そばかすと老人性色素斑(一般的には「シミ」と呼ばれる)は、どちらもシミ(色素沈着全般)の一種に分類されますが、見た目の特徴には違いがあります。
本記事では、発生メカニズムの異なるそばかすとシミ(老人性色素斑)の特徴や見分けるポイントを解説しつつ、シミ全般の予防に効果的な美白有効成分と、日常でできる対策を解説します。
そばかすとシミの違い・見分け方とは
シミ(色素沈着)には複数の種類があり、そばかすもその一種です。そばかすを含むシミ全体とそばかすは、厳密には比較対象にはなりません。
しかし、一般的に「シミ」と呼ばれ、加齢とともに生じる老人性色素斑(色素沈着の一種)とそばかすの違いであれば、見た目での区別がある程度は可能です。
まずは、そばかすとシミ(老人性色素斑)を適切に見分けるためのポイントを整理していきましょう。
そばかすを含むシミの種類と特徴
そばかすは、シミ(色素沈着)の一種ですが、一般的に「シミ」と呼ばれる色素沈着とは異なります。
いわゆる「シミ」は、加齢に伴って現れる老人性色素斑を指す場合が多いです。
- そばかす(雀卵斑):小さな色素沈着で、左右の頬や鼻に出やすい。遺伝的な要素も要因になる
- 老人性色素斑(日光性黒子):さまざまな大きさの色素沈着で、頬や鼻に出やすく、進行すると顔全体に広がる。いわゆる「シミ」
- 肝斑(かんぱん):境界線のはっきりしない左右対称の色素沈着で、頬に出やすい
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):灰色がかった茶色、円形または楕円(だえん)形の色素沈着で、頬に集まってできやすい
- 脂漏性角化症(老人性イボ):イボのように盛り上がった色素沈着
- 炎症性色素沈着:傷、ニキビなどの炎症の跡にできる色素沈着
そばかすの正式名称は「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼びます。
そばかすとシミ(老人性色素斑)の見た目と見分け方
シミ(老人性色素斑)とそばかすは、見た目に違いがあります。
そばかすは、1〜4mm程度の薄茶色の斑点として現れ、鼻の上を中心に頬や目の下へと広がる特徴があります。
夏は色が濃くなり、冬に薄くなるといった季節による濃淡の変化が見られる場合もあります。
一方で、老人性色素斑は、顔全体、手、腕などの日光にさらされやすい部位に5mm以上の大きさで出現する場合が多いです。
老人性色素斑の境界は比較的はっきりしていて、色は茶褐色、形状はさまざまです。加齢とともに目立ちやすくなります。
そばかす・シミの原因とは
そばかすとシミ(老人性色素斑)は、発生に至るメカニズムが異なります。
それぞれの発生要因について詳しく見ていきましょう。
そばかすの原因
そばかすは、遺伝的要因が強いと考えられています。
幼少期から現れ始め、10代の思春期に濃くなり、加齢に伴い薄くなる特徴があります。特に、色白の日本人や白人に多い傾向が見られます。
紫外線の影響も見逃せません。遺伝的な要因を持つ方は、日光に当たると発症につながりやすくなります。また、そばかすの色が夏には濃く、冬には薄くなるといった季節ごとの変動もおこりやすいです。
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シミ(老人性色素斑)の原因
シミ(老人性色素斑)が生じるおもな要因は、紫外線の影響と肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れです。
老人性色素斑、日光性黒子とも呼ばれるシミ(老人性色素斑)は、紫外線を浴びすぎるとメラニンが過剰に生成されて発生し、増えてしまいます。
さらに、加齢などの影響でターンオーバーが乱れがちになると、メラニンを排出しきれず、黒い色素が皮膚に蓄積してシミ(老人性色素斑)が目立ちやすくなります。
スポーツやレジャーで紫外線を多く浴びる方は、20代でも、日光に当たる部位にシミ(老人性色素斑)が現れやすい傾向があります。
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そばかす・シミを予防する美白有効成分
一度発生したそばかすやシミ(老人性色素斑)は、完全には消せません。
しかし、美白有効成分を肌のお手入れに取り入れれば、新たなそばかすやシミ(老人性色素斑)の発生予防に効果があるとされています。
美白有効成分とは、医薬部外品の有効成分として「メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ」効果を厚生労働省から正式に認可された成分です。
代表的な美白有効成分の一つがナイアシンアミドです。ビタミンB群の一種で、シミもととなるメラニンが肌表面に出現する働きを抑制する効果が期待できます。
ビタミンC誘導体も主要な美白有効成分の一つです。メラニンを生成する酵素「チロシナーゼ」の働きを抑制するとされています。
