製品を包む「残糸タオル」 誕生秘話と大切にしている思い

製品を包む「残糸タオル」 誕生秘話と大切にしている思い

持続可能な開発目標=SDGsの達成に向けた取り組みが世界中で行われていますが、目標12「つくる責任 つかう責任」では、持続可能な生産消費形態を確保することが目標として設定されています。限られた資源を有効活用することはさまざまな製造メーカーに求められる社会的責任のひとつ。最近では、捨てられるはずだった廃棄物や不用品を、新しい製品として再生する「アップサイクル」という手法が注目されています。

実はドモホルンリンクルのガラス瓶製品を包んでいるタオルもアップサイクルなんだとか。30年近くも前から取り組んでいるそうですが、その事実はあまり知られていません。なぜアップサイクルしたタオルで製品を包むことになったのか。その目的と狙いはなんなのか――研究開発部の野口雅彦に残糸タオルの知られざるストーリーを聞きました。

野口雅彦

野口雅彦
のぐち・まさひこ
再春館製薬所 研究開発部

2006年、再春館製薬所に入社。研究開発部に所属し、製品開発から容器・資材の開発、ブランディングに至るまで多岐にわたる業務に従事。

「残糸タオル」は今治産の高級タオルから生まれた?

ドモホルンリンクルでは、ガラス容器の製品は割れないようにタオルに包んでお客様のもとへお届けしています。緩衝材として使用しているこのタオル、実は愛媛県のタオルブランド「今治タオル」の工場で棄てられていた糸(残糸)をつかって織られているものなんです。

「残糸タオル」は今治産の高級タオルから生まれた?

製品を届ける緩衝材として「残糸タオル」を使うようになったのは1994年のこと。製品やパッケージのリニューアルをするにあたり、品質向上や安全・安心レベルを引き上げることと同様に、ストレスフリーな製品に設計し直すなかで生まれたアイデアでした。

大切なお客様に製品をお届けするためには、製品をしっかり保護する必要があります。箱を頑丈で"立派"なものにする選択肢もありますが、お客様の手元に届けばただ捨てられるだけのものになってしまいます。すぐに廃棄されるようなものを作り、届けること自体「もったいない」ことですし、なによりもお客様のご負担になっていたとしたら本末転倒です。

ゴミにならないもので製品を保護してお届けするにはどうすればいいのか。緩衝性を担保した上で、かつ日常でも活用できるものにお包みしたらお客様に喜ばれるのではないか。議論を重ねる中で候補として「スポンジ」や「換気扇フィルター」などが浮上しましたが、どれも生活感がありすぎて製品が届いたときのワクワク体験を損ねるとして却下されていきました。

ゴミにならないもので製品を保護してお届けするにはどうすればいいのか

そんなとき、ある社員がアイデアを探すために東京の生活雑貨店に足を運びます。

その売り場でたまたま見つけたのが今治タオルの「残糸タオル」だったのです。今治タオルは今でこそ復活を果たしていますが、当時は海外からの安価なタオルに押され業界全体が厳しい冬の時代に突入した時期。事実、今治タオルの生産量は1991年の5万456トンをピークに、2001年には半分以下の2万3398トン、その後は最盛期の5分の1まで落ち込んでいます。

そんな状況下で、工場で棄てられていた糸に着目して新たにつくられたのが残糸タオルでした。同社員は雑貨店でたまたま見つけたそのタオルに感銘を受けます。廃棄糸を使用しているという製品コンセプトもさることながら、残り糸を使って織られているため、同じ柄のものがまったくないこと、肌ざわりが良く高品質なタオルであることに衝撃を受けたのです。

「もしこんな素敵なタオルにドモホルンリンクルが丁寧に巻かれて届いたら、お客様はうれしいに違いない」。そう直感した当該社員は、すぐに製造メーカーに連絡を入れ、交渉をはじめます。

タオルメーカーさんにとっては新しいチャレンジです。商品ではなく緩衝材としてのタオルはどういう厚み、どういう質のものがいいのか。緩衝材とはいえ、今治タオルのブランド価値を損なうようなものであってはいけない。相当なプレッシャーもあったと思いますが、さまざまな課題を克服し、緩衝材として製品をお包みして、その後もお客様に長く使っていただけるドモホルンリンクル専用の「残糸タオル」が完成しました。

残糸タオル

余談にはなりますが、このタオルは、大変肌触りがよく、また吸水性に優れているのでさまざまな用途でお使いいただけます。台拭きや食器を拭くのにも使えますし、赤ちゃんの体や顔を拭くことにも使えますし、縫い合わせてスタイにしていらっしゃるお客様もいます。コロナ禍でマスクが不足したときに、残糸タオルでマスクをつくったお客様もいらっしゃったんですよ。緩衝材がこのように広く使われていること、本当にうれしく思っています。

「もったいない」の積み重ねがとても大事

残糸タオルを緩衝材としてつかうアイデアは、今では「ありがち」と言えますが、当時としてはかなり斬新なものではなかったかと思っています。

もっとも私たちが先進的な会社である、なんてことを言いたいわけではありません。そもそも私たちは地球の未来のこと、地球環境全般のことを考えてやったということでもありません。あくまで「もったいない」からやっていたこと。もったいないことはやめよう、やれることからやっていこう、という程度のことなのです。

大それたことを言うつもりはありませんが、「もったいない」の積み重ねがとても大事なことだと思っています。もったいないと感じられるからこそ、限られた資源を有効活用したり、生産と消費のライフサイクルをなるべく循環させるためのアクションにつながっていくのだと考えています。

「もったいない」の積み重ねがとても大事

企業としてやれることはたくさんあります。

容器ひとつとっても、どんな形状にするかでリサイクルができるか否かが変わってきます。リサイクル素材を使っていても、デザインを優先するがあまり複雑で分別しづらい形状にしていたら、リサイクルされない可能性が高まるのです。だからこそ、お客様がご使用になった後、分別しやすいよう容器のデザインや構造をシンプルにすることを目指していたりします。

こうした取り組みは、たしかに地味です。しかし、こういう地味な取り組みを積み重ねることを、私たちはこれからも大切にしていきたいし、継続して行っていきたいと思っています。

地味な取り組みを積み重ねることを、私たちはこれからも大切にしていきたいし、継続して行っていきたいと思っています

ドモホルンリンクルは季節や肌質を問わずに、お使いいただけます。

お肌に現れるさまざまな悩みの根本的な原因をご存じですか?それはお肌本来に備わるすこやかになろうとする力が低下していること。原因は一つだから解決法もただ一つです。それぞれの悩みにではなく、「準備」から「基本」までのワンラインで段階的に働きかけていきます。
もちろんお肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。あなたのお肌にあった解決方法を一緒に考えさせていただきます。あなたの大切なお肌に、私たちはこれからも寄り添ってまいります。

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