つむぎ

ドモホルンリンクルを支える、パワーを秘めた自然素材【長白参】

ドモホルンリンクルを支える、
パワーを秘めた自然素材【長白参】

2024.03.08
この記事は4分で読めます

ドモホルンリンクルのベースとなっているのは、探し求めて見つけたこだわりの天然原料。今回はブランドの歴史の中でも特別大切にし、脈々と受け継がれてきた「長白参」の物語です。

長白参

中国吉林省の長白山地で7年間かけて育てられた希少な高麗人参。その「ひげ根」には、大地の滋養がたっぷりと蓄えられています。再春館製薬所では「長白参」を余すところなく引き出すべく研究を重ねてきました。

今年50周年を迎えるドモホルンリンクル。ブランドを支える天然原料のなかでも長く配合しているもののひとつが「長白参」です。「より良いものを」と探し求め、行きついたのが中国吉林省の長白山の麓にある高麗人参の街。ここは土の養分や一年を通した気候など、良い高麗人参が育つ条件が揃っている特別な土地で、中国の中でも最高峰の高麗人参が育つといわれています。中でも川の流域にある限られた土地で見つけたのが7年かけて育てられた高麗人参。再春館製薬所は長白山にあやかり、「長白参」と名づけました。

長白山

万年雪を抱く長白山の山頂には、美しいカルデラ湖が。養分を蓄えた肥沃なこの土地で、最高峰の高麗人参「長白参」は人々の智慧によって育てられています。

7年の歳月が育てた高麗人参の最高峰

多くの高麗人参は4〜5年で収穫されるところ、「長白参」は7年かけて育てられます。しかも3年たったら一度掘り起して弱い人参を取り除き、強い人参だけを残します。そしてその人参の「ひげ根」を間引きし、養分を蓄えた新たな畑に植え替えて4年かけて太らせ、さらに「ひげ根」に栄養を蓄えさせるのです。というのも皮の部分の栄養が特に豊富といわれている「長白参」の「ひげ根」は、栄養の宝庫だから。そうやって「長白参」にすべての栄養を吸い取られた畑は、肥沃な土地に戻るまでは30年もかかるそうです。
このように手間も時間もかけられた「長白参」は実にパワフル。実際に現地を訪れた再春館製薬所の研究員は、「長白参」だけでなく、土地やそこに住む人々のパワーにも圧倒。この貴重な「長白参」を丸ごと、余すことなくお客様の肌に届けたい…と本格的な研究が始まったのです。

本体と「ひげ根」を分別する作業

畑を掘り起こし間引く作業、加工場で本体と「ひげ根」を分別する作業などはすべて手作業でおこなわれます。

いつまでも最高のものを
お客様に届けるために…

有用成分が豊富な「ひげ根」は「長白参」の本体100gから、わずか2〜3gしかとれない貴重なもの。自然の恵みをいただくからには、いかにその良さを引き出すかが大切です。その貴重な素材は、原料の持つ力を引き出すために加工法にひと手間加えるという漢方の知恵のひとつ「修治」に習って、煮だす、蒸らす、乾燥させる、燻製にするなど、ありとあらゆる手法でエキスを抽出し、評価検証を繰り返しました。数えきれないほどの失敗も。納得のいくものができても、「もっと良いものができるのではないか」「お客様に良いものを届けたい」とあきらめずに試行錯誤し、抽出法を変えることによって働きの異なる現在の4種類のエキスが誕生しました。それが2種類の人参エキス※1と油溶性人参エキス※2、御種人参発酵液※3です。
お客様の肌をすこやかに導くために自分たちに何ができるのか、他にできることはないのかと、現在もさらなる研究を進めていますが、新たな課題も。それは持続可能な原料の調達です。気候変動による土地への影響のほか、安定した品質のために、新しい栽培法などの研究も始めています。
「この先もずっと使いたい」と思っていただけるよう、「できることのすべてをかけて」の想いで、これからもより良い原料探し、抽出方法を探求し続けます。

※1 配合目的:肌をすこやかに保つ
※2 配合目的:肌にハリを与える
※3 配合目的:肌をすこやかに保つ・肌にハリを与える

品質を確認する人

研究員が、畑だけでなく、どのような加工で品質が保たれるか、その過程を自分の目で確認します。

その他の原料へのこだわり

この記事をシェアする

オンラインイベント
配信アーカイブ