トラネキサム酸も美白有効成分の一つで、紫外線や摩擦の刺激によって産生される酵素「プラスミン」の働きを抑制し、メラノサイト※の活性化を防ぐ効果が期待されます。
※メラノサイトとは、色素の一種であるメラニンをつくる細胞
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そばかす・シミ予防に効果的な日常のケア
遺伝的な要素が強いそばかすであっても、加齢の影響を大きく受けるシミ(老人性色素斑)であっても、日常のなかで実践できる対策はあります。
ここでは、具体的な方法を見ていきましょう。
肌のターンオーバーを整える
十分な保湿、質の高い睡眠の確保などによって肌のターンオーバーを整えましょう。
ターンオーバーが正常な場合、メラニンは1カ月程度で排出されます。
しかし、乾燥、加齢、睡眠不足などの要因でサイクルが乱れると、古い角質がはがれ落ちづらくなり、メラニンが肌に滞留して色素沈着が進みます。
ターンオーバーの乱れは、日々の生活習慣を全体的に見直す必要があります。
化粧水を十分に肌に与えた後、クリームや乳液でフタをするといった保湿の習慣に加えて、良質な睡眠を確保するなどの工夫を重ねましょう。
摩擦を避けて肌に刺激を与えない
肌への摩擦を避ける工夫も日々心がけてください。
肌に摩擦が生じると、皮膚がダメージを受けた部分を守ろうとしてメラニンの生成が促され、色素沈着を招きます。
メラニンは本来、紫外線によるダメージから肌を守る役割をもっていますが、摩擦などの刺激を受けた際にも生成される仕組みがあります。
素肌に直接触れるタオル、衣類などは柔らかい素材を選び、日常的な摩擦を減らす努力を続けてみましょう。
野菜や果物を意識して摂取する
ビタミンを多く含む野菜や果物を意識して取ってください。
野菜や果物に多く含まれているビタミンCは、シミ全般の原因となるメラニン生成に関わる酵素チロシナーゼの働きを抑制します。
強い抗酸化作用で体内の酸化を抑え、肌のターンオーバーを活発にしてメラニンの排出を促すビタミンEの摂取もおすすめです。
ビタミンCは、キウイフルーツ、イチゴ、パプリカなどに、ビタミンEは、ナッツ類、植物油、カボチャ、ウナギなどに多く含まれています。
紫外線対策として日焼け止めを小まめにぬる
シミ(老人性色素斑)、そばかす対策では日焼け止めを毎日使いましょう。
大豆一粒分などの日焼け止めを適量を手に取り、両頬・額・鼻・あごの5カ所に置いてください。
その後、円を描くように、指の腹でゆっくりぬり伸ばします。顔の中心から外側へ向かってなじませ、髪の生え際、あごのラインにも丁寧にぬり込みましょう。
日焼け止めの効果を持続させるには、2~3時間ごとのぬり直しが欠かせません。汗をかいた後も小まめにぬり直しましょう。
「そばかすとシミの違い」に関するよくある質問
そばかす、シミ(老人性色素斑)そのものの特徴について、あるいは「そばかすとシミの違い」について、本文では取り上げきれなかった疑問を取り上げ、回答をまとめました。
そばかすは自然に消えますか?
そばかすは自然には消えません。
幼児期から現れ、思春期にピークを迎えた後、年齢とともに徐々に薄くなる傾向がありますが、程度には個人差があります。
毎年の秋冬に薄くなると感じる場合は、紫外線の影響が軽減した季節変動の要因が関係している可能性が考えられます。
そばかす・シミ(老人性色素斑)・肝斑の違いは?
そばかす、シミ(老人性色素斑)、肝斑(かんぱん)は、いずれも肌にできる色素沈着の一種です。しかし、原因や見た目の特徴は大きく異なります。
そばかすは、遺伝的な要因が発生に大きく関係しています。1〜4mm程度の細かい茶色い斑点が両頬や鼻を中心に散在する特徴があります。
シミ(老人性色素斑)は、紫外線や加齢がおもな原因です。楕円(だえん)形や円形の5mm以上の斑点として現れる場合が多いです。
肝斑は、30代以降の女性に多く、ホルモンバランスの乱れがおもな原因とされています。色素沈着の大きさは4mm以上で左右対称に広範囲に現れ、不規則な形をしている場合が多いです。
まとめ|そばかすとシミの違いを理解して肌に合った予防策を
発生のメカニズムや見た目の特徴が異なりますが、そばかすとシミ(老人性色素斑)はどちらも肌の色素沈着です。
予防では、生活習慣の改善や野菜・果物の摂取を心がけつつ、紫外線対策を徹底し、美白有効成分を含む基礎化粧品を上手に活用してください。
正しい知識に基づいたケアを継続し、理想の肌を目指しましょう。
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※ 4 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
※ 5
表示名称:人参エキス、油溶性人参エキス-2、御種人参発酵液 配合目的:肌をすこやかに保つ・肌にハリを与える
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