン、カボチャ、トマト、ホウレンソウなどの緑黄色野菜、卵、チーズ、うなぎ、レバーなど |
ビタミンB2 | 納豆、卵、モロヘイヤなど |
ビタミンB6 | マグロ、カツオ、鶏肉、バナナなど |
ビタミンC | レモン、オレンジ、キウイフルーツなどの柑橘系のフルーツ、じゃがいも、さつまいもなどのイモ類、ピーマン、ブロッコリーなど |
ビタミンE | アボカド、かぼちゃ、ゴマやアーモンドなどの豆類 |
コラーゲン | 鶏の手羽、フカヒレ、牛すじ、鶏皮など |
■運動習慣
適度な運動は血液の循環が良くなり、酸素や栄養を全身に運んでくれます。肌の代謝が高まってターンオーバーが整い、溜まっていた老廃物が排出されるようになります。運動のなかでも有酸素運動をおこなうことで血液中の酸素を多く取り込め、肌細胞が活性化されるのでおすすめです。まずは軽いウォーキングから始めてみてください。
■睡眠習慣
十分な質の良い睡眠を取ることは肌だけでなく、体全体を健康にするためには欠かせません。睡眠時間を確保することも必要ですが、睡眠の質を高めることが重要です。質の良い睡眠とは「寝床についてからスムーズに入眠できる」「気持ちよくすっきりと目覚める」「日中に強い眠気がなく元気よく過ごせる」などを指します。
睡眠の質を高めるために以下のことを意識して試してみてください。
- ぬるめの湯船で体を温める
- 寝る前はスマートフォンを触らないようにする
- 朝起きたらすぐにカーテンを開けて外の光を浴びる など
睡眠の質を高めることで肌のターンオーバーを促進させます。良質な睡眠をとり、健康的な肌を作りましょう。
まとめ
乾燥小じわの原因と改善方法を紹介しました。乾燥小じわは紫外線対策や保湿を欠かさずおこない、食事や運動、睡眠習慣を見直して美しい肌を育みましょう。
